さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

隅田川のいきものたち③

2020-05-11 | 隅田川の生き物たち



こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は隅田川のいきものたち③、をお送りいたします

まあ、世間は不要不急の外出を避けよう、自粛自粛ですが、小平次の武漢ウイルスに対する考え方はこれまで述べてきたとおりです

それを別にしても、絶好の釣りシーズン、仕事でストレス溜めて、ジメジメと家の中にいたら気が滅入ってしまします

風邪やインフルエンザの予防、免疫力の向上には日光を浴びることが大切だと言います
家の中でジメジメしているよりは、一応、小平次も三密を守り、広いところでいきもの調査

場所は、初回と同様、都立公園の近くの人工入り江、前にも述べましたが隅田川は護岸が整備されすぎていて、生きものが生息するには少々のっぺりとしすぎています

ここは葦も植えられ、上記画像のように、石も積まれ、干潮時にはご覧のように干潟となります

本流側

隅田川ではごく少ない、いきものたちが住みやすい環境が整っております。

今回の調査方法はまたしてもエビ網、前回はモクズガニとウシガエルのオタマジャクシが入りましたが今回はどうでしょう

夜、エビ網にイカワタ、カツオの血合い、牛ばら肉をセット、入り江内に沈めます

翌日、確認に行きます

さてさて、なにか生きものは入っているでしょうか

エビ網を引き上げてみます



なんかエビっぽいのが入ってますね

水槽に移します、が、水が雨上がりでダダ濁り、ちょっと見づらいです



テナガエビですね、これは以前目視しておりますので、新発見ではありません

しかし

テナガエビっぽくないのも一尾入っています



なんというエビでしょう

ちょっとネットで調べてみます

姿形はヌマエビ系のようですが、ヌマエビはどちらかというとコケ類などを食べる草食性の強いエビだそうで、魚肉と牛肉に引き寄せられたことを考えると違うんでしょうか

色々画像検索をしてみたところ、トゲナシヌマエビ、というのが一番近い気がしましたが、今回捕獲したのは4cmくらいと、トゲナシヌマエビとしてはちょっと大きすぎるようです。

あとは、若いテナガエビが一番近いように見えますが…

ちょっとわかりづらい画像ですが、どなたかわかる方がいらしたら教えて頂けたら幸いです

さて、今回のテナガエビは、これまですでに隅田川の生きものとして目視で確認をしておりますので新種の発見はありませんでした

エビ君たちは、夜、素揚げにして頂きました

この日はこのあと、運動不足から来るストレスも明らかなので、ルアーひっぱりながらの護岸テクトロ

スズキはノーヒットでしたが、言問橋の下で新種発見!



遠目で画像がぼけておりますが、アイツですね

ミシシッピアカミミガメ、ミドリガメです

浮いたボラの死骸にまとわりついていました

もはや手の付けられないほど日本中で大繁殖している外来生物、この隅田川にもいました

しかし、甲羅干しができるような土手もない人工護岸の続く隅田川でよく生き延びているなあ…

さて、これで確認済の隅田川のいきものは次の通りです

①スズキ(釣り) ②マハゼ(釣り) ③ボラ(目視、玉網) ④ウグイ(釣り) ⑤モクズガニ(エビ網)⑥オタマジャクシ(ウシガエル・エビ網) ⑦ベンケイガニ(目視) ⑧カレイ(マコ?目視) ⑨マアジ(目視) ⑩コノシロ(目視) ⑪テナガエビ(エビ網) ⑫コイ(目視) ⑬ミズクラゲ(目視) ⑭アカクラゲ(目視) ⑮マルタウグイ(釣り) ⑯ミシシッピアカミミガメ(目視) ⑰トゲナシヌマエビ?(エビ網)


では、また次回調査まで


ありがとうございました


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隅田川の生きものたち②&カレイ狙い!

2020-03-22 | 隅田川の生き物たち


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は、だいぶ暖かくなってきましたので、隅田川生きもの調査第二段をお送りいたします

というより、この季節限定で、隅田川は両国付近、40cmクラスのカレイが釣れる、と東京に引っ越してきたばかりのころに聞いて、去年初めてチャレンジ、今年もやってきました

もう少し海のほうへ行けば釣れる気配も高くなりますが、あくまでも

『隅田川』

で釣る、というシチュエーションにこだわりたいと思います

カレイを狙いながら隅田川の生きものを調査したいと思います

前回の調査と、これまで釣り等により生息を確認している生きものを先にご紹介しておきます

①スズキ(釣り) ②マハゼ(釣り) ③ボラ(目視、玉網) ④ウグイ(釣り) ⑤モクズガニ(前回調査)
⑥オタマジャクシ(ウシガエル・前回調査) ⑦ベンケイガニ(目視) ⑧カレイ(マコ?目視) ⑨マアジ(目視) ⑩コノシロ(目視) ⑪テナガエビ(目視) ⑫コイ(目視) ⑬ミズクラゲ(目視) ⑭アカクラゲ(目視)

こんなとこですかね、では、カレイを狙いながらの生きもの調査、あらたな生きものを加えることができるでしょうか

まずは、キャスティングにより、アオイソメを購入、それからポイントを目指し、両国橋よりやや下流に座を構えます

釣り方はいたってシンプル、普通に投げ釣りです

今回は2本の竿を用意し、1本を流れ込みと本流がぶつかり潮目ができているところへ、1本は首都高の橋脚付近を狙い、それぞれ投げ込みます

あとはアタリを待つだけ…  待つだけ…  待つだけ…  待つだけ…  待つだけーーーーー!

待てども待てどもアタリはありません…

エサをチェックしても全く食われたような様子もありません

うーーーん…

この日は満潮が15時半ころ、間もなくです

下げ始めてからの夕マズメに期待です

その間、目視できる生き物を撮影してみました



護岸に付いているフジツボの仲間、フジツボも種類が多いのでちょっとこれではわかりません



クラゲ、ですがよく見かけるミズクラゲに似ていますが、ちょっと違うようにも見えます、調べてみましたがわかりません



これは、仕掛けに絡まった草の塊についていたんですが、なんでしょう、スジエビの幼体か、イサザアミの仲間か、今回は観察用の水槽を持ってきていないのでちょっとわかりません

で、あたりが暗くなって来たころ、ようやく待望のアタリ!!

結構な引きです、カレイっぽくはない、かと言って釣り慣れたスズキの引きとも違う

寄せて無事タモ入れ



マルタウグイですね

結構でかいです

前に釣っていたウグイとは違いますので、新たに1種加えたいと思います

貝類や、エビ類、この辺はもっと近くで見るか、水槽に一度入れるかして、ある程度でも種を特定出来たら数に加えたいと思います

で、結局カレイは…

今年もダメでした…


コメント (7)
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隅田川のいきものたち①

2019-09-26 | 隅田川の生き物たち


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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日から新カテ

『隅田川のいきものたち』

と題してシリーズでお送りしたいと思っています

小平次が隅田川のほとりに住み始めて早6年

以前は神奈川県の藤沢に長く住んでおりました

湘南、なんて言われまして、もてはやされたりもしていますが、水質は、悪くはありませんが、伊豆の海なんかに比べればそんなに綺麗じゃありません

それでも日本の近海魚介類はほぼ出会うことができると思います


しかし!

隅田川!

かつて高度経済成長の犠牲となり、公害により汚染され、近くを通るだけで鼻をつままなければならないほどの悪臭を放つ『死の川』に成り果てた時期もありました

ゴジラ対ヘドラ

なんて映画もできました

それでも30年くらい前からですかね、水質が少しずつ改善され、魚や他の生き物たちも戻って来たようです

そこで!

今、隅田川にはどんな生き物が生息しているのか

小平次なりの方法で調べててみよう!

というシリーズです

どれくらいの調査ができるかはわかりませんが、がんばりまーーーす!


で、その第1回目

WIKIから隅田川について簡単な豆知識

『隅田川(すみだがわ)は、東京都北区の岩淵水門で荒川から分岐し、東京湾に注ぐ全長23.5kmの一級河川である。途中で新河岸川・石神井川・神田川・日本橋川などの支流河川と合流する。古くは墨田川、角田川とも書いた』

歴史については学べば面白いことがたくさんありますが、本カテとはあまり関係ないのでまたあらためて


今回の調査場所は

荒川区南千住 汐入付近



奥に見えるのが隅田川の本流です

隅田川は実にのっぺりとした川で、生き物たちが暮らしやすい石だとか障害物、水草、そういったものが少ないのです

その点、この汐入付近は、都立公園などもあり、下記写真のように人工的に入り江を造り、生き物たちの生息できる環境を整えています



河口の晴海ふ頭からは12キロくらい上流です

これ以上上流に行きますと、荒川との分岐も近くなり、荒川には相当な種の生き物がいると思われ、墨田川のいきもの、とは言えなくなってしまいますのでこのあたりで


調査方法は当然

『釣り』!

と、今回上州屋で購入した『エビ網』という秘密兵器




スズキやハゼ、のような汽水の魚がいるのはすでに以前の記事で書いた通り、自分で釣って確認しておりますので、今回はミミズをエサにブッコミ釣りで、淡水の魚を狙ってみます

網の方には生のサケハラスをエサ袋につめ込み、セット完了

と、ここで悲劇が!

エビ網にロープを結ぼうとしていたら突風が吹き、筒状のエビ網がコロコロ…  ポチャ…

あああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーー!

入り江の水中に落ちてしまいました!

ここが浅いのはわかっているので、何とかタモ網で掬えないかとやってみますがダメ…

ぶっこみ仕掛けを引き上げ、仕掛けを引っかけて回収を試みますがダメ…

普段、いやっていうほど根掛かりとかするのに、こんな時に限って引っかかりません

うーーーん…

ひとまず諦め、ブッコミ釣りに専念

辺りも暗くなってきました

時折、飛翔するコウモリがラインにあたり、鈴が『リン』と一瞬だけ鳴ったりします

そのたびに少しドキッ、としますがアタリではありません

その後2時間ほど粘りましたがアタリなしです…

やむなく撤収

しかし!

小平次はエビ網を諦めたわけではありません

幸いにして落ちたのは入り江内なので、流されることもないでしょう

どっちにしても一晩仕掛けておくつもりだったので、家に帰ってからエビ網奪還作戦を考えます


そして翌日

ロープにルアーをくくりつけたエビ網奪還作戦の秘密兵器



これをエビ網が沈んでいると思われる辺りに投げ入れ、底を引きずるように寄せてくると

クン

お、何か引っかかった

引き揚げますと、見事!

昨夜落としたエビ網です!!

しかもなんか入ってる

で、ここで網に入っている状態の写真を撮れば良かったんですが、あまりの嬉しさに忘れて、すぐにバケツへ移動させてしまいました

で、その結果がこれ



2匹のモクズガニと、なんだかにょろにょろ系の生き物、一瞬ハゼかとも思ったんですが正体は



なんとオタマジャクシ

これが7匹も入ってました!

それぞれの個体は、すでに足や手が生えていました

でも種類がわからない

なんてカエルのオタマジャクシだろう

大きさは一番大きいやつで7センチ位、結構大きいです

実際に見た記憶と、横から撮った写真を色々検索して調べてみましたが、トノサマガエルのオタマジャクシと見比べてみますと






だいぶ近い気がします

しかし!

こんな地べたにおいて撮影して調査、ではだめですね…

スズキのような大型魚は無理ですが、観察用の水槽みたいのを準備してやるべきでした… 反省…

上のオタマジャクシ、なんのオタマジャクシかわかる方がいらしたらぜひ教えてくださいませ

このあと、オタマジャクシは川に返し、モクズガニは夜、蒸して食べました

濃厚なミソがめちゃくちゃ美味い!

さすが上海蟹の同属

さて、この他に、水面をパクパクしてたボラをタモ網で捕獲しましたので一種加えます



さらに、石積みの土手にウロウロしていたカニを撮影



このカニは何という種でしょうか

検索して調べてみました

スマホで撮った写真を拡大して比較しますとベンケイガニの仲間であることは間違いない感じですが、この写真では名前まではわかりません とほほ…

この場所にはたくさんいそうなので、次回はしっかりと観察できるよう準備したいと思います

さて
こここまでで、現時点で小平次が確認した隅田川のいきもの

以前、すでに釣り上げていた

スズキ



マハゼ



ということで、現在確認済みの隅田川のいきもの

①スズキ
②マハゼ
③モクズガニ
④オタマジャクシ(トノサマガエル?)
⑤ベンケイガニの仲間(クロベンケイガニ?)
⑥ボラ

の6種

この他にも目視しているいきものはいますが、このシリーズでは何かしらの方法で捕獲し、できる限り名前の確証を得たものをご紹介したいと思います

と言いつつ、初回はぐだぐだな調査報告になってしまいました…  ごめんなさい

次回がんばります!

御免!



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