かなり、濃い内容だったので、
読むのに疲れる面もあったが、なんとか読了。
特に、コーディングについては、なぜか監査調書のことを思い出した。
決算書の数字に向かって、原始証憑を起点として、リファレンスする感じと似ているなあ、と。
階層的コードが非常に印象的なのと、
それに関連して、図6・4のツリー構造のコードとノーツの引用(P326)が
便利だなあ、と。
そして、その図の説明書きで紹介されてある「アイディアツリー」というソフトウェアが便利そう。
最後に、民族誌や、定性的な方法については、「何を書いて、何を書いていないか?」という
批判や疑問意識をぶつけることが大事だということが、一番印象に残った。
会計でいえば、会計データや決算書は見ているけれども、「経営者や従業員の想い」
は見ていないといった感じだろうか???