台風19号 住宅被害5万6753棟 西日本豪雨上回る 31都道府県

2019年10月22日 11時53分19秒 | 野球

毎日新聞2019年10月21日 東京朝刊

 記録的な大雨となった台風19号による住宅被害について、総務省消防庁は20日、31都道府県で5万6753棟に達したと発表した。災害関連死を含めて270人以上が犠牲となった昨年7月の西日本豪雨(5万1110棟)を上回った。

 台風19号による被害の内訳は、全壊122棟▽半壊864棟▽一部損壊2682棟▽床上浸水2万9982棟▽床下浸水2万3103棟。特に床上浸水は、約7000棟だった西日本豪雨の4倍以上で、2000年の東海豪雨(約2万7000棟)も超え、近年で最大級となっている。被災調査が十分に進んでいない自治体もあり、被害棟数はさらに膨らむ可能性がある。

 また国土交通省は20日、堤防が決壊した71河川135カ所のうち、国管理の7河川12カ所は同日中に仮堤防が完成したと明らかにした。県管理分の123カ所でも53カ所で仮堤防が完成したという。

 毎日新聞の集計では、20日時点で死者は80人、行方不明者は12人に上る。各省庁によると、11都県の4077人が避難所に身を寄せており、断水は12都県の約7万8000戸、停電は東北電力管内の約120戸で続いている。【大村健一、田中裕之】

 

 

 

 

 

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国立新美術館(六本木)から新橋まで歩く

2019年10月22日 11時49分08秒 | 社会・文化・政治・経済

霞が関ビルはあの頃、東京タワーに次ぐ建造物であった。

勤務先の平河町から赤坂方面へ昼休み食事後に散歩をした。
勤務後は友人たちと六本木へ遊びに行く。
仕事で虎ノ門病院へ行く。
目の前には霞が関ビルの偉容圧するようにがそびえ立っていた。
2019年10月21日現在、多くの高層ビルが林立し、霞が関ビルは完全に埋没した。
国立新美術館(六本木7丁目)を出てから地下鉄に乗らずに新橋まで歩くことにした。
ライトアップされた東京タワーが見えた。
ミッドタウンガーデンを抜け、赤坂5丁目、赤坂サカス、溜池山王、虎ノ門、新橋へ向かう。
朝、膨大な人々を飲みこんだビル群は、夕刻以降人々を吐き出す。
ビジネス街は、まさに東京一極の象徴である。
なお、明日の(22日)午後の「即位礼正殿の儀」を控え、至るところに警官が立ち警戒していた。
車両の検問する場を設置されていた。

ミッドタウンガーデンの幻想的なライトアップ



霞が関ビルディング(略称:霞が関ビル)は、東京都千代田区霞が関三丁目にある地上36階、塔屋3階、地下3階、地上高147mの超高層ビル(オフィス・商業複合施設)。所有者は三井不動産。

1965年(昭和40年)3月18日に起工、1967年(昭和42年)4月18日に上棟し、1968年(昭和43年)4月12日にオープンした。



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樫ノ浦のアコウ巨木(カシノウラノアコウキョボク)

2019年10月22日 10時20分22秒 | 社会・文化・政治・経済

九州最大級のアコウで県の天然記念物に指定。

昭和27年・県の天然記念物に指定。
樹高11m・根回り15m、クワ科・半常緑高木の巨木で、樹齢は不明だが黒潮の流れに乗って種子が運ばれこの地に根ずきました。
垂れ下がる気根が特徴で四方八方に広がるそれには精霊が住んでいそうな神秘的な雰囲気があります。
また、すぐ近くの樫ノ浦観音堂にも大きなアコウの木があります。
他にも玉之浦のアコウ(県指定天然記念物)・富江小学校グランドのアコウの木(市指定天然記念物)があり、アコウの巨木巡りが出来ます。

九州最大級のアコウで県の天然記念物に指定。

  • 九州最大級のアコウで県の天然記念物に指定。
  • 九州最大級のアコウで県の天然記念物に指定。

 

住 所〒853-0051 長崎県五島市平蔵町

電話番号0959-72-6111 (五島市役所)

 

 
  画像:五島樫の浦のアコウ(幹と並ぶ)

画像:五島樫の浦のアコウ

画像:五島樫の浦のアコウ_2
  名称 五島樫の浦のアコウ
    (ごとうかしのうらのあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 11.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県五島市平蔵町(樫ノ浦)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4928-06-97
 〃 緯度・経度 北緯32度44分50秒
           東経128度50分39秒
長崎県指定天然記念物(1952年5月13日指定)
撮影年月日 2015年3月28日

<form><input type="button" value="少し大きめの画像を見る" /></form>
注1)設置者名・設置年月の確認を失念。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2004年3月1日、1市5町が合併して五島市誕生。旧行政区は福江市





 樫ノ浦の集落は、福江島北東部にある。その先には、田ノ浦瀬戸を挟んで、福江島、中通島に次ぎ、列島第三の面積を持つ久賀島が横たわっている。
 樫ノ浦漁港の南に「あこうの木」という名前のバス停があった。もちろん、長崎県指定天然記念物の、このアコウの木のことである。
 ここで「アコウ」と言えば、この木のことなのだ。余計な説明は要らないということなのだろう。
 特別太い幹はないのだが、細い幹や枝、気根を縦横に伸ばし、ボリューム感のあるアコウである。野性味も満点。
 見る角度によって、アーチを作っているように見える部分がある(左上図)。前に立つと、人智の及ばぬ何か不思議な物がこの奥に潜んでいるのではないか。そんな思いにさせられる。
 アコウのおどろおどろしい姿がその印象をいっそう強くさせているようにも思われた。

 

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観光以上、移住未満 関係人口でまちを元気に

2019年10月22日 09時56分36秒 | 社会・文化・政治・経済

SOTOKOTO(ソトコト) 2018年2月号[関係人口入門]

内容紹介

関係人口入門
Think Local, Think People
観光以上、移住未満の第三の人口! 

交流でもなく定住でもないローカルイノベーション、それが「関係人口」です。
この関係人口が増えていくことで、地域が盛り上がり、幸せになっていく。
観光以上、移住未満と捉えられる関係人口ですが、実はここから相当数の移住者が各地に生まれています。
関係人口の存在を知ることで、「移住の先」が見えてくる。
この号では「自分のかたちでまちと関わりたい」と考える関係人口が、どのようにして移住へと移行していくのか、そのプロセスを、「関係人口ど真ん中の人」「関係案内所」「関係人口を迎える人」をもとに、解析していきます。
関係人口をより深く理解するための、入門特集です!

【特集】
・過疎先進県・島根のローカルジャーナリスト。
田中輝美さん、関係人口ってなんですか?

・有名になるより、仲間の笑顔が見たいから。
鳥取を元気にする、『トリクミ』の古田琢也さん。

・イベント開催で「熱」を送って、「対流」を。
鹿児島県の山の廃校から広がる、坂口修一郎さんの地域と未来の関係づくり。

・日々の仕事を携えて、今日も全国各地へ移動中。
デザイナー・武田明子さんの軽やかな地域との関わり方。

・ありのままを受け入れてくれる場所。
島との関係が“生まれる"『豊島ゲストハウスmamma』。

・「ひさしぶり」「ありがとう」「おかげさまで」が飛び交うまち。
柏には、顔の見えるジモト感がありました! 

・持ち前のノリのよさと、楽しくなっちゃう巻き込み力! 
樫原正都さんは、「みかん愛」と「田村愛」の強さで関係人口を増やす。

・愛媛県・忽那諸島に関わりたい人を包み込む。
「島のお父さん」、田中政利さんって何者!?

・これを読めば、あなたの疑問も解決! 
関係人口のつくり方 Q&A。

特集は『関係人口入門』。

みなさん「関係人口」って、知ってますか? 交流人口と定住人口の間にあって、観光以上、移住未満の新しい人の動きなんです。住んでいるわけじゃないけど、とてもそのまちを想っている人たち。そんな関係人口ど真ん中の人たち、そうした関係人口を地域で迎え入れる人たちがいて、地域でつながりを生む場所となる関係案内所があります。

ソトコト2月号の特集は、『関係人口入門』。関係人口についてのあれこれ、特集しました!

特集を読んでいると、肩肘張らなくても、地域にはいろんな形で関わることができるんだと感じます。みなさんも、関係人口のはじめの一歩、踏み出してみませんか?

 

田中輝美さん、「関係人口」ってなんですか?

“過疎先進県”とも言われる島根県で、ローカルジャーナリストとして活躍している田中輝美さん。もともとは山陰にある地方新聞社の記者だった田中さんが東京支社に赴任していたときのこと。「ふるさとに貢献したい」と考える東京の島根出身者たちと島根を繋ごうと東奔西走しました。しかし、そこに待っていたのは「でも、その人たち、島根に住んでいないでしょ?」という地域の人の言葉。

そこで、田中さんがたどり着いたのが、関係人口というキーワード。記事では田中さんが選んだ島根の関係人口10人をご紹介。ほんとうに多様な関わり方があるんです!

 
鳥取を元気にする『トリクミ』の古田さん。
 
 
鳥取を元気にする『トリクミ』の古田さん。

東京と鳥取の二拠点生活をしながら、鳥取を元気にする活動を行う『トリクミ』の古田琢也さん。古田さんの関係人口のキーワードは、「仲間」。東京でアートディレクターとして活躍していた古田さんの楽しみは、地元の小・中学校の同級生たちと遊ぶこと。その仲間のある一言がきっかけで、ここから関係人口として仲間たちとさまざまな行動をおこします。

はじめは東京で鳥取の食材を使ったイベントの開催などを行っていましたが、その後、八頭町・隼地域に地元の方が集うカフェをオープンしたり、ゲストハウスをつくったり。古田さんと八頭町の関わり方が深まっていった背景には仲間の存在があったわけですが、ここは誌面でじっくりお楽しみください!

特集は『関係人口入門』。

みなさん「関係人口」って、知ってますか? 交流人口と定住人口の間にあって、観光以上、移住未満の新しい人の動きなんです。住んでいるわけじゃないけど、とてもそのまちを想っている人たち。そんな関係人口ど真ん中の人たち、そうした関係人口を地域で迎え入れる人たちがいて、地域でつながりを生む場所となる関係案内所があります。

ソトコト2月号の特集は、『関係人口入門』。関係人口についてのあれこれ、特集しました!

特集を読んでいると、肩肘張らなくても、地域にはいろんな形で関わることができるんだと感じます。みなさんも、関係人口のはじめの一歩、踏み出してみませんか?

 

田中輝美さん、「関係人口」ってなんですか?

“過疎先進県”とも言われる島根県で、ローカルジャーナリストとして活躍している田中輝美さん。もともとは山陰にある地方新聞社の記者だった田中さんが東京支社に赴任していたときのこと。「ふるさとに貢献したい」と考える東京の島根出身者たちと島根を繋ごうと東奔西走しました。しかし、そこに待っていたのは「でも、その人たち、島根に住んでいないでしょ?」という地域の人の言葉。

そこで、田中さんがたどり着いたのが、関係人口というキーワード。記事では田中さんが選んだ島根の関係人口10人をご紹介。ほんとうに多様な関わり方があるんです!

 

鳥取を元気にする『トリクミ』の古田さん。

東京と鳥取の二拠点生活をしながら、鳥取を元気にする活動を行う『トリクミ』の古田琢也さん。古田さんの関係人口のキーワードは、「仲間」。東京でアートディレクターとして活躍していた古田さんの楽しみは、地元の小・中学校の同級生たちと遊ぶこと。その仲間のある一言がきっかけで、ここから関係人口として仲間たちとさまざまな行動をおこします。

はじめは東京で鳥取の食材を使ったイベントの開催などを行っていましたが、その後、八頭町・隼地域に地元の方が集うカフェをオープンしたり、ゲストハウスをつくったり。古田さんと八頭町の関わり方が深まっていった背景には仲間の存在があったわけですが、ここは誌面でじっくりお楽しみください!

 

まだまだあります! 「関係人口入門」事例 。

今日も移動する、デザイナーの武田明子さん。

デザイナーの武田明子さんは10年間勤めていた会社を辞め、フリーランスで働くようになり、全国各地を訪れたといいます。その数およそ20か所以上。そこで出会った人たちと、それぞれの距離感で、今、さまざまな関係を育んでいます。

誌面では、とある一週間の彼女の行動を追いかけてみたり、関わりのある場所での取り組みをご紹介しています。「これだけの地域と関わるって、移動やお金はどうしているの?」という素朴な疑問にも、武田さんの回答はとても軽やか。地域と関わることに、まだ色々悩んだり、迷ったりしている人もいるかもしれませんが、武田さんの言葉が背中を押してくれるかもしれませんよ!

人が集まる、島の関係案内所。

瀬戸内海に浮かぶ島、香川県・豊島に新しくオープンした『豊島ゲストハウスmamma』。近くの直島などとともに現代アートの展示が多く、国内外含めて観光で訪れる人も多い地域なんですが、ゲストハウスには広い湯船のある銭湯を設置していて、毎晩、島の人たちも集まる憩いの場になっています。

『mamma』という名前には、「どんな人も、ありのまんま受け容れ合いたい」という意味が込められているとのこと。スタッフがハブとなって、宿泊客と島の人との間に、自然とコミュニケーションが生まれていきます。

いろんな人が集まって、つながる場所になっている、新しい島の関係案内所、行ってみたくなりませんか?

関係人口のつくり方Q&A。

「関係人口のつくり方Q&A」ページについてご紹介します。急に関係人口と言われても、地域と関わるとっかかりがわからなかったり、そのうち移住しなきゃいけないのではと心配になったり。そんな疑問や不安にお答えします。皆さんもどこか共感できるところがあるかもしれません。

さらに、『東北食べる通信』の高橋博之さんと、明治大学教授の小田切徳美さんに、関係人口についてのコラムを寄せていただき、盛りだくさんの内容になっています!

 

 

関係人口による地方創生 - みずほ総合研究所

(Adobe PDF)
www.mizuho-ri.co.jp/.../sl_info/.../report20181114.pdf

2018年11月14日 - 関係人口を増やす取組みが関係人口にとどまらず、ハードルの高い移住・定住の壁. を引き下げることに ... え住んでいなくても、地域を元気にしたいと思. って実際に地域を ..... 観光以上移住未満ともいわれる関係人口は、. 小田切氏が提示 ...

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暴力団、八百長、突然の引退……元妻が明かす“天才横綱”輪島大士の壮絶な真実

2019年10月22日 09時33分30秒 | 社会・文化・政治・経済

 『真・輪島伝 番外の人』(廣済堂出版)

武田 頼政著者

内容(「BOOK」データベースより)

放埒な恋と蕩尽と、事業失敗のあげく名跡を担保に金を借り、相撲界を騒乱の極みに陥れた、不世出にして破天荒な天才、故・第54代横綱・輪島大士―大相撲八百長報道で角界を震撼させた著者が、その元妻に長時間の取材を敢行し、年寄名跡をめぐる初代・若乃花との対決、ロス疑惑・三浦和義との接点、暴力団との共生関係等々、輪島の栄光と堕天の時代を活写する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

武田/頼政
1958年、静岡県生まれ、京都産業大学卒業後、出版社勤務を経てフリー。

2007年に「朝青龍の八百長疑惑」を週刊誌で告発し、「第14回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

結婚という親孝行

 輪島の金銭感覚や職業倫理は、相撲社会の来し方とはまったく関係ありません。もちろん山田会長からの薫陶などでもありません。つまり相撲部屋に入門してからそうなったのではなく、生まれながら大きくズレていたようにしか思えないのです。

 どうして私がそんな輪島と結婚する気持ちを貫くことができたのか、それを自分自身突き詰めて考えてみれば、つまり父親孝行をしたかった、ということに行き着くのだろうと思うのです。

 そこにはやはり「花籠名跡」の継承問題がありました。戦中から戦後にかけて父と母が大変な苦労をし、その後も手塩にかけて大きくした相撲部屋です。それを中島家以外の者に継がせるのは嫌なのだろうなと、私は察していました。

 でも輪島は夜の銀座の有名人ですし、常識ではかることのできない男ですから、すんなり家庭に入るとは思えませんでした。

 私は父に、「あの人と結婚しても大丈夫かしら」と不安な気持ちを正直に打ち明けました。

 すると父は「いいかいメイ」と言って、こう諭(さと)されました。

「サラリーマンと結婚したら、好きなものを食べたり飲んだりする生活なんてできないんだよ。この花籠にいるからこそお前にも贅沢をさせてやれるんだ。そこのところをよく考えないといけないよ」

 そして呟くようにこう言いました。

「あいつだって髷(まげ)を切れば変わるさ、決して悪いやつじゃないんだから」


安倍晋三も招いた大披露宴

 輪島との結婚式は1981年1月29日のこと。大安の木曜日です。私は27歳、輪島は33歳のまだ現役の横綱でした。

 結婚披露宴が行われたのは東京プリンスホテルの「鳳凰の間」。前年の11月には俳優の三浦友和さんと歌手の山口百恵さんの挙式も行われた大宴会場です。

 スポーツ紙などによると、結婚式にかけた費用は1億5000万円、招待客は約3000人と報じられましたが、すべて父と輪島とで準備が進められていたので、私は式の詳細などさっぱり知らされていません。あれよあれよという間に当日を迎えてしまったというのが実情なのです。

 最初は各一門の親方衆を中心とした相撲界のみの披露宴にするつもりでしたが、お世話になっている後援会の方々に不義理をしてはいけないという思いに加えて、芸能人や有名スポーツ選手好きの輪島が、お声をかけるうちにどんどんと規模が膨れあがっていったようなのです。

 披露宴にお招きした方々は多士済々です。
当時、輪島の後援会長をされていたご縁で、自由民主党の安倍晋太郎先生ご夫妻には媒酌の労をとっていただきました。披露宴に先立つ結納式は中島家で行われ、ご夫妻とともに当時お父様の秘書をされていた安倍晋三さんも阿佐谷に見えられました。

 結納は滞りなく終えられたのですが、当日は緊張しきりで、どんな会話をしたかなどほとんど憶えていないのです。ただ息子の晋三さんがお父様とともに終始笑顔でおられたことだけは記憶にあります。

 あとは元総理の福田赳夫先生。それから当時の横綱審議委員会委員だった稲葉修先生(元法相)もお招きしました。お相撲とお酒が好きで、花籠部屋にもよくお見えでした。トレードマークの羽織袴を召してうちの部屋にやってくると、一気に上がり座敷に灯りがともったようで、稽古場の雰囲気がパッと明るくなります。

 わが家でお食事していかれます
わが家でお食事していかれますが、楽しくお喋りをして、最後はいつもベロベロに酔っ払ってお帰りになります。私はそんな稲葉先生が大好きでした。結婚式のときは前年の選挙で下野されていましたが、以前と変わらず意気軒昂なのが嬉しかった。

 輪島の大タニマチといえば、佐川急便の佐川清会長と福島交通の小針曆二社長がいます。
芸能界では勝新太郎さん、萬屋錦之介・淡路恵子ご夫妻、森繁久彌さん、芦田伸介さん、十朱幸代さん、小林旭さん、松方弘樹ご夫妻、関口宏ご夫妻、石坂浩二・浅丘ルリ子ご夫妻、ハナ肇さん、柳家小さん師匠、ディック・ミネさん、五木ひろしさん、千昌夫さんご夫妻などです。

 披露宴にご招待するに際して、事前に何人かご挨拶に伺ったのですが、石坂浩二さんと浅丘ルリ子さんご夫妻は素敵なカップルでした。
石坂さんは多芸多才で、結婚のお祝いに横綱の絵を描いていただきました。博識で世間の様々なことをご存じの石坂さんとお付き合いしているのだから、もっといろんなことを教えてもらえば、輪島も知性や教養を磨けるのになぁと思ったものです。

 五木ひろしさんとも親しくしていました。輪島と同じ「ひろし」つながりで、結婚前からよく五木さんの自宅のパーティに満ちゃんの子供たちを連れて行ったみたいです。そう、後の若貴兄弟です。

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あれから30年以上経っても先妻とその一族は輪島さんを許してはいません。現在の自分達の境遇と比べて輪島さんが再婚して後に甲子園球児になる倅を設け、最後はソファーの上でテレビを見ながら眠るような最後であったということに未だに納得がいかないということでしょう。

最初から最後まで恨み節が並びます。売ろうがせんとために、ここぞとばかり今世間で話題となっている反社会的勢力や大麻の話がでてきます。

ソフトカバーの205ページでありながら1600円超の値段も最後の最後で輪島さんで儲けてやろう、あの頃被った損害を少しでも取り返してやろうという魂胆がありありです。
たしかに輪島さんは現役時代からドンパチ、どちらかと言うと社会的常識などからは欠損してたのかもしれません。

しかし、彼の素質、実力を見て彼を甘やかし特別待遇にして、彼を慢心させたのはこの先妻の父親である親方であり輪島さんがいたお陰で部屋が潤ったのも事実である。

私はこの親方が書いた「名伯楽と呼ばれて」という著書も昔読んでいます。

この著書の中で親方が輪島さんが人間の持っているそれぞれの欲求中で彼のそれは満ち足りたプライベートでの生活であり彼が当時の相撲取りの中では派手でありマンションに住んで高級外車を乗り回すのもそれはそれで構わないという内容である。

おそらく輪島さんは誰が親方の部屋に入っても横綱になったであろう。

しかしもっと私生活に厳しく十両になったばかりの力士が銀座で豪遊するのを見とがめないような親方の部屋に入っていなければあのような最悪の悲劇は産まれなかったのではないか、すべては死人に口無し、自分達の都合の良い様な内容に終始しています。

読み終わって最後は気分が悪くなりました。

人の怨みと業によって書かれている本です。郷土の大横綱輪島さんの本だということで購入しましたが購入に後悔しています。

一芸に秀でた人物が社会的には不適合者である場合が多々あるが、輪島はその典型なのだろう。序章にこんな一文がある
”輪島の人柄をわかりやすく言えば、「オンナとカネにだらしのない人」です。”
死んだ後にこんな風に言われるのもなぁ・・・・広島ヤクザとの接点や二子山親方との確執等々、興味深いエピソードが盛りたくさん。それらが元妻の一人称で語られている。

問題なのは元花籠親方もこの実質、著者の五月氏にしても初代若乃花や輪島のおかげで自分たちがあるということを忘れているということ。
初代若乃花も輪島も別の部屋でも横綱になっただろう。
花籠の株は協会のものであって自分たちのものじゃないことも分かってない。
輪島はともかく初代若乃花は悪いことはしてないと思うけどな。
輪島の後妻は何もない輪島と結婚したわけだけど、あなたは金と地位のために結婚したのでしょう?
相撲の親方は一代限りでしょう、あの双葉山だって子孫が経営してるわけじゃない。歌舞伎や能じゃないんだしそこを忘れているよね。
あなたが最初から自分が好きな人と結婚すればよかったんじゃない?
元 前頭3枚目の男が幸運により金と地位を得たんだけどそれを自分の力と思っちゃったのが問題だね、そしてその子供達も。本来なら部屋付き親方か協会に残れなくてもおかしくない番付なのにね。
倒産 FMWの著者も大仁多のおかげでFMWの社長になれたのに自分で潰して大仁多に文句言ってる最低の人間。

横綱輪島の破天荒なエピソードが満載の楽しい内容かと思ったらとんでもない、前妻の恨み節で埋め尽くされています。しかも輪島が再婚後に生まれた息子さんの事にまで触れるのはどういう神経なのか。とにかく読まない方がいいとしか言えない一冊です。

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阪神・木浪の覚悟!来季テーマは盗塁「チャレンジは今しかできない」

2019年10月22日 08時59分20秒 | 野球

 走って、奪う!! みやざきフェニックス・リーグに参加している阪神・木浪聖也内野手(25)が21日、「チャレンジは今しかできない」と盗塁増へ意欲を見せた。今季わずか2盗塁。実戦の中で足に磨きをかけ、北條、糸原らライバル多しの遊撃争いを制する。

 結果だけを求める戦いが終わったからこそ、できることがある。駆け抜けた1年で味わった経験を、宮崎で磨く。残り6試合のフェニックス・リーグで、木浪が掲げたのは「盗塁増」だ。

 「走塁に関しても、盗塁も失敗してはいますけどチャレンジは今しかできないので」

 この日はつかの間のオフ。宮崎市内のホテルで力を込めた。

 前日20日の韓国・サムスン戦(アイビー)では2度、盗塁企図(1度は失敗)。19日の日本ハム戦(SOKKEN)では一塁走者としてけん制死してしまうなど試行錯誤の段階だが、結果は二の次の日々。「周りにみえているかわからないですけど、自分の中で『きょうはこれをやろう』とか考えて」。明確な目的意識を持って、汗を流す。

 22日からは甲子園で秋季練習が始まる。

 遊撃を争う北條にとっても鍛錬となるが、木浪は宮崎で実戦漬け。だからこそ、試せることがたくさんある。北條も木浪も、今季は2盗塁。足で抜きんでることができれば、定位置も近づく。

 平田2軍監督も「格が違う。若いやつの手本になっている」と姿勢に深くうなずいた。「超積極的」を掲げる矢野阪神。その2年目に突入する直前に、木浪がどんどんと前のめりになっている。

 「1年間1軍で出させてもらって、いろんな経験をした。今後に生かさないと。自分がよくなっていくために」

 決意は表情となって、強くあらわれた。鳥谷が抜け、虎にとっても新たなる遊撃のスターがほしい。超積極的な木浪が、足から秋を実らせる。

 

 

 

 

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阪神得点アップへ外国人野手3人制を提唱/梨田昌孝

2019年10月22日 08時48分25秒 | 野球

<「猛虎再建論」第1回:梨田昌孝氏>

阪神が来季、15年ぶりの優勝を果たすための克服課題を日刊スポーツ評論家陣が「猛虎再建論」と題し、リレー形式で提言します。第1回は監督として近鉄と日本ハムの2球団を優勝に導いた梨田昌孝氏(66)です。得点力アップに複数の外国人獲得の必要性を訴え、野手3人制で競争させる具体案を語った。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

 ◇    ◇    ◇

巨人-ソフトバンクの日本シリーズを現場で取材していると、阪神のチーム力との差を感じてしまう。終盤の戦いでリーグ3位になったが、来季は全体的な底上げが必要だろう。

セ・リーグは巨人を倒さないと頂点に立てないことがはっきりした。阪神の今季対戦成績は10勝15敗で、8年連続負け越し。どのチームよりも、苦手意識の強い球団といえる。

その点、今回のドラフトで上位6人中5人まで高校生を指名したのは不思議だった。2軍の置かれたチーム事情はあるだろうが、少なくとも来季の優勝を狙う補強とは思えないからだ。

意外だったのは明大森下を広島が一本釣りしたことだ。阪神が外れ1位で西純矢(創志学園)の指名に踏み切ったが、素材に乏しかったとはいえ、それなりに大学、社会人の即戦力選手を指名すべきではなかったのか。

これで、チームの浮上が外国人補強の成否にかかっていることが鮮明になった。わたしは長打力のある助っ人パワーなくして、阪神の優勝はあり得ないと断言したい。

矢野監督1年目のチーム538得点はリーグワーストで、83本塁打は同5位だった。巨人の663得点、183本塁打と大差をつけられたから、この差を埋めない限りは追い越せない。

正直いって、マルテの「4番」は寂しい。日本シリーズは巨人ゲレーロ、ソフトバンク・デスパイネ、グラシアルら助っ人の迫力は試合前練習から際立っている。ぜひとも、相手に怖がられる大砲が欲しい。

それも1人に固執することはない。マルテの残留を前提にするなら、内、外野を守る外国人を1人ずつ取って、少なくとも野手を3人そろえたい。できれば右打者が理想だ。

福留、糸井らの主力も年齢的に厳しくなってきた。今年のジョンソンが示したように、外国人1人にメドが立てば、チームはガラリと変わる。

ドラフト補強を見る限り、いかなるチーム作りをしようとしているのかが見えてこない。腹を据えてということだろうか。野手助っ人の成否が、来季の生命線になることは間違いない。

 



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華氏451度

2019年10月22日 08時26分21秒 | 社会・文化・政治・経済

レイ・ブラッドベリ  (著), 伊藤典夫 (翻訳)

 

内容紹介

 

華氏451度──この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士(ファイアマン)のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女とであってから、彼の人生は劇的に変わってゆく……本が忌むべき禁制品となった未来を舞台に、SF界きっての抒情詩人が現代文明を鋭く風刺した不朽の名作、新訳で登場!

 

内容(「BOOK」データベースより)

 

華氏451度―この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女とであってから、彼の人生は劇的に変わってゆく…。本が忌むべき禁制品となった未来を舞台に、SF界きっての抒情詩人が現代文明を鋭く風刺した不朽の名作、新訳で登場!

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 

ブラッドベリ,レイ
1920年、イリノイ州生まれ。1947年に最初の短篇集『黒いカーニバル』が刊行された。そのほか、奇想に満ちたイメージ豊かな短篇集を発表しており、幻想作家ブラッドベリの名声と評価を不動のものにした。2012年、91歳で死去 

伊藤/典夫
1942年生。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

素晴らしいに尽きます。
もっと早くに読んでいたかった。。。
巻き貝や壁回線に夢中な人々は、現代の軽薄な文化を風刺してるようで、これが1950年代に書かれていた作品とは衝撃的です。
終始ドキドキしながら読み進め、第三章では涙が次から次へとあふれてきて、読了後は興奮が抑えられなかったです。
だれかに感動を伝えたくて、もう、いてもたってもいられなくなったのです。
本から得られるものは、ほんとうに素晴らしく、人間をより人間にしてくれるものなのだと痛感しました。
一生、何度でも読み返したい一冊となりました。

思想コントロールの手段としての焚書が、自由の国で起こるとは…多くの情報が電子化され、クラウド上に格納されている現代において、焚書の効果は、精神的苦痛、精神的打撃にしかならないだろう。しかしその一方で、電磁的な災害、あるいは攻撃によって、世界中のクラウドサーバーのデータが読み取り不能になってしまったら、どうなるのだろう。表面的な情報の波に囚われ、先人の知恵をおざなりにしがちな私達(私だけか?)に何が残されるのだろう。

刹那的な快楽が身の回りに溢れるなかで、本を所持すること読むことだけは禁止されたディストピア。本を読まないと自分で思考する力が身につかない。外部からのわかりやすい刺激に身をまかせるようなってしまう。現代人は娯楽としてスマホによるSNSや動画を楽しむ。しかしこのような受動的な快楽と引き換えに人間本来の思考力は失われているのではないか?執筆から50年経った今でも色あせない問いを我々に投げかけている気がした。

あまりにも有名な作品で、今更、あらすじを記すまでもないが、

書物が忌むべき禁制品とされたジョージ・オーウェル型の窮屈な未来社会で、
昇火士であるモンターグが風変わりな少女との出会いをきっかけに人生の意味を考えはじめる自己発見の物語。

米国では、60年前、作品に描かれた世界に、現実がますます近づいているということで予言の書として、高い関心と評価を得ている。

以前の翻訳が1964年に(ハヤカワ・SFシリーズより)発行されているので、今回およそ半世紀ぶりに改訳がなされたということになる。

伊藤典夫氏によれば(今回の改訳は氏が50年以上心の中で温めてきたものだそうだが)、
長さだけで較べても、以前の宇野利泰氏の翻訳文が原稿用紙で530枚であったのに対して、新訳では400枚に満たないものになり、
翻訳文が25%ほど引き締まった。

この作品、私は、原文で2回ほど、以前の訳で2回ほど読んでいるのだが、今回ちょうどいい機会だったので、
Fahrenheit 451」の原文でaudible.comから購入していたStephen HoyeのUNABRIDGED版の朗読を聞きながら読書し、
1 chapter読み終えるたびに、新訳で同じ個所を読書する形で楽しんだ。

新訳は、(原文の韻を踏んだ文章が翻訳の過程で失われている以外)
まさに、何も足さず、何もひかずという感じで、原文をそのまま、忠実に日本語に翻訳しているのがわかる。

このために、以前の訳では完全に失われていた風通しの良さが文章に蘇り、
特に作品の中の11月の風景、例えば、落ち葉や、川沿いや、自然の中での景色が、すっと瑞々しく前面に出てきた感じがあり、
今回の読書では、モンターグが少女とのふれあいだけでなく、自然の中で自分を見つめながら、
自己発見していく過程が、美しく描かれていることに気付かされた。それに加えて、新訳になり最後の警察とのチェースシーンも緊迫感が増した。

ブラッドベリの作品は散文詩なので、以前の訳は、

いわば印象派の絵を日本語で模写する過程で、オリジナルの作品にない余計な色や線をごたごたと書き込んでいたことになり、
今回の新訳の登場で初訳から半世紀たってはじめて作品のオリジナルの味わいを日本の読者が直接楽しめるようになったといえると思う。

知名度の高い作品で、既に多くの読者が以前の訳で本作品を読んできただけに、
これは事件といえる出来事ではないだろうか。

まとめ:

作品は文句なしの傑作ですが、訳文がかなりパワーアップしていますので、何度か本作品を読んだ人も、
今回、初めて読もうという人にも自信を持って推薦します。

2019年6月の朝日新聞の天声人語に、この小説が引き合いに出されていた。内容は金融庁の年金に関する報告書の受取りを麻生大臣が拒否したが、完全な「焼却」はかなわず、ネットで検索すると原案が見つかるというもの。「民は知らしむべからず」と思ったのか、かえって視線が集まったのは皮肉である、という内容。

この小説の中では本は害をもたらすものとして昇火士と呼ばれる男達によって家ごと焼かれる。華氏451度とは本が焼ける温度のこと。主人公のガイ・モンターグもその昇火士の一人で、自分の仕事に誇りを持っている。ある日仕事帰りに出会った少女に「あなた幸福?」と聞かれ、それまでの自分が揺らぐ。
本を隠して持ち帰り、読み始めるモンターグ。彼に起きる変化とは。

2022年以降、二度核戦争をおこし勝利した世界。本を読むことが禁止された世界。モンターグの妻も常に耳に「巻貝」(超小型ラジオ)をはめ、リビングの壁は「ラウンジ壁」とよばれるモニターのようになっている。そこには擬似ファミリーが映り出され常に語りかけてくる。そんな環境で一緒に住んでいても遠くにいる妻。いつ出会ったのかさえ思い出せないふたり。モンターグの心に沸き起こる疑念は本の中に答えがあるという確信に変わり、彼は昔、本を所持しているところを見過ごしてやったフェーバーという教授を訪ねる。フェーバーによると本の重要性は三つあるという。
情報の本質、それを消化するための時間、それらに基づいて行動を起こすための正当な理由。
本はいつでも閉じることができる。人は本に対しては能動的にふるまえる。かたやラウンジ壁は人に対し常に刺激を与えて飽きさせない。考えることをやめ受動的になる。
フェーバーが言う。「テレビは人を望みどおりのかたちに育てあげてしまう。この世界と同じくらい現実的な環境なのだよ。真実になり、真実として存在してしまう。」

人々がラウンジ壁やその他与えられた刺激に夢中になっている間に政府は好き勝手に戦争を始め、街が爆弾で破壊されていく。
本を読むことを放棄した人間は考えることをやめ自らを失っていく。恐ろしく現在を言い当てている小説だ。フェイクニュースを作り出し、あったことを無かったことにする。先の天声人語にも書かれていたように「民は知らしむべからず」が当たり前の世の中になりつつある現代への警鐘である。本を読まなくなった若い世代が辿る先にはどのような世界が待っているのか。ブラッドベリがこの小説を書いたのは1954年。小説に描かれた世界があまりにも似たような形で現実化していることに驚くと共に恐怖さえ感じる。
本の知識はあっても自ら考えることを放棄した隊長のベイティーを対極に描くことで、モンターグが本を読み、それを消化し、破壊の中から不死鳥のように立ち上がる姿が際だつ。

いわゆるサイエンス・フィクション的なSFではなく、ブラッドベリの思想をストーリーに乗せた抒情詩的ファンタジーですね。予備知識なく読み始めたので、前半は意味がわからず退屈でした。後半は焚書によるディストピア的な未来に対する警報が破滅的な展開とともに繰り広げられ、ブラッドベリらしい、そして当時のサスペンス作品的なストーリーへと転換していきます。
ハード系SFを期待して読み始めたので個人的な評価が難しいのですが、ブラッドベリの思想に共感できる人でないと面白いとは思わないのではないでしょうか。また、どことなくカミュのような雰囲気も感じました。
しかしなぜアメリカ人はここまでして朝食をオートメーション化したがるのでしょうか(笑)

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加害教員の自主退職認めず「厳正に処分」 神戸・教員暴行

2019年10月22日 08時17分03秒 | 社会・文化・政治・経済

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、市教育委員会は21日までに、加害教員4人が処分前に自主退職を申し出た場合、認めない方針を決めた。「自主退職で身分がなくなれば、処分を下せなくなる」として事前に手を打った形だ。

 市教委によると、処分を受ける前に退職した場合は退職金が支給される上、神戸市以外の自治体で教員採用試験を受ける際、志願書に懲罰歴が載らないという。市教委は「厳正に処分しなければ、市民の理解は得られない」としている。

 一方、4月に東須磨小から異動した前校長が、現在勤務する小学校の児童の保護者らに「12月末まで療養が必要と医療機関に診断された」と説明する文書を配布していたことが、市教委への取材で分かった。前校長は問題発覚後、体調不良を理由に休んでおり、教頭が職務を代行している。

 前校長は東須磨小教頭だった2017年、採用1年目の男性教員に飲み会参加を強要したほか、その後の加害教員による度重なる嫌がらせ行為を市教委に報告していなかった。市教委が設けた調査委員会は前校長にも聞き取りをし、管理責任を検証する考えを示している。(佐藤健介)

 



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友人の松尾治さんの入選作品の絵を観に、二紀会展へ行く

2019年10月22日 01時09分42秒 | 日記・断片
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決壊確認、住民に周知されず=国交省から伝達なし-長野市

2019年10月22日 00時49分44秒 | 社会・文化・政治・経済

10/21(月) 時事通信

台風19号による千曲川の堤防決壊で広範囲の浸水被害を受けた長野市で、国土交通省の決壊確認の情報が市の防災無線で住民らに周知されていなかったことが21日、分かった。


 同省が市へ伝達しておらず、市は「決壊の恐れ」の段階で周知したままだった。

 市によると、12日午後11時40分ごろ、決壊現場周辺の地域に避難指示を出した。その後、13日午前0時45分ごろに「堤防越水や決壊の恐れ。大至急安全な場所に避難してください」と防災無線で指示。その後も越水が始まったことや「住宅の2階まで水が来た」などと呼び掛けたが、「決壊の確認」は周知していなかった。

 国交省北陸地方整備局や市によると、同省は現地に13日午前5時半に職員を派遣して決壊を確認。同6時に報道機関向けに発表したが、市に伝達していなかった。同局の千曲川河川事務所長は加藤久雄市長と頻繁に電話で話し、情報を共有していたが、市長は実際に決壊したことをテレビの報道で知ったという。 

 



 

 

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無断でブログに広告、どうしたら撃退できますか?

2019年10月22日 00時17分25秒 | 日記・断片

友人と居酒屋で酒を飲んでいて、互いに愚痴となる。

「広告収入が、1万円でもあればね・・・」ささいな願望!

勝手に表示される広告にウンザリ、ブラウザのホームページがいつもと違うページになっている、ブラウザに知らないツールバーが追加されている…これらの現象に心当たりはありませんか?

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