鈴木健さんのツイッターで知って、ポチッた本。
この本を読んだ全体としての感想は、「言葉」を論理的に使用すれば、
伝えたいことを伝えられる場合もあるが、「言葉」で伝えられるということを過信しすぎていないか、という気づきを得た。
そして、伝えたいことがあるにしても、
(1)伝えたいことを観察したヒトは、重要な事実を観察することが出来たのか???(重要な事実を、見ていないことがあるのでは???)
(2)伝えたいことの再現性について、本当に配慮していたのか???(例えば、サンプル数が少ないことや、
サンプル自体に偏りがなかったのか???)
例えば、細胞や脳については、「言葉」だけでは理解できないほど、多様性があって、
科学性(たとえば、再現性)は、なかなか担保するのが困難なのではないか???
むしろ、多様なものを、一義的に定義して、その多様性を捨象した定義を「盲信してしまう人」
がうまれてしまうことが一番、罪深いことではないだろうか???
法律や会計のとおりに、行かない現実は、サンプル数が少ないけれども知っているつもりであるが、
法律や会計とおりに進む現実もあると考えて、ほどほどに疲れない程度に実践するのがよいのではないか???7