トーネードの無職生活

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ヒストリーチャンネルで放映されたフォッケウルフFw190の番組を見る

2019-04-15 15:13:48 | 日記
 ヒストリーチャンネルで放映された第二次世界大戦のドイツ空軍の戦闘機であるフォッケウルフFw190の番組を見ました。Fw190は私の最も好きな戦闘機のひとつでもあります。その飛ぶ姿は美しい。なんと言っても美しいの一言に尽きます。

 なぜ、それほど美しいと強調するかと言いますと、第二次世界大戦時のヨーロッパの戦闘機はほとんどが液冷エンジンで空冷エンジンを搭載した戦闘機はちょっと例外的な存在でした。空冷エンジンが前面に大きく面積を占めているために空気抵抗があるわけです。それを可能な限り低減するために、幅広のエンジンから胴体をすーと絞っているのですが、そのラインが絶妙だと感じるのです。そんなわけで美しいとつい強調したくなってしまいます。

 第二次世界大戦に突入した時、ドイツ空軍の戦闘機はメッサーシュミットBf109でした。この機体はダイムラーベンツの液冷エンジンを搭載していて、そのエンジンを他機に回す余裕はドイツの工業力をもってしてもありませんでした。そこで空冷エンジンを搭載した戦闘機を開発させてみて、そこそこのできの良い機体ができたらめっけもの程度の考えで、ドイツ空軍はフォッケウルフ社に新型戦闘機の開発を発注したのだと思います。

 ところが出来上がった戦闘機はBf109の性能をしのごうかというような高性能の機体で、Bf109がコンパクトな機体で発展性に限度がありましたが、Fw190はエンジンの馬力にも余裕があり武装も強力、しかも頑丈であり戦闘爆撃機としても運用できるという万能機でした。登場して英仏海峡に配備された部隊は、英国が誇るスピットファイアにたいして性能で上回り英国をかなり慌てさせました。

 番組に登場した機体はアメリカで飛行可能な状態で保存されている機体で、飛行する姿を堪能することができたわけですが、唯一残念だったのはエンジンがオリジナルのBMWのエンジンではなくアメリカ製のエンジンに換装されていたことでしょうか。それと驚いたのはコックピットがかなり狭い感じがしたことです。当時の日本人と比べたらドイツ人ずっと大柄だったはずなんで、かなり窮屈だったのではないかと思いました。ただ、ヨーロッパの戦場は大陸の戦いなのでそれほど航続距離が長くないというのがあります。窮屈も我慢できる程度だったのではないかなと想像しているところです。