茨城国体(国民体育大会)2019 ボウリングの日程

2019年10月04日 21時28分36秒 | 【お知らせ】

スケジュール、開催地/会場

全日程:2019年10月2日(水)~10月7日(月)

開催地(会場):取手市(フジ取手ボウル)

 国体:ボウリング

  • お知らせ

全種別にて、個人戦と団体戦(2人チーム)、団体戦(4人チーム)で行われます。

一度でもボウリングを経験したことがある人であれば、狙ってストライクを出すことの難しさはご存知かと思います。故に、滑らかに曲がるカーブボールを操り、連続でストライクを出し続けることは、まさに神業と言えます。国体では、個人・団体戦共に、各都道府県の代表が複数回ゲームを重ね、その合計得点で競い合います。もちろん狙うは連続ストライク。ピンを倒す快音を楽しみ、選手たちの神業を目の前でご覧になってみてはいかがでしょうか。 【スケジュール】10月3日(木)、5日(土)〜7日(月) in 取手市フジ取手ボウル
 
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もしも身近な人の自傷に気づいたら 孤独な対処法

2019年10月04日 15時33分37秒 | 社会・文化・政治・経済

ある調査によれば、日本国民の2割もの人が少なくとも1回は「死にたい」と考えた経験があるそうです。
国内の全自殺が、この2割から発生すると仮定しても、この人たちの99・9%は自殺しない計算になります。
なぜ多くの人は、自殺を願いながらも自殺しないのしょうか。
理由はさまざまでしょう。
しかし、自殺を思いとどまらせる究極的な理由は、何といっても死や痛みに対する恐怖感なのではないでしょうか。
自殺とは、それを願う者にとってもそれくらい恐ろしく、難しい行為だといえます。
心理的剖検とは、遺族を情報源として自殺既遂者が死に至ったプロセスを分析する調査です。
遺族の負担が大きい調査ですが、こちら側にもある種のタフさが求められるます。
というのは、提供される情報がとても生々しいからです。
遺書や故人の生前の写真、自殺直前まで交わしたメールやSNS(会員制サイト)のやりとり、ネットの閲覧歴など。
調査を通じて実感したことがあります。
自殺者の行動は矛盾に満ちている、とうことです。
それは自殺の<迷い>です。

精神科医・松本俊彦のこころ研究所
2017年3月27日
yomiDr.記事アーカイブ

自傷とは、自殺以外の目的から自らの身体を傷つける行為を指します。典型的な自傷としては、リストカット――前腕を刃物などで切る行為――がよく知られています。

 自傷は、多くの誤解と偏見にさらされている行動です。

ともすれば、人々はそれを「人の気を 惹ひ くため」のアピール的行動と決めつけますが、はたしてそうなのでしょうか。実は、自傷は一人きりの状況で行われることが多く、しかも、ほとんどの場合、誰にも告白されません。また、自傷の多くは、怒りや絶望感といった、「つらい感情」をやわらげる意図から行われています。

要するに、自傷とは、誰にも頼らずに心の痛みを解決しようとする試みなのです。その意味では、アピールとは正反対の行動、孤独な対処法といった方が適切でしょう。

 今日、10代の若者の1割に自傷の経験があるといわれています。ですから、自分の身近に自傷をする人がいたとしても、少しも不思議なことではありません。

 それでは、もしも身近な人が自傷をしているのに気づいたら、あなたはどうしますか。

 今回は、自傷する人をサポートする際にお願いしたいことを書いてみます。

最初のお願いです。

 もしも生々しい自傷の傷を発見した場合に、驚いたり、怒ったり、叱責したりしないでください

怖がって顔を 背そむ けたり、過度に同情して涙を浮かべたり、悲しげな顔をしたり、不機嫌になったりするのも好ましくありません。もちろん、「見て見ぬふり」もダメです。こうした反応はいずれも本人にとってインパクトの強い反応であり、かえって自傷をエスカレートさせる可能性があります。

 最も望ましいのは、「よき外科医のような態度」です。具体的にいうと、まずは穏やかかつ冷静な態度で傷の観察をし、必要な手当てを粛々かつ丁寧に行うことです。このことを格言風に要約すると、次のようになります。

 「Respond medically, not emotionally(感情的に反応するな、医学的に反応せよ)」

「自傷はダメ」はダメ

 自傷する人に対して、「自分を傷つけてはダメ」と叱責したり、「もう二度としない約束」をとりつけたりするのは、やめてください。

 自傷は、つらい状況を生き延びるために本人ができる、たった一つの解決策なのです。そのようなつらい状況を解決しようともせずに、表面化した現象だけをやめさせるのは、いささか酷な話です。

 また、自傷する人の多くは、命じられたり、決めつけられたりするのが苦手です。それだけで余計に自傷したい衝動に襲われてしまう人もいます。

それに、「もう二度としない」などと約束させられたら、自傷のことを誰にも相談できなくなってしまいます。

是非をめぐって議論しない

 自傷する人と自傷の是非をめぐって議論するのは、「百害あって一利なし」です。特に「自分を大事に」とか、「親からもらった大事な身体じゃないか」とかいった、お決まりの説教も、自傷の当事者には伝わらないでしょう。

 そもそも、なぜ自傷してはいけないのでしょうか。自傷をくりかえす人のなかには、「自殺しないために」、あるいは、「人に暴力をふるいたい衝動を抑えるために」切っている人だっているのです。自殺や暴力に比べて、死なない程度に自分を傷つけるのが、「絶対にいけない」という理由など、ありえるのでしょうか。

 それでも、一つだけ確実にいえることがあります。それは、「今現在ハッピーな人は、わざわざ自傷したりはしない」ということです。つまり、何かしらつらいこと、しんどいことを抱えているはずなのです。

好ましい面にも注目する

 相手に心を開いてもらうには、単なるダメ出しではうまくいきません。大切なのは、自傷の「好ましい面」にも注目することです。どんな自傷にも本人に役立っている面が必ずあります。実際、すみやかにつらい感情を緩和できる手段は、まちがいなく本人にとっては大きなメリットです。

 そのような面を認めたうえで、「切りながらつらい毎日を生き延びてきたんだね。大変だったね」とねぎらってあげてください。自傷を肯定するのではありません。「自傷しながらも困難な状況を生き延びて、今ここにいる」ということを肯定するのです。

 もちろん、「好ましくない面」を無視することはできません。自傷には好ましくない面が三つほどあります。第一に、しょせんは一時しのぎにすぎず、問題が根本的に解決されるわけではないということです。第二に、くりかえすうちに痛みになれてしまい、その結果、エスカレートしやすく、また、以前は自傷なしで乗り越えられたストレスにも自傷が必要となっていくことです。そして最後に、周囲から誤解されたり、おそれをなした友だちが離れていったりして、その人が孤立する危険があるということです。

 とはいえ、好ましくない面をあげつらい、自傷がいかに 馬鹿ばか げた行動か説得しようとするのは、絶対にダメです。そうではなく、「自傷には好ましい面と好ましくない面の両方があり、簡単には良し悪しは決められないね」と、そのむずかしさに共感するようなスタンスがよいでしょう。

ケアしないこともまた自傷

 自傷した後に、傷の手当てを求めて学校の保健室や職場の医務室、あるいは医療機関を訪れるのはよいことです。もしも自傷する人がそのような行動をとったなら、「よくやったね」「頑張ったね」などと、ねぎらいの言葉をかけるべきです。

 自傷とは、単に自分を傷つけることだけを指すのではなく、その傷をケアしないことも含めた行為なのです。したがって、自傷後に傷の手当てを求めることは、「反・自傷的行動」(=自分を大切に行動する行動)として称賛に値します。その称賛は、「自分を大切に」などといったありきたりな説教より数百倍効果的でしょう。

 それから、自傷したことを告白した場合には、「話してくれてありがとう」と返してあげてください。

 すでに述べたように、自傷の本質は「誰にも頼らずに苦痛を緩和すること」にあり、その裏には根強い人間不信があります。それにもかかわらず、その人が自傷したことを正直に告白したという事実は、 脅おび えながらも人を信頼しようと勇気を出したことを意味します。これもまた、「反・自傷的行動」といえるでしょう。

 自傷の告白を穏やかに受け止めてくれる人とのつながりは、たとえ気の利いたアドバイスなどなくとも、ただそれだけで治療的な効果があります。

「見える傷」の背後には「見えない傷」がある

 自傷という、目に見える傷の背後には、外からは見えない心のなかの傷があります。実際、自傷をくりかえす人のなかにはつらい記憶を持っている人が少なくありません。

 そうした記憶のなかには、もしかすると本人も覚えていない、それこそ、「忘れている」ことさえ忘れているような記憶もあるでしょう。実は、自傷する人が切っているのは皮膚だけではありません。皮膚を切るのと一緒に、意識のなかでつらい出来事やつらい感情の記憶を切り離し、「なかったこと」にしているのです。少なくとも今はそのように切り離しておく必要があるのでしょう。

 ですから、本人が語り出すまでは解き明かすことを焦らずに、いまはただ、「見える傷の背後には見えない傷がある」と心得ておくだけよいでしょう。

最大の自傷は「助けを求めないこと」

 はじめに述べたように、自傷は10代の若者の1割が経験している行為です。その1割の自傷経験者は、早くから飲酒・喫煙を経験し、市販薬の乱用経験や薬物乱用者との交遊経験があり、将来の薬物乱用が危ぶまれる一群です。また、拒食や過食、自己誘発 嘔吐おうと といった摂食障害的な行動を併せ持っていたり、避妊しない性交渉や不特定多数との性交渉といった危険な性的行動をくりかえしたりする人もいます。

 要するに、生き方全体が「自傷的」なのです。しかし、その様々な問題行動のなかで最大の自傷的行動は、何といっても、「悩みや苦痛を抱えたときに、誰にも相談しないこと、人に助けを求めないこと」です。

 だからこそ、自傷について安心して話せる人とのつながりがとても大切なのです。それは、たとえ自傷をやめさせることができなくとも、その人の自殺リスクを低下させるのには寄与するはずです。

 そして、最後のお願いです。

 もしも自傷する人のサポートに悩んだら、迷わずに地域の保健所や精神保健福祉センターに相談してほしいと思います。支援者に求められる資質とは、何といっても、「人に相談し、助けを求める」能力ですから。

松本 俊彦 (まつもと・としひこ)
 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 部長

 1993年、佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院精神科助手などを経て、2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所 司法精神医学研究部室長に就任。以後、同研究所 自殺予防総合対策センター副センター長などを歴任し、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事。

 『薬物依存とアディクション精神医学』(金剛出版)、『自傷・自殺する子どもたち』(合同出版)、『アルコールとうつ・自殺』(岩波書店)、『自分を傷つけずにはいられない』(講談社)、『もしも「死にたい」と言われたら――自殺リスクの評価と対応』(中外医学社)、『よくわかるSMARPP――あなたにもできる薬物依存者支援』(金剛出版)、『薬物依存臨床の焦点』(同)など著書多数。

 

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自殺予防対策の発展に向けて

2019年10月04日 15時20分48秒 | 医科・歯科・介護

 週刊医学界新聞  第2906号 2010年11月29日


寄稿

心理学的剖検の実践

勝又陽太郎(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター研究員/臨床心理士)

 


 わが国では現在,1年間に約3万人の人が自殺で亡くなっています。しかし,なぜこれほどまでに多くの人が自殺で亡くなるのかは,いまだ解明されていません。

 自殺予防の専門家の間では,自殺の原因は1つではなく,多数の要因が複雑に絡み合って生じる,との認識が一般的です。

すなわち,わが国における自殺の特徴を説明するためにも,その背景に「どのような要因が存在したのか」だけではなく,複数の要因が「どのような人にどのように関連していたのか」を明らかにする必要があります。

これらの要因を詳細に分析するためには,警察庁の統計や厚生労働省の人口動態統計といった集合的なマクロ統計だけでは不十分であり,個別の自殺既遂者の情報を事例レベルで収集することが必要不可欠です。

しかし残念ながらわが国では,こうした研究はこれまでほとんど実施されてきませんでした。

自殺予防対策に直結する心理学的剖検

 世界各国では,こうした自殺既遂者の事例レベルでの情報収集において心理学的剖検(psychological autopsy)と呼ばれる手法が用いられ,これまでにも数多くの研究が行われてきました。

心理学的剖検とは,家族や友人など周囲の人からの情報収集によって,故人の生前の様子を明らかにしようとする調査手法の総称です。

 心理学的剖検には,比較的短時間で個別事例の豊富な情報収集が可能である反面,自殺者本人の主観的なデータが収集できないといった欠点があります。

事例レベルでの研究では,心理学的剖検のほかにもコホート研究など前方視的にデータを収集していく方法や,自殺既遂者の代わりに自殺未遂者から情報収集を行う方法などが用いられることがありますが,いずれも完璧なデータ収集方法とは言い切れず,調査にかかる時間やコスト,あるいは母集団の特徴(例えば未遂事例では女性が多く,精神疾患のパターンが自殺既遂者と異なる)などさまざまな短所を抱えています。

したがって心理学的剖検は,もちろんその調査手法に限界はあるものの,数あるデータ収集方法の中でも自殺予防対策に直結する「現実的な方法」として,多くの国で第一に選択されてきた手法であると言えるでしょう。

 筆者らは2005年度から,この心理学的剖検を用いた研究準備を進めてきました。そして07年度からは,「自殺予防と遺族支援のための基礎調査」という名称で,全国53地域の協力を得て本格的な調査を実施しています。

 調査は,原則としてトレーニングを受けた精神科医師と保健師などから構成される2名の調査員による半構造化面接によって行われます。

また,調査に用いた面接票は,海外の心理学的剖検研究のレビューと予備調査の結果に基づいて作成されたもので,家族歴,生活歴,自殺前の行動,死亡状況,過去の自傷・自殺企図歴,仕事の状況,経済的問題,生活の質,身体的健康,心の健康問題,援助希求といった幅広い観点からの質問で構成されています。

なお,この調査は,基本的には各地域において遺族ケアなどの支援を受けていらっしゃるご遺族にご協力いただきましたが,なかにはパンフレットなどをご覧になって直接われわれのセンターにご連絡をいただき,調査への協力を申し出てくださったご遺族もいらっしゃいました。

背景要因相互の関連性を立体的にとらえる

 09年12月末の時点で,76事例の自殺既遂事例について面接調査が終了し,現在もなお,少しずつ事例数を積み重ねています。筆者らは,これまでに収集されたデータをもとに,さまざまな角度からわが国の自殺の背景要因に関する分析を行っているところです。

 例えば,自殺既遂者の仕事と心理・社会的特徴との関連に関しては,無職の自殺既遂者では若年成人が多いのに対して,有職の自殺既遂者では中高年男性が多く,これら有職の自殺既遂者は,無職の自殺既遂者と比較して,借金を抱えており,うつ病などの気分障害に加えて,アルコール使用障害に罹患している者が多いといった特徴があることが明らかになりました。

この結果からは,働き盛りの中高年男性が,借金などの困難な問題を抱えた際に,悩みを紛らわすために大量に飲酒する中でうつ病に罹患するなど精神状態を悪化させている可能性が推察されます。

 このように,自殺既遂者の背景にあるさまざまな要因間の相互の関連性を立体的にとらえることによって,借金,うつ病,アルコールと一つひとつの問題への介入を単独で考えるだけではなく,専門家同士が連携し,自殺予防のための介入方法をより精緻化させていく必要性が浮かび上がってきます。

なおには,筆者らがこれまでに行った分析をもとにして発表した,自殺予防の介入ポイントを提示しました。

 

 自殺予防の介入ポイント

遺族が故人の自死を語る時

 最後に,調査にご協力くださったご遺族にとって,亡くなった方の話をすることにどのような意味があるのか,ご遺族の感想とともに筆者の考えを述べたいと思います。

 多くのご遺族にとって亡くなった方の話をすることは,少なからず辛い体験であることは容易に察しがつきます。ご遺族の中には,調査後に「いろいろと思い出して辛かった」という感想を率直に述べる方がおられます。

筆者の実感としては,こうした声は,比較的死別から時間が経過していて,ご自身の中で気持ちの整理がついておられる方から多く聞かれるように思います。

一般的には,「気持ちの整理がついた人でないとこういった調査への協力は無理だ」と思われがちかもしれませんが,実際に調査を実施すると,むしろ「気持ちの整理がついている人ほど,詳細を思い出すことが辛い」のではないかという印象すら抱きました。

 一方で,死別後1か月にも満たない間に調査への協力を申し出てくださったご遺族も数多くおられました。こうした方々からは,むしろ調査をきっかけに前向きに生きていきたい,という感想が多かったように思います。

「喪の作業」を進める契機に

 私たち人間が,大切な人を喪った体験を心の中で整理できている状態というのは,いわば,故人がどんな人で,どんな人生を送って,どのように亡くなっていったのか,その故人の人生に自分がどのようにかかわっていたのか,という故人と自分との一連の「物語」が一貫して整理されている状態と言えます。

この物語を整理する心理的プロセスを精神医学や心理学では「喪の作業」と呼びますが,このプロセスの中では,他者とのコミュニケーションが欠かせません。

 私たちは,葬儀などで親しい人とともに故人を偲ぶ中で,他者から見た故人の生前の姿を思い浮かべ,そして自分と故人との心理的距離感を相対化するうちに,故人との関係性の物語を整理していきます。

しかし,自殺者のご遺族の多くは,自殺だということを周りの人に隠していたり,あるいは家族の中でもその話題に触れずにいるうちに,結果として他者とのコミュニケーションを経ないまま時間が経過していきます。

実際,調査の中で,「初めて他人に話した」という方も少なくありません。もちろん,辛い体験をいつでも誰にでもただ単に話せばよいというものではありませんが,少なくとも自分自身で話をする決心をされたご遺族にとって,心理学的剖検に協力することはまさに,故人の人生を振り返り,自身の「喪の作業」を進める契機となったのではないかと思います。

 自殺対策基本法では,自殺の防止に加え,自死遺族への支援の充実も明記されていますが,実は自死遺族支援の起源はこの心理学的剖検にあると言われています。心理学的剖検の手法を確立させたEdwin Shneidman博士は,自殺の起こった後の事後対応を意味する「ポストベンション」という言葉の生みの親でもあります。

このように,心理学的剖検は,自殺防止対策を考える上で有用な調査方法であると同時に,自死遺族支援との繋がりもある重要な概念です。

したがって,その役割は「故人の死から学ぶ」という単純なものではなく,むしろ「確かにこの世に生きた人の人生」をご遺族,そしてわれわれの残りの人生に共に引き継いでいく作業にあるのではないかと考えています。


 

勝又陽太郎氏
2005年 都立大大学院人文科学研究科修士課程修了。精神科クリニックの臨床心理士やスクールカウンセラーとして臨床経験を積む傍ら,06年より国立精神・神経センター精神保健研究所の流動研究員として自殺予防研究に従事。2010年より現職。
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政治の安定が一番だ

2019年10月04日 12時03分03秒 | 社会・文化・政治・経済

▽日本ほど良いポジションにある国はない。第一に安定している政治体制だ。私自身も非常に評価している。政治の安定が一番だ。米国の政治学者のイアン・ブレマーさん
▽世界で大衆迎合主義と権威主義が高まる中、日本は社会的・経済的安定が際立っている。日本は他の先進国にまだ何かを教えることができるはずだ。英国で著名なエコノミストで英王立国際問題研究所のジム・オニール会長
▽保守の自民党と平和主義の公明よる20年間の連立は異例。従来の連立の政治学に挑戦するものだ。
公明党は、その規模以上の力を発揮して、自民党の重要な安全保障政策を抑制している。
1955年以来、自民党のアイデンティティーや綱領に関わる優先事項について、重要な政策上の譲歩を引き出している。
米インデイアナ大学助教授のアダム・P・リーフさんと米ノーステキサス大学准教授の前田耕さの共同執筆による論考。

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自公、数の力横行 「安定」強調の裏で 連立20年 「憲法違反」指摘の法次々

2019年10月04日 11時59分23秒 | 社会・文化・政治・経済

2019年10月4日 東京新聞

写真

 自民党と公明党が組む連立政権が発足してから、五日で二十年を迎える。両党は「政治の安定」を強調。一方で数の力を背景に、憲法違反と指摘される法案を次々と成立させてきたことへの批判もある。安倍晋三首相(自民党総裁)が改憲への意欲を重ねて示す中、公明の対応が焦点となる。

 公明の山口那津男代表は三日の党会合で、連立について「安定的な基盤をつくることで、国民のニーズを幅広く受け止めた」と語った。首相も一日に「関係はビューティフル・ハーモニー(美しい調和)だ」と元号「令和」の英訳をひいて蜜月関係を強調した。

 一九九九年十月に公明が連立に加わって以来、自公は二〇〇九年衆院選大敗で下野しても連携を続けた。一二年に政権復帰し、一三年参院選で勝利した後は衆参両院で過半数を維持。多数を武器に、それぞれが重視する政策を進めてきた。

 公明は消費税率10%への引き上げに伴う軽減税率導入を推進。自民が主導した集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法や、犯罪を計画段階で罰する「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法は「憲法違反」との批判を押し切った。

 首相は臨時国会を前に「参院選の約束を一つ一つ実現したい。憲法改正も約束の一つだ」と語る。一方、公明の北側一雄副代表は三日の記者会見で「憲法論議は、できるだけ多くの政党間で合意形成できるよう努めたい」と慎重な立場を崩さなかった。 (妹尾聡太)

◆政治改革の理念、機能せず

<中北浩爾・一橋大大学院教授(政治学)の話> 日本では、連立政権は選挙協力や政策協議で折り合えないことも多い。その中で唯一の安定的枠組みが自公だ。一方、あまりに強力なため、政権交代を通じて政治をチェックするという、一九九〇年代以降の政治改革の理念が機能しなくなった。

 
 

 

 


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自公政権とは何か

2019年10月04日 11時42分43秒 | 社会・文化・政治・経済

中北 浩爾  (著)

内容紹介

単独政権が可能な自民党は、なぜ連立を解消しないのか? 福祉重視の公明党はなぜ、自民党と連立するのか? 「連立」から日本政治を読み解く、初の本格的分析!

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ、自公「連立」なのか?単独政権が可能な自民は、なぜ連立を解消しないのか?平和・福祉重視の公明はなぜ、自民と連立するのか?「連立」という視角から、日本政治を読み解く自公政権にかんする、初の本格的分析!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中北/浩爾
1968年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中途退学。博士(法学)。立教大学法学部教授等を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授。政治学、特に日本政治外交史・現代日本政治論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 


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阪神・メッセンジャー、愛された「日本人」

2019年10月04日 11時34分08秒 | 野球

【短期連載:去りゆく勇者たち】

◆ 短期連載:去りゆく勇者たち

 秋は野球界にとって別れの季節でもある。自ら現役引退を告げる者、球団から戦力外通告を受ける者。新陳代謝が激しく、弱肉強食が常である勝負の世界では避けて通れない非情の時だ。

決断の秋…2019年プロ野球・引退選手まとめ

 彼らはチームに何を残し、あるいは、どんな悔いを残してユニホームを脱いでいくのか? 勇者たちの散り際を追ってみる。


◆ 第1回:阪神・メッセンジャー

 10月1日、長きにわたり阪神のエースとして君臨したR.メッセンジャーが離日した。

 「タイガースファン、本当に有難う。チームメート、CS(クライマックスシリーズ)頑張れ!」まさに最後のメッセージとなった。

 これに先立つこと2日前の9月29日、メッセンジャーは本拠地・甲子園で最後の先発マウンドに立った。中日・大島洋平との勝負。6球すべてストレートを投じ、最後は空振り三振に料理した。たった一人との出番でも試合後には望外の時間が用意される。ナインの手によって胴上げばかりか、グラウンド一周に、ファンから絶叫の声と別れのテープが乱れ飛ぶ。

 ここまで、虎党に愛され、球団から手厚く送り出された助っ人はいない。チームもまた、このメッセンジャーや、今季限りでの退団が決まっている鳥谷敬らとの別れを惜しむようにシーズン最終戦までの6試合で奇跡の6連勝。ポストシーズンへの夢をつないだ。


◆ 大和魂を持った助っ人

 メッセンジャーが来日したのは10年前の2010年のこと。マーリンズ、ジャイアンツ、マリナーズなど、メジャーの球団を渡り歩くもマイナーとの間を行ったり来たり。そんなときにマリナーズで巡り合ったのが城島健司だった。強打の捕手として海を渡ったものの日本へのUターンを模索している時期に阪神入団が決まり、メッセンジャーにも日本行きを勧めた。運命が大きく変わる出会いだった。

 当初は中継ぎ要因だったが、ローテーションに穴が開き、先発転向のチャンスをつかむと、そこからは白星を積み上げてエースの階段を登っていく。2014年には最多勝、さらに最多奪三振のタイトルも2度獲得(2013年と14年)した。猛虎に欠かせぬ右腕となって今季が10年目。ついに外国人選手枠を外れて日本人選手と同等の扱いを受ける権利を手に入れた。通算成績は98勝84敗。記憶にも記録にも残る「日本人選手」となっていた。

 外国人選手が日本で活躍するにはいくつかのハードルがある。米国スタイルに固執しないこと、日本人や日本文化を理解すること、グラウンドに立てば日本スタイルの野球を分析、研究することなどだ。

 メッセンジャーの場合は、来日直後から寿司に挑戦し、自宅では常に対戦球団のビデオを回すなど研究を怠らなかったという。加えてランニングを欠かさない練習の虫、今では中6日が常識となっている先発の登板間隔も、中4日で志願もする。前監督の金本知憲はこの外国人を、「大和魂を持った語り継がれる選手」と最大級の言葉で評している。

 決して優等生だったわけではない。チームメートに辛らつな言葉を浴びせ、ベンチのサインを無視して打席に入り問題を起こしたこともある。それでも野球に取り組む真摯な姿勢があったから、認められ愛された。


◆ 理想の引き際

 メッセンジャーが引退を表明したのは先月13日。そのわずか2日後に米国から悲報が届いた。

 1960年代に村山実らとともに阪神の助っ人エースとして活躍したG・バッキーさんの死去。享年82歳だった。このバッキーこそ阪神で100勝を記録して、メッセンジャーに更新の夢を託した伝説のOB。しかも最近までネット通話で交流を続けて投球術までアドバイスしていたという。エースのDNAは、こうして繋がっていたのだ。

 功労者として、球団では引退後のポストを用意したが、メッセンジャーはそれを固辞して米国で家族水入らずの生活を選んだ。それでもある球団関係者は「研究熱心でストイック。いい指導者になれる。ゆくゆくはコーチとして戻ってきてほしい」とラブコールを続ける。惜しまれて去る。理想の引き際を、38歳の「日本人」は手に入れた。


文=荒川和夫(あらかわ・かずお)

 

 

 
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DeNA対阪神、今季は8勝16敗1分

2019年10月04日 11時28分08秒 | 野球

 「でも近本やと思うけどね、オレは」

 クライマックスシリーズ(CS)を3日後に控えた10月2日の甲子園球場。全体練習を終えた阪神・矢野燿大監督の囲み取材だった。故障でCS出場が危ぶまれるジェフリー・マルテ内野手に代わる4番候補として、報道陣から大山悠輔内野手の話が振られたときだ。

レアすぎる高校時代の鳥谷に凄すぎる貫禄の筒香、ヤンチャそうな吉田輝星に中田翔&森友哉、藤浪らの大阪桐蔭時代。

 「1回4番を離れて、また4番を打つ気分も悠輔の中で違ったものもあったと思うし、悠輔に勝負どころで打ってもらうことが、うちのチームとしては必要なことやから」

  こう大山への期待を口にした指揮官だったが、すぐさま語り出したのが冒頭のキーマン・近本光司外野手への言葉だった。

敵地・横浜スタジアムでも8勝4敗。

 「勝ってるときも、近本が何かいい働きをしてくれているというか。やっぱりランナーで出ると、凄く向こうも嫌がる。4番1人にただ向かうだけなら、そんなに嫌じゃない。バッテリーって。それにプラスアルファがどんどん増えてくるから。走るんちゃうかな、とか。そういう中で、悠輔なら悠輔を迎えるのが、うちの理想形と思う。悠輔1人で向かうのと、チカ(近本)がいるのとでは圧倒的な差があるから、そういう意味ではチカやと思うよ」

 最終戦で6連勝を決めて広島をかわして3位に浮上。土壇場で手にした2年ぶりのCSのキーマンに、矢野監督はこう近本を指名したのである。

 今年のCSファーストステージは、順位的には2位のDeNAに対して最終戦で3位を確保した阪神という構図だ。ところがご存知のように両チームの今季の対戦成績を見れば立場は逆転する。

 16勝8敗1分。

 これが阪神から見た今季の対戦成績で、圧倒的に阪神が優位に立っている。決戦の舞台となる敵地・横浜スタジアムでも8勝4敗とダブルスコアの勝ち越しだ。

長嶋茂雄さん越えの159安打。

 データ的には阪神優位の数字が並ぶが、下位チームにとっては引き分けが負けと同じ意味を持つケースがあるCSのシステムでは、1にも2にも点が取れるかが最初の命題になる。チーム得点リーグ最下位と打てなかった阪神。そういう意味ではまさに今季の阪神の課題が、この3つの試合に集約されることになるわけだ。

 そこで指揮官が指名したのが今季、あの長嶋茂雄さん(現巨人軍終身名誉監督)越えの159安打を放ってリーグ記録を塗り替えたルーキーだった。

 対DeNA戦の打率は2割7分5厘、3本塁打でOPS.794。しかし舞台となる横浜スタジアムでは打率3割9分6厘の2本塁打で、OPSは実に1.119と数字が跳ね上がるのも心強いところだ。

 しかも36盗塁で2001年の赤星以来の2リーグ分立後新人史上2人目の盗塁王に輝いた足も、指揮官が指摘するように相手バッテリーには脅威となる。近本が出塁すれば、一気にベンチのムードも盛り上がるし、そういうムードメーカーとしての役割にも期待した矢野監督のキーマン指名だった。

 「僕もなんとかして塁に出ようとしていくので、正直、ホームランはいらない。ホームラン1本で1点入るよりも、僕が3回塁に出る方がピッチャーの消耗も大きいと思います」

 練習を終えた近本自身もこう語って、まずはチャンスメーカーとしての役割に徹することを誓った。

「まずは先発投手をいかに攻略するか」

 ちょうど同じ頃、横浜スタジアムではその阪神を迎え討つDeNAの練習が終わったところだった。

 「それよりまずは先発投手をいかに攻略するかでしょう。まずはそこだと思いますよ」

 こう語ったのはDeNAの田代富雄チーフ打撃コーチだ。

左腕コンビに打線が抑え込まれている。

 圧倒的に分の悪い対戦成績。その大きな理由に阪神の中継ぎ投手陣、特に島本浩也、岩崎優の中継ぎ左腕コンビに打線が抑え込まれていることがある。

 今季島本には15試合で防御率0・63、岩崎に至っては10試合で防御率0・00と完璧に封じ込められている。

 そこでこの日の三菱日立パワーシステムズとの練習試合では、DeNA側がお願いしてドラフト候補の左腕・浜屋将太投手に先発してもらうなど、虎のサウスポー対策にやってきになっているのが目に見えて分かる。

やはりDeNAのキーマンも1番打者。

 だが、打撃コーチの視点はそこではない。

 第1戦先発が予想される西勇輝投手から2戦目は青柳晃洋投手、そして3戦目に望月惇志投手なのか、はたまた高橋遥人投手かオネルキ・ガルシア投手の左腕になるのか。いずれにしてもこの先発投手陣を叩くことで、阪神の強力中継ぎ投手陣をいかに機能させないか。そこに勝負のポイントを見ているのだ。

 DeNA打線といえば主砲・筒香嘉智外野手を中心に今季も43ホーマーを放って2年連続本塁打王に輝いたネフタリ・ソト外野手、そして今季31本塁打84打点のホセ・ロペス内野手、そしてシーズン終盤にケガから復帰した一昨年の首位打者・宮崎敏郎内野手からなる“コア4”の破壊力が最大の特徴である。

 ただ、特に相手先発の攻略という視点だと、実はこの4人を生かすも殺すも、やはりDeNAのキーマンも1番打者なのである。

 「カミザト、ヤマト、オトサカ、カジ……」

 CSでの1番候補をアレックス・ラミレス監督に聞くと4人の名前を挙げた。

“コア4”の破壊力を引き出す導火線。

 今季82試合で1番に起用された2年目の神里和毅外野手に、19試合で起用されたが主には下位でつなぎ役を任されるケースの多かった大和内野手、シーズン終盤に1番で結果を出した乙坂智外野手と、そして故障等で本来の力を発揮しきれずに今季を終えたベテランの梶谷隆幸外野手だ。

 もちろんそれぞれの選手には持ち味がある。さらにおそらくCSでは2番・ソトの起用を効果的にするために8番に投手、9番に野手を入れる。となるとこの4人の中の1人が9番に起用される可能性も高い。

 そういう意味ではこの4人のうち2人が“コア4”の破壊力を引き出す導火線の役割を担い、その役割を果たしたときに田代コーチが指摘する主導権を握った勝ちパターンの試合展開へと持ち込めるということなのである。

ラミレス監督の「カン」がどう働くか。

 データ的に見ると神里が阪神戦では88打数23安打で打率2割8分4厘、梶谷が8試合と出場数は少ないが15打数5安打の3割3分3厘をマーク、大和が73打数19安打の打率2割6分で乙坂は24打数3安打で1割2分5厘と落ちる。

 「データ8割、カン2割」と語るラミレス監督だけに大和を9番にすえて神里か梶谷かが1番という可能性が高さそうだが、神里は第1戦先発が予想される西には8打数2安打(梶谷は3打数1安打)だが、2戦が予想される青柳には12打数7安打と圧倒的な数字を残している。そこが一つの選択の基準となり、あとはラミレス監督の「カン」がどう働くかで決まるのだろう。

 阪神投手陣対DeNA打線というシリーズの基本構造は変わらない。ただ、CSの戦いの性質上、阪神もいかに点を取れるかの勝負になる。お互いに打線の起爆剤がどこまで機能するか。阪神の近本に対してDeNAの神里なのか梶谷なのか、いずれにしても今年のCSファーストステージは“1番戦争”で幕をあけることになりそうだ。

(「プロ野球亭日乗」鷲田康 = 文)

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第74回国民体育大会 茨城 茨城国体最終日 開催地茨城県が男女総合優勝を決める

2019年10月04日 10時32分31秒 | 社会・文化・政治・経済

2019/10/04 cyclowired.jp/news



屋外の観客席と屋内の特別観覧席から観戦屋外の観客席と屋内の特別観覧席から観戦 photo:Satoru Kato
岡山県ジャージの背中にいるのは・・・?岡山県ジャージの背中にいるのは・・・? photo:Satoru Kato取手市の高校生が競技運営のお手伝い取手市の高校生が競技運営のお手伝い photo:Satoru Kato

ロードレース+トラック競技4日間の計5日間に渡り開催されてきた茨城国体の自転車競技。最終日は、男子ポイントレース 、男女スクラッチ、男子スプリント、男女ケイリンの決勝が行われた。

夏日の晴れが続いたトラック競技だったが、最終日は午後にかけて雲が厚くなる1日。日差しは無いものの、9月中旬並みという季節外れの暑さとなった。


ポイントレース 少年は片岡遼真が逆転勝ち 成年は石原悠希が優勝

少年男子ポイントレース 決勝スタート少年男子ポイントレース 決勝スタート photo:Satoru Kato少年男子ポイントレース決勝  序盤からポイントを取り合う邊見竜馬(福島県・写真左)と天野壮悠(大阪府)少年男子ポイントレース決勝 序盤からポイントを取り合う邊見竜馬(福島県・写真左)と天野壮悠(大阪府) photo:Satoru Kato

少年男子ポイントレース決勝  フィニッシュを獲った片岡遼真(福井県)が逆転優勝少年男子ポイントレース決勝 フィニッシュを獲った片岡遼真(福井県)が逆転優勝 photo:Satoru Kato
少年男子のポイントレース決勝は、前日の予選を勝ち上がった20名が出走。序盤から邊見竜馬(福島県、学法石川高校・写真左)と天野壮悠(大阪府、千里高校)がポイントを取り合ってレースをリード。邊見18点、天野15点として最終周回へ入る。天野を含む4名が先行し、片岡遼真(福井県、科学技術高校)を先頭にフィニッシュ。3着で4点を加算した天野と、1着で10点を加えた片岡が19点として同点となり、最終着順が上位の片岡が逆転で優勝した。

片岡遼真 コメント
「途中うまくポイントが取れなかったので、逃げて最後の倍点を取ろうと考えた。3人逃げているところに追いついて、最後に踏んで行ったら誰もついてこなかったので1着を取れた。残り2周はとてもキツかったけれど、作戦がうまくいって良かった」


成年男子ポイントレース決勝 小出樹(長野県)、石原悠希(栃木県)、片桐東次郎(新潟県)が序盤から逃げる成年男子ポイントレース決勝 小出樹(長野県)、石原悠希(栃木県)、片桐東次郎(新潟県)が序盤から逃げる photo:Satoru Kato
成年男子ポイントレース決勝 渡邊翔太郎(岐阜県)と佐藤健(熊本県)が逃げる3名を追走成年男子ポイントレース決勝 渡邊翔太郎(岐阜県)と佐藤健(熊本県)が逃げる3名を追走 photo:Satoru Kato成年男子ポイントレース決勝 最終周回、先行する2人を追って抜け出した石原悠希(栃木県)を小出樹(長野県)が追走成年男子ポイントレース決勝 最終周回、先行する2人を追って抜け出した石原悠希(栃木県)を小出樹(長野県)が追走photo:Satoru Kato

成年男子も予選を勝ち上がった20名で決勝が行われた。序盤から小出樹(長野県、京都産業大学)、石原悠希(栃木県、順天堂大学)、片桐東次郎(新潟県、日本大学)の3名が逃げてポイントを重ね、レース中盤にラップ(集団を周回遅れにする)して20点を獲得。この時点でトップは44点の小出。1点差の2位に石原がつける。

小出らのラップ後は、追走していた渡邊翔太郎(岐阜県、愛三工業レーシングチーム)が先頭となり、1位通過を繰り返す。そこに貝原涼太(福岡県、日本大学)が合流して2人最後まで逃げるも、ラップには至らず。最終周回に入ると、集団から石原が単独で抜け出し、それを小出が追走。石原は3着でフィニッシュして4点を加算。追いきれなかった小出は4着で2点加算。この結果、石原が1点差で小出を逆転して優勝した。

石原悠希 コメント
「ポイントレース は全然練習してなくて、昨日の予選を走ってみて今日はキツそうだと感じていた。でも決勝は思ったより走れて、まさか優勝出来るとは思わなかった。ロードレースで優勝出来なかったけれど、これで取り返せたと思う。次は地元レースのジャパンカップで頑張りたい」
男子ポイントレース 結果
 成年・30km 少年・24km 
1位 石原悠希(栃木県、順天堂大学) 47p 片岡遼真(福井県・科学技術高校) 19p
2位 小出 樹(長野県、京都産業大学) 46p 天野壮悠(大阪府、千里高校) 19p
3位 片桐東次郎(新潟県、日本大学) 44p 邊見竜馬(福島県、学法石川高校) 18p
4位 渡邊翔太郎(岐阜県、愛三工業レーシングチーム) 36p 柏野健吾(岡山県、岡山工業高校) 13p
5位 貝原涼太(福岡県、日本大学) 26p 伊藤 恭(山口県、防府商工高校) 13p
6位 馬越裕之(奈良県、中央大学) 8p 渡邊諒馬(愛媛県、松山城南高校) 11p
7位 近谷 涼(富山県、三和シャッタ工業(株)) 7p 生野優翔(大分県、日出総合高校) 11p
8位 矢部駿人(岡山県、法政大学) 5p 永射琢也(鹿児島県、南大隅高校) 7p


スクラッチ 女子は梶原悠未、少年男子は木村皆斗で茨城県が2勝

女子スクラッチ 梶原悠未(茨城県)を先頭に上野みなみ(鹿児島県)中村愛花(福井県)橋本優弥(岐阜県)らが続く女子スクラッチ 梶原悠未(茨城県)を先頭に上野みなみ(鹿児島県)中村愛花(福井県)橋本優弥(岐阜県)らが続く photo:Satoru Kato
20周8kmで行われた女子は、梶原悠未(茨城県、筑波大学)の動きがマークされる中、池上あかり(福岡県、早稲田大学)や菅原朱音(鳥取県、八戸学院大学)らが飛び出しを図るも決定的な動きとならず、集団のままレース終盤へ。最終周回の2コーナー付近から一気に加速した梶原が後続を引き離し、勝負を決めた。

女子スクラッチ 表彰式女子スクラッチ 表彰式 photo:Satoru Kato梶原悠未 コメント
「周りからマークされていたが、それを振り切るのではなく、自分より前に出ようとする選手に注意するようにしてレースを進め、自分の展開に持ち込むことができた。全日本選手権でも国体でも、出場したトラック種目全て優勝出来たので、自信をもって世界に挑んでいきたい。次の目標はワールドカップでの金メダルと、世界選手権でのメダル。そして来年の東京オリンピックに繋げたい。



少年男子スクラッチ決勝 取手第一高校の木村皆斗をクラスメイトが応援少年男子スクラッチ決勝 取手第一高校の木村皆斗をクラスメイトが応援 photo:Satoru Kato少年男子スクラッチ決勝 最終周回へ少年男子スクラッチ決勝 最終周回へ photo:Satoru Kato

少年男子スクラッチ決勝 木村皆斗(茨城県)が優勝少年男子スクラッチ決勝 木村皆斗(茨城県)が優勝 photo:Satoru Kato
少年男子は20周8km。開催地・取手市の取手第一高校に通う木村皆斗が、終盤の展開を冷静に判断してスプリント勝負を仕掛け、クラスメイトが応援する前で優勝して見せた。

少年男子スクラッチ 表彰式少年男子スクラッチ 表彰式 photo:Satoru Kato木村皆斗 コメント
「最終周回に入ったところで先行していた選手の足が鈍っているように感じたので、このままのペースで踏んでいけば捕まえられると思った。クラスメイトが応援に来てくれていてありがたかったし、目の前で勝てて本当に嬉しい。スクラッチでインターハイと国体の両方勝てるとは思っていなかった。全ての要素が噛み合わないと獲れないタイトルだと思うし、家族や先輩方、地域の方の応援と、支えてくれた全ての人のおかげだと思う」



成年男子スクラッチ決勝 終盤に先行した4名での勝負に成年男子スクラッチ決勝 終盤に先行した4名での勝負にphoto:Satoru Kato成年男子スクラッチ 表彰式成年男子スクラッチ 表彰式 photo:Satoru Kato

スクラッチ成年男子決勝 兒島直樹(福岡県)と荒井佑太(福井県)のスプリント勝負スクラッチ成年男子決勝 兒島直樹(福岡県)と荒井佑太(福井県)のスプリント勝負 photo:Satoru Kato
成年男子は25周10km。レース終盤、兒島直樹(福岡県、日本大学)、荒井佑太(福井県、科学技術高校教員)、平安山良希(沖縄県、日本体育大学)、緑川竣一(福島県、学法石川高校教員)の4名が先行。最後は兒島と荒井のスプリント勝負となり、兒島が優勝した。
スクラッチ 結果
 成年男子・10km少年男子・8km女子・8km
1位 兒島直樹(福岡県、日本大学) 木村皆斗(茨城県、取手第一高校) 梶原悠未(茨城県、筑波大学)
2位 荒井佑太(福井県、科学技術高校教員) 中村圭吾(富山県、氷見高校) 橋本優弥(岐阜県、鹿屋体育大学)
3位 平安山良希(沖縄県、日本体育大学) 小池陽斗(京都府、北桑田高校) 吉川美穂(和歌山県、 Live GARDEN BICI STELLE)
4位 緑川竣一(福島県、学法石川高校教員) 石塚慶一郎(和歌山県、和歌山北高校) 上野みなみ(鹿児島県、シエルブルー鹿屋)
5位 栗原 悠(熊本県、日本大学) 寺田吉騎(静岡県、岩田北高校) 石田 唯(京都府、北桑田高校)
6位 黒枝咲哉(大分県、シマノレーシング) 松岡優馬(熊本県、千原台高校) 中村愛花(福井県、日本体育大学)
7位 依田翔大(山梨県、日本大学) 芹沢 翔(福島県、平工業高校) 岩元杏奈(宮崎県、日本体育大学)
8位 新村 穣(茨城県、茨城県競技力向上対策本部) 中村凌輔(千葉県、千葉学芸高校) 岡本二菜(東京都、日本競輪選手養成所)


スプリント ケイリン

少年男子スプリント決勝 スタート直後からお互いの出方を探る大橋真慧(神奈川県)と日髙裕太(静岡県)少年男子スプリント決勝 スタート直後からお互いの出方を探る大橋真慧(神奈川県)と日髙裕太(静岡県) photo:Satoru Kato成年男子スプリント決勝 中島詩音(山梨県)と上杉嘉槻(福井県)の対戦成年男子スプリント決勝 中島詩音(山梨県)と上杉嘉槻(福井県)の対戦 photo:Satoru Kato

スプリント少年男子の決勝は、大橋真慧(神奈川県、横浜高校)と日髙裕太(静岡県、静岡北高校)が対戦し、大橋が2連勝して優勝。成年男子は中島詩音(山梨県、日本大学)と上杉嘉槻(福井県、朝日大学)の決勝戦となり、3回戦までもつれた勝負を中島が制して優勝した。

女子ケイリン決勝 石井寛子(東京、写真左)が優勝女子ケイリン決勝 石井寛子(東京、写真左)が優勝photo:Satoru Kato成年男子ケイリン決勝 村田祐樹(富山県)が優勝成年男子ケイリン決勝 村田祐樹(富山県)が優勝photo:Satoru Kato

ケイリン女子の決勝は、石井寛子(東京都、日本競輪選手会東京支部)が連覇。少年男子は市田龍生都(福井県、科学技術高校)、成年男子は村田祐樹(富山県、日本体育大学)が優勝した。


男女総合優勝した茨城県チームと藤井信吾取手市長といばラッキーで記念撮影男女総合優勝した茨城県チームと藤井信吾取手市長といばラッキーで記念撮影 photo:Satoru Kato茨城県が総合優勝

女子総合の皇后杯は茨城県が優勝。男女総合の天皇杯も茨城県が優勝した。配点の高い団体種目で上位のポイントを獲得し、1kmタイムトライアルと男女スクラッチ優勝など個人種目でもポイントを重ねた。昨年総合優勝の福井県は3点及ばず2位となったが、昨年の国体開催県として選手強化した結果が今年も継続していることを示した。

来年の国体は鹿児島県で開催される。
茨城国体 総合順位
 男女総合 女子総合
1位 茨城県  104点 1位 茨城県  51点
2位 福井県  101点 2位 和歌山県 41点
3位 富山県  71点 3位 福井県  31点
4位 京都府  65点 4位 鹿児島県 34点
5位 福島県  64点 4位 東京都  34点
6位 福岡県  61点 6位 富山県  20点
text&photo:Satoru Kato
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阪神矢野監督「ラッキーボーイに」木浪に感じる成長

2019年10月04日 10時04分57秒 | 野球

キーマンは近本、ラッキーボーイはオレだ! 阪神木浪聖也内野手(25)が3日、大阪ガスとの練習試合(鳴尾浜)に「1番遊撃」で志願出場した。

志願の出場で左中間へ打球を放ち一塁を蹴る木浪

1軍本隊は午前から甲子園で全体練習。そこにドラフト3位ルーキーの姿はなかった。「練習よりも、試合の方がいいなと思った。(首脳陣も)そういう話もされていたので、お願いしました」。雨で試合が中断する悪条件も気にしなかった。他の野手とは別行動をとり、CSに向けた実戦調整を選んだ。

アピールの一打は4回に飛び出した。大阪ガスの2番手左腕中谷の129キロを捉えた。「思い切り、迷わずに初球から行こうと思っていました」。センター方向に鋭い打球を放ち、二塁打とした。当初は3打席の予定だったが、4打席以降も自ら志願。終わってみれば、フル出場で5打席に立ち、4打数1安打。平田2軍監督は「4打席(以降)は本人に聞いてということだったが、『行く』と。5打席に立ったし、良かったと思う。そういう姿勢は学べるところ」と評価した。木浪自身も「打席の中での感覚ですね。5打席に立って、感じはいいです」と納得の表情を見せた。

矢野監督はルーキーの姿勢に成長を感じた。「本人が『行きたい』と言うから行った。俺が強制したわけでもなく、打席に立った方が自分がCSに向かって良い調整ができると思えば、それはいいこと。ある意味、プロになってきた。ラッキーボーイになってくれれば、最高」と喜んだ。DeNAの左腕今永に対して、今季は7打数3安打1打点とキラーぶりを発揮した。先発出場の可能性は十分にある。

昨年までは社会人ホンダに所属。切磋琢磨(せっさたくま)してきた大阪ガスの選手からもエールを受けた。「先輩とか同級生とか、社会人時代に仲良くなった選手がいました。『頑張って』みたいな声はかけてもらいました」。ポストシーズンは初めての経験。「やることは変わらないと思う。ここまで勝ってきた勢いで頑張りたいです」。虎のラッキーボーイがCSでも大暴れする。【奥田隼人】

 



 

 

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【阪神】マルテ、CS初戦の4番起用メド フリー打撃で快音

2019年10月04日 10時02分26秒 | 野球

矢野監督「行けそうかな」 

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が5日のCS第1S・DeNA戦(横浜)で復帰する可能性が3日、高くなった。左足の張りが回復し、甲子園での全体練習に合流。矢野監督は「行けそうかな、という感じになってきた」と4番起用のメドを立てた。

 一塁の守備位置で投内連係、シートノックを挟み、フリー打撃では快音を鳴らした。「すごく状態が良くなっている」と順調な回復をアピールし、さらに室内で打ち込み。「素直にうれしかった。何とかCSに間に合わせたいと思っていた」と声を弾ませた。

 9月24日の巨人戦(甲子園)で途中交代し、3連勝が必要だったシーズン最終盤の3試合を欠場した。「みんなに連れて行ってもらった」と感謝の気持ちで向かう短期決戦。DeNAには打率3割2分7厘と好相性で、4番で出場した35試合も打率3割1分5厘と十分な仕事ぶりだ。

 6連勝で3位に滑り込んだチームは、つなぎの攻撃でM砲不在の穴を埋めてきた。矢野監督は「行くならアタマ(先発)だと思う。可能性も広がってきたかな…」と「4番・一塁」をイメージ。DeNAは今季16勝8敗1分けのお得意様で、長距離砲が復活すればさらに優位に立てる。日本一への第一関門突破へ、追い風が吹いてきた。(長田 亨)

 

 

 

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未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること

2019年10月04日 09時21分58秒 | 社会・文化・政治・経済

河合 雅司  (著)

 

人口減少の今、「働くことに対する価値観を劇的に転換しなければならない」。
過去の成功モデルにしがみつき、これまで通りの仕事量、働き方を続ければ、イノベーションも新たな文化を生み出さず、日本は確実に衰退の道を歩む。

内容紹介

47都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 累計76万部超の『未来の年表』シリーズ著者最新作!

今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ。

1つは、現在を生きる人々が国土をどう動いているのかを追うこと。もう1つは、「未来の日本人」が日本列島のどこに暮らしているのかを明らかにすることである。

鳥取県の全人口は44.9万人に減る一方、横浜市の高齢者は120万人に激増する。奈良県上北山村では出産期の女性がたった1人まで減る一方、守谷・浦安・長久手・三田などでは80歳超の人々が2.5倍以上増加する――これが、あと25年後に私たちを待ち受ける未来だ。人口推計に基づく予測は、ほぼ外れない。

2045年まで各自治体の人口がどう変動するかをまとめた、最新版「日本の地域別将来推計人口」が公表されて以降、その詳細を深堀りした一般書はなかった。本書はその先陣を切るものである。

<目次>
第1部 現在の人口減少地図 ――日本人はこう移動している
序 市区町村による「住民の綱引き」に勝者はいない
1―1東京圏 東京は共存の道を探るべき「日本の外国」である
1―2関西圏 三大都市圏の中で減少スピードが最も速いのは、関西圏
1―3大阪市 「西の都」の人口拡大を下支えしているのは、外国人住民
1―4名古屋圏 名古屋市最大の懸念材料は、リニア新幹線と広すぎる道路
1―5北海道 「ところてん式」の札幌市は、200万人を超えるか
1―6東北 政令指定都市なのに通過都市、仙台パッシングの理由とは
1―7中国 周辺から人を集めきれず、「磁力の弱い」広島市
1―8九州 福岡市は北九州市と熊本市の二大都市を吸収か
1―9東京圏 一極集中が続く東京圏、その内側を覗いてみれば

第2部 未来の日本ランキング ――20年後、日本人はどこに暮らしているか
序 塗り替えられてゆく日本列島
2―1 都道府県の人口差は30倍超へ
2―2 東京圏という「外国」は、老化に苦しむ(練馬・足立・葛飾・杉並・北区の4人に1人が高齢者/多摩地区すべてが人口減少に)
2―3 政令指定都市は、極端に明暗が分かれる(札幌市が「北のシルバータウン」に/大阪市が「逆ドーナツ化」する)
2―4 県庁所在地・地方都市は、不便さの増すエリアが拡大(「限界自治体」が111ヵ所に/「無医地区」が広がってくる)
2―5 出産期の若い女性が減少する地域はここだ(出産期の女性がたった1人になる村)

第3部 それぞれの「王国」の作りかた
序 なぜ地方創生はうまくいかないのか?
令和時代に求められる5つの視点

内容(「BOOK」データベースより)

2045年、人口8割減の市町村も―。47都道府県はもはや、維持できない!20年後、日本人はどこに暮らしているのか?

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河合/雅司
1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授のほか、日本医師会総合政策研究機構客員研究員、産経新聞社客員論説委員、厚労省や農水省などの有識者会議委員も務める。中央大学卒業。2014年の「ファイザー医学記事賞」大賞をはじめ受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
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映画「ビリーブ」未来への大逆転

2019年10月04日 05時34分59秒 | 社会・文化・政治・経済

解説

「博士と彼女のセオリー」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズ主演で、実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマ。

のちにアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。やむなく大学教授となったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは自ら弁護を買って出るが…。ルース役をジョーンズが演じるほか、彼女を支え続ける夫役を「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー、伝説の弁護士役を「ミザリー」のキャシー・ベイツがそれぞれ演じる。監督は「ディープ・インパクト」のミミ・レダー。

【勝率0%からの大逆転、全米史に残る《奇跡の裁判》を“傍聴”しませんか?】
全ての男女のために戦った彼女は、「米国で最も尊敬される」一人になった──
あの日何が起こったのか? あなたは歴史的偉業の“目撃者”となる【完全実話】

あなたは、米国史に刻まれた「奇跡の大逆転」をご存知だろうか? 社会で女性がまだまだ冷遇されていた時代、一人の女性が「絶対敗訴」といわれた裁判に果敢に挑んだ姿を描く「ビリーブ 未来への大逆転」(3月22日公開)は、“驚き”と“感動”、そしてあらゆる人々に向けた“愛”の実話だ。学校、弁護士事務所、社会……逆境だらけだった彼女は、いかにして永遠に語り継がれる“伝説”を打ち立てたのか? 実力派俳優&スタッフが集結した爽快な感動ドラマが、いま“開廷”する――。

 

【共感】“100%負ける”と言われた裁判で、どうやって“大逆転”した?
妻であり母──劣勢も逆境も越えていく勇気に、誰もが彼女を応援してしまう

きっと、彼女の“思い”に共鳴し、困難に立ち向かう“勇気”に心を打たれるはず――。本作で描かれるのは、85歳の今もなお現役で活躍する最高裁判事ルース・ギンズバーグの若き日。幼い子どもを育てながら大学に通う彼女が、様々な試練を家族や仲間と共に乗り越えていき、やがて“世紀の裁判”に取り組んでいく。ルースが自らの弱さや欠点を受け入れていく成長と奮闘のドラマ、主役を務めた「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズの熱演が、見る者に爽やかなエールをくれる!


[劣勢]
法科大学の生徒の男女比は500:9! 話すら聞いてもらえない……

懸命に勉学に励み、名門ハーバード法科大学院に入学を果たしたルースだったが、学内は完全な男社会。誰よりも優秀なのに、授業中は手を上げても当ててもらえず、女子トイレすらない状況……。さらに、思いもよらぬアクシデントがルースに降りかかる! 彼女はどうやって“逆転”していくのか?


[逆境]
トップの成績で卒業するが、「女性だから」という理由で法律事務所は雇ってくれない……

努力の末、大学院を首席で卒業したルース。だが、本当の“逆境”はここからだった……。「女性」という理由だけであらゆる弁護士事務所から門前払いを食らい、履歴書すら読んでもらえず、受付嬢の面接と間違われることもしばしば。“夢”と“現実”のはざまで苦悩する彼女が選んだ“道”とは?


[試練]
真の“男女平等”を訴えるべく弁護を買って出るが、勝算はまさかの「0%」

現実と闘うルースに、夫のマーティン(アーミー・ハマー)が渡したある訴訟の記録。それは、男性の「専業主夫」化を争うものだった。自分と同じように、“性差”で苦しんでいる人を救いたい。ルースは“真の男女平等”のために立ち上がるが、「勝率0%」のいばらの道! 奇跡を起こした“逆転の一手”は、スクリーンで確かめてほしい。

 

【予告編】困難の数々……彼女はどうやって乗り越える?
奇跡の“大逆転”を《傍聴》しよう──

 

【良質】フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、あの人気監督まで、
全米史に残る“逆転劇”を生み出したのは、プレミアムなメンバーたち──

歴史に残る物語にふさわしい、最高級のメンバーが集結。それぞれが個性を十二分に発揮し、エモーショナルな物語を一層盛り上げる。本作のメガホンをとったのは、「ディープ・インパクト」のヒットメイカー、ミミ・レダー。女性監督として幾多の劣勢を克服してきた彼女が描く「逆転の物語」は、他の誰が撮るよりも説得力抜群! さらに、ギンズバーグ本人の甥(おい)自らが脚本を手がけた点にも要注目。娯楽性を追求しつつ、リアリティも兼ね備えた「両方楽しめる」作品であることは間違いない。


《監督》
「ディープ・インパクト」「ペイ・フォワード」監督が、18年ぶりに“復活”
《主演》
「博士と彼女のセオリー」フェリシティ・ジョーンズが、新たなヒロイン像を構築
《共演》
「君の名前で僕を呼んで」アーミー・ハマーが、“完璧すぎる”夫役で魅力爆発
《音楽》
世界的シンガー・ソングライターKESHAが書き下ろした主題歌に感動
《衣装》
劇中を彩る衣装の数々! あのダイアンフォンファステンバーグも協力!
《脚本》
ルース・ギンズバーグ本人の甥(おい)が、自ら脚本執筆! 真実味は抜群

キャスト陣も精鋭ぞろい。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」でさらなる人気を獲得したジョーンズ、「君の名前で僕を呼んで」で演技派として躍進したハマーが、さすがの名演で華を添えるほか、「女神の見えざる手」のサム・ウォーターストン、「ミザリー」のオスカー女優キャシー・ベイツらベテラン勢の地に足のついた熟練の演技も見逃せない。真摯なメッセージが込められたKESHAの主題歌、上質でデザインセンスが光る衣装の数々にも、本作ならではの“カラー”が反映されている。

 

【実在】ご存知ですか? 全米の“アイコン”ルース・ギンズバーグを――
85歳現役最年長の最高裁判事の人生は、“映画以上”に“波乱万丈”だった

映画で描かれるエピソードも存分にドラマティックだが、ルース・ギンズバーグ本人はそれ以上に劇的な人生を歩んできた。男女平等問題をライフワークとしてきた彼女は、今や「グッズ化」されるほどのアイコニックな存在。強く、しなやかで公明正大なキャラクターは「RBG」の愛称で親しまれ、アメリカで最も尊敬される女性の1人として多くの人々に勇気を与え続けている。85歳の現在、米最高裁判事として活躍中という事実も驚きだ。映画化されるべくして映画化された、今知っておくべき重要人物の1人。見た後は、この“リアル・ヒーロー”に思いをはせてみては?


[伝説①]
85歳の今もなお、最年長の米最高裁判所判事として活躍中!
[伝説②]
Tシャツ、マグカップ、トートバッグなどにデザインされる米国のポップアイコン!
[伝説③]
2018年、「アメリカで最も尊敬される女性」第4位に選出!
[伝説④]
有名雑誌「バニティ・フェア」のベストドレッサーに選ばれる!
[伝説⑤]
ドキュメンタリー映画が15億円以上の大ヒット&オスカー候補にまで!

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常に向上していく人生

2019年10月04日 05時28分40秒 | 社会・文化・政治・経済

▽後継とは、具体的な実践によって実を結ぶものだ。
▽真面目な人が報われる社会づくりに貢献したい、と弁護士になった青年。
▽逆境という烈風に吹き飛ばされてしまうのか、または飛躍のための向かい風に転じられるのか。
負けじ魂を燃やし続けるとことに未来の勝利はある。
▽今の自分より1㍉でも前へ進もう。
常に向上していく人生は断じて行き詰まらない。

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