さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

新型コロナウイルス 雑感

2020-02-27 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

新型コロナウイルス…  

ちょっととりとめのない雑感…

さて、新型コロナウイルスの感染拡大、連日大騒ぎです

死者も出ているのでわからなくもないのですが、ちょっと騒ぎすぎじゃありませんかね


あちこちで人が集まるイベント事が中止やら、延期やらになっているそうです

人気アーティストのEXILEのライブも中止だそうで、残念がるファンの様子などが報道されておりました

小平次の今の地元でも、行政の企画したイベント事が次々と中止になっています

女房殿の勤める福祉施設でも、企画していたイベント事の中止要請が行政から来ておりましたが、女房殿、このイベントを楽しみにしていた高齢者なんかは、もしかしたら来年はもうこの世にいないかもしれないのだから、と言ってイベントを強行実施しちゃいました

イベントの中に、間もなく100歳になろうかっておじいちゃんが、小平次のバンドをバックバンドに、生オケを歌う、ってのがありまして、企画が決まった時。そのおじいちゃん、背筋をぴんと伸ばし

『ぜひやりたい!』



そのご年齢とは思えぬ歌声を披露してくれました

『冥土の土産にいい思い出ができた』

と喜んでいらっしゃいました

観客もね、今の世間の騒ぎとは裏腹に、おじいちゃん、おばあちゃんの高齢者を中心に、そこそこ集まり、みなさん喜んで帰って行かれました

『感染に気をつけろったって、なったときはなったときだ』

みなさんそうおっしゃっていましたよ

だっていくらイベント事を中止したって、普段生きていれば電車やバスにも乗らなきゃいけないし、混み合うスーパーへ買い物だっていかないわけにはいきません

人込みを避けろったって避けてばかりじゃいられません

怖けりゃ家を一歩も外へ出ないに限ります

でもそんなわけにも行きません

みんなね、もし自分たちの主催したイベントで感染者が出たら

『なんで中止にしなかったんだ!!』

って大騒ぎされるのが怖いんですね

しかし、Jリーグまで延期だって…

あんなだだっ広い野外のスタジアムで感染するってんなら、もはや街もあるけ歩けないだろうに…

EXILEのライブなんか、ファンの自己責任で決行!

ってなわけにはいかないんですかね

そこからまた感染拡大したらどうするんだって?

それでやっぱり

『なんで中止にしなかったんだ!』

って責め立てるって?

うーーーん…


まあ、どーんと行きましょうよ、どーんと!


御免!!

※女房殿の勤務先の地域、毎年インフルエンザで多くの小中学校で学級閉鎖があるんですが、何でもコロナ対策で学校やら公共施設が、手洗い、うがい、消毒、を徹底するよう呼びかけた結果、今年は学級閉鎖、ゼロだそうです


ま、そんなもんかもしれません

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルスの感染拡大から垣間見える日本の現状

2020-02-23 | 社会・経済


こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は『新型コロナウイルスの感染拡大から垣間見える日本の現状』と題してお送りいたします

このコロナウイルス、発生当初の報道番組なんかを見てましたら、日本全国の観光地で中国人客が激減し、閑古鳥が鳴いている、なんて報道ばかりが目につきました

政府の対応も、感染拡大の危険とその防疫よりも、経済的な損失をいかに抑えるか、外交的な配慮をどのように行うかに重きが置かれていたように見えました

これはつまり、死者まで出ているウイルスの感染拡大の危険とその防疫、国民の生命よりも経済的な損失と外交的配慮の方が重要だ、って風に見えます

それはさておき、以下のニュース

『日本の観光、3か月間で1415億円損失…中国人観光客大幅減で 』



コロナウイルスの感染拡大により、中国人観光客が激減し、その経済的な損失が1400億にも上るって記事です

観光産業ばかりでなく、中国人の爆買いをあてにしていた業界も大きな打撃を受け、損失の額はもっと大きいのかもしれません

これはいったいどういうことなんでしょう

極端に言えば、バブル崩壊後、超デフレ経済に陥った日本、その間に内需拡大をどれだけ叫んでも日本人自身はお金を使いたくても使えない、消費は落ち込む一方、その落ち込んだ消費を中国人に肩代わりしてもらって経済を支えている、そんな風に見えます

他にも、日本全国の土地が中国人に爆買いされているそうです
小平次のふるさと、伊豆の土地や温泉ホテルも中国人に爆買いされいると聞きます
以前、良く利用していたなじみのホテルも買われたそうです

温泉旅行のできる日本人が減った分、伊豆のホテルは中国人で賑わっています

消費活動のみではありません

労働力不足を謳い文句に、外国人の労働者は増え続けています

技能実習における、中国人技能実習生は減っていますが、昨年の『移民法』の施行により、日本に進出している中国企業が、自国の労働者を大量に受け入れることが可能になりました

増え続ける中国企業の数に比例して、やがて永住権も獲得しうる中国人労働者も増え続けるでしょう

日本企業ももちろん中国に進出していますが、その工場などで働くのはもちろん中国人です
そして、日本に進出した中国企業の工場などで働くのも、もちろん中国人です

日本人労働者がどこにも出てきません…

中国は『世界の工場』などと言われていましたが、これじゃあ日本が『中国の工場』になってしまいます

この現状、バブル崩壊後の経済政策が招いた結果は、簡単に言えばこうです

『この国の土地の所有者はどこの国の人間でもかまわず、住んでいるのもどこの国でもかまわない、日本人が格差と貧困に喘ぐなら、金持ちの中国企業、中国人、投資家が金を使ってくれればそれでいい』

バブル崩壊後、政府もマスコミも学者も、このまま国の借金を増やしてはいけない、緊縮財政と増税だ、そう言って経済政策を推し進めてきました

これまで述べてきた日本の現状を見て、この30年近くの緊縮財政、増税、規制緩和、などが成功だった、アベノミクスは成功だった、などとはバカでも言わないだろうと思いますが、実際はそうでもなく、政府も財務官僚も学者も、素人の小平次にすら失敗にしか見えない経済政策を継続し、ついに消費税も10%まで上げてしまいました

今、その一方で、これまでの経済政策では決してデフレ脱却はできない、減税と、国債発行などによる大胆な財政出動、インフレ率を高め、適正に保たなければならない、とするこれまでの経済政策とは真逆、と言ってもいい理論が、ここ数年、学者や専門家の間から聞かれますが、政府もマスコミも学者も財務官僚も、この理論に耳を貸すことすらありません

なぜでしょう

それは、政府もマスコミも学者も財務官僚も、その多くが、先に述べたように、この国の土地の所有者はどこの国の人間でもかまわず、住んでいるのもどこの国の人でもかまわない、日本人が格差と貧困に喘ぐなら、金持ちの中国企業、中国人、投資家が金を使ってくれればそれでいい、と考えているからでしょう

さて、小平次は素人ですから、一流の大学を出た政治家や専門家の、真逆の経済政策のどちらが正しいかなんかわかりません

でも、失敗が明らかならば、とにかく新しいことをやってみるほかないではないか、そして、まずいところが出てくれば修正すればいいではないか、と思います

こんなことは子供でもわかることですが、子供のケンカのような今の国会を見てますと、仕方ないかもしれません

以前、小泉さんが首相だった時代に、国会で自身の政策への質問に対してこんなことを言ってました

『政策なんかやってみなければわからない!!』




小平次は小泉さんの政策なんてまるで支持しておりませんでしたが、この言葉だけは正しい

四の五の言ってないでやれよ!!

です


御免!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インド放浪 本能の空腹⑬ 『オーズビーに連れられて』

2020-02-04 | インド放浪 本能の空腹

画像引用元 (そうだ、世界に行こう インドの田舎村でホームステイしたらカルチャーショック祭りだった )


インド放浪 本能の空腹⑬ 『オーズビーに連れられて』

前回、超満員の夜行列車で、押し合いへし合いどうにか一晩かけてやって来たプリー、その南国情緒あふれる静かな田舎の街並み、オーズビーのスクーターに二人乗りして風を切り走り出す、カルカッタとは天国と地獄ほどの差を感じる、プリー、にすっかりご満悦な私、というところまででした

では、続きをお読み頂ければ幸いです


*********************************

 閑散とした駅前からの一本道を南へ向かう、朝食(時間的に昼食?)の前に海を見に行こうとオーズビー、軽快にベスパもどきのスクーターを加速させる。
 道の両側には広い湿地のような空き地や、地震や台風が来たらひとたまりもなさそうな掘立小屋がぽつぽつと建っている。

 海にはすぐに着いた。



  『海だ!!』

 思わず叫ぶ言葉としては、これ以上浮かばないほどの真っ青な海! 白い砂! 左右遠くまで広がる海岸線!!

 美しい海だ!

 だが、もちろん海水浴客などで賑わってはいない。右側、おそらくは西、には、観光客らしきまばらな人影が海岸におりているのが遠くに見える、左側、おそらくは東、には、木端舟のような長細い小型の舟が無数に海岸に並んでいる。

 それにしても美しい海だ、日本では沖縄、おれの住んでいる関東近辺では西伊豆の岩地や、南伊豆の弓ヶ浜のような美しさ、だが広さが違う、海好きのおれは、水中眼鏡を持って来なかったことを少し後悔した。

 美しい海ではあるが、賑わいがないので少し寂しげでもある、夏休みの終わったばかりの海岸のようだ。

『ワタル、ワタル!』

 オーズビーが目の前の海に向かって手を広げ何かを言っている。

『ワタル、ワタル!』

 ワタル、ってなんだ?
 おれたちの立つすぐ横に小さな流れ込みがある、ここを渡る、って日本語で言っているのか?さっぱりわからない。

『ワタル!ワタル!…☆※◆✖、…in Japanese? ワタル!ワタル!』

『…、ワタル?、日本語で?… ワタル、ワタル…』

 とここでふとインド人はRをそのまま発音するのを思い出す。

『ワタル…、ワタル… ワター…、ワター…、  … Water!!!

 なるほど!それでさっきからオーズビーは海に向かって手を広げていたわけだ。だがそれならwater、ではなくseaだろう、日本語で教えるにしても大きく意味が違ってしまう。

『Ah… Are you talking about a sea?』
『Yes!Yes!』

 それならば、と、おれは海に向かって大きく手を広げオーズビーに言った。

『This is a UMI!!!
『UMI?』
『Yes!  うみ!!!
『ウミ!!!』

 オーズビーも嬉しそうに『ウミ!!!』と叫ぶ。

 おれたちは再びスクーターにまたがり来た道を戻る、途中2階建てのコンクリート造りの小さな建物の小さな敷地へと入った。建物の前には開けっ広げのヤシの葉でできた掘立小屋が建っている。オーズビーはそこでスクーターを停めおれを促す。
 掘立小屋にはみすぼらしいテーブルと椅子がある、ここで食事をするらしい。
 掘立小屋の奥は小さいながらも厨房になっているようだった。オーズビーは奥にいる痩せた無愛想な店員に何かを告げる。ほどなくして運ばれてきたのはシンプルな卵焼きだった。

『食べよう』

 オーズビーはそう言って皿に盛られた卵焼きを直接手づかみで口へ運ぶ、おれも倣って手づかみで口へ運ぶ。   美味い…。

 そう言えば昨日の夜もあの二等車でぎゅうぎゅう詰めにされたまま何も食べてはいなかった。おれの森進一まで飛び出したあの15万の狂宴以来だ。

『コヘイジは酒を飲むのか?』

 え? 酒?

 またしても酒、だれだ、インド人はあまり酒を飲まないとか言っていたのは。

『飲みたいならそこが酒屋だから、50ルピーくれればボクが酒を買ってくるよ』

 そう言ってオーズビーは背後のコンクリート造りの建物を指す。
 ラームのように何でもおごってくれるわけではなさそうだ、おれとしてはその方がありがたい、だからと言っておれがおごる道理もないのだが、まあ今夜は家に泊めてもらうし、こうしてバイクにも乗せてもらっている、おれは気にすることもなくオーズビーに50ルピー手渡した。
 オーズビーは見たこともない銘柄のウイスキーの小瓶を買ってきた。それを薄汚れた2つのグラスに注いだ。

 そして…  それからなんと!

 そのウイスキーの注がれたグラスで、すぐわきにあった甕に貯めてある水を掬い水割りを作ったのだ!

 おひおひ!! それはだめだろう!!

 インドを一週間以上旅をして下痢をしない日本人はいない、と聞いていた。このころ胃腸には多少の自信のあったおれでも、水道の水などを口にはしないよう気を引き締めていた、なのに水道どころか、甕の水!!!それはいくらなんでも無理だろう、百発百中だろう。

『オーズビー、その甕の水はボクには飲めない』

 と言ってみたが、オーズビーは不思議そうな顔をしているばかりだ。ペットボトルの水も切らしている、そこらにある屋台に買いに行こうかとも思ったが…。

 まあいいか! めんどくさいし! アルコールがきっと消毒してくれるだろう!
 おれはそれ以上何も言わず、グラスの水割りをグイッと喉に流し込んだ。

 美味い…。昨晩の過酷な旅の疲れもあったろう、五臓六腑に染み渡るとはこのことだ。

 それから1時間ほど、その掘立小屋で酒を飲み、まあ飲酒運転なんて関係ないのだろう、再びスクーターに乗りオーズビーの家へと向かった。


 さて、プリーでの初日、一体どんな一日になるのだろう。


******************************

甕の水を汲んで差し出されたときはさすがに驚きましたね。いや、彼らにとっては何でもないことなんでしょうけど、日本から来て間もない私には流石に…。でこの後のことですが、私はインドで一度も下痢をしておりません! 野生児か!!

※注Calcutta(カルカッタ) → 現Kolkata(コルカタ) 記事は30年近く前のできごとです。また、画像はイメージです。引用元を提示している画像はご了承を頂き掲載しております。 その他は無料画像です。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英国 祝!!EU離脱

2020-02-02 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

あのイギリスが、ついにEUを離脱いたしました

小平次としてはタイトル通り

『祝!!EU離脱!』  

という思いなのですが、報道等を見ているのどうも世間はあんまり歓迎していないように見えます

先日もNHKのニュースを見てましたら、現地から中継の特派員さんが

『この度のイギリスのEU離脱は、自由貿易や民主主義、という点においてEUと価値観を共にする日本にも、深刻な影響を与えることが懸念されます』

はい?

いつから日本は自由貿易なんて、強いものだけが勝ち残ればよい、儲かりさえすれば自国の国土に住んでいるのはどこの国の人間でもかまわない、なんて価値観を共有する、って国になったんでしょ

まあ、戦後なんでしょうね

さらに、この特派員さん

『トランプ大統領による自国第一主義の台頭…、云云かんぬん』

日本は太古の昔から自国第一主義でありましたし、外国の良いものは率先して受け入れましたが、日本に害になる、と思われるようなものは人であれ物であれ思想であれ、断固として受け入れを拒否し、時に命懸けでそのようなものが国に入り込むのを防いできた国であります

そもそも自国第一主義でない国なんてあるんでしょうか

イギリスのEU離脱は、最も簡単に言うならば、人や物の移動の障壁をできる限り取り払い、みな共通の価値観のもとで生きていく、なんてものが夢想でしかなく、それにより自国に移民が蔓延しつつあることに対しNOを突き付けたってことだと思います

自分の国のことは自分たちで決める、というごくごく当たり前の考え方に立ち返った、ということなんじゃないでしょうか

数百年前から、弱肉強食の価値観のもと、強いものだけが勝ち残ればいいと、良くも悪くも世界の歴史をリードしてきたイギリスがその価値観にギブアップしたってことじゃないんでしょうか

明治以降、本格的にその弱肉強食の価値観と戦い続け、その最終決戦に敗れた日本は、戦後自分だけがよければそれでいい、自分だけが儲かればそれでいい、という価値観に支配され、もはや古来から先人が護り続けた価値観は風前の灯火のようであります

ようやくイギリスが、日本が1万年以上も前から知っていた当たり前のことに気づいた、ってことだと思いますが、その当の日本がその大事なものを忘れてしまっているように見えます

ですが、前にも申し上げましたが、小平次は今、月に一度、若い学生たちとテーマを決め、互いにプレゼンをしながら語り合う会をやっています

その学生たちを見ていると、まだまだ捨てたもんじゃないとも思います

私たちの世代が、次の世代に伝えるべきことはたくさんあります

がんばらなくちゃね


御免!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする