付箋だらけ。人に嫌われる勇気を読んだとき以上の衝撃。
以下、引用。
「では、社会的な意味での勤勉性とは、どういうことかといいますと、エリクソンは、
社会のルールを守り、社会的役割、責任を果たしながら生きていく力を勤勉といいました。
その勤勉性をもうすこしせまく定義すると、家族、社会、周囲の人たちから期待されていることを、
自主的に、習慣的に実行する力が勤勉性なのです。(P114)
『しかし思春期以降は、自分を、いわば他者の目で見つめなければなりません。若い人が
鏡をよく見るようになるのもそのせいですね。アイデンティティの確立について、エリクソンは、
「自分を主観的に見ているうちはアイデンティティはできません。自分を客観的に見つめること。
思春期、青年期はそういうことがとても重要な発達課題になります」といいました。(P120)
「自分はどういう友達に選ばれたか、自分はどういう友達を選んだかで、自分はどういう人間かということにも
なります。そして、自分がやりたいことやなりたいものは、他者との関係で決まるのです。この時期に大切な他者は
、先生や尊敬する人も重要になりますが、それ以上に大切なのは、話が合う、気持ちが合う友達が、数はかぎられても
かならず必要です。価値観を共有することができる友達です。そういう友達と親密に交流することが、アイデンティティを形成し、
支えてくれるのです。友達の自分に対する評価や感想の蓄積が、自己像(アイデンティティ)の基盤になるのです。(P121)
これは、完全に納得。そんな納得はいらないかもしれんが・・・。(私の経験上)
「他者と深いまじわりをするには、自分のなかに取りこみたくなるようなイメージの人に、たくさん出会ってこなくては
いけないわけです。いいかえれば、自分のなかに他者のイメージを取りこむためには、自分にとって好ましい人のイメージ
からしか取りこめない、ということもわかってきました。(P123)
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