さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

スカイツリーの真下でハゼ釣り

2016-08-30 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は釣りのお話

以前からお話ししている通り、小平次は釣りが大好きです

一番好きな釣りは、小平次の大親友であるM君と繰り出す東伊豆某所での手漕ぎボート釣り

まあ君!(あっ、言っちゃった)今年の秋の青物シーズンは必ず繰り出しやす!

その際はよろしくお願いします!

で、一番よくやる釣りは手軽さからルアーで狙うスズキ釣り

です

東京暮らしになってから、海へ行くのもあまりままならず、以前ご紹介した水中カサゴ釣りなんて、てんでご無沙汰

さて、8月最後の週末、今年こそ行こうと思っていましたら、迷走台風10号の影響、とても水中カサゴ釣りどころではなくなってしまいました(;_:)

ってんでしかたなく、女房殿と今年初のハゼ釣りに行くことにしました

場所はあの!東京名所、いやもう日本の観光名所

「スカイツリー」

来たことのある方はお分かり頂けると思いますが、スカイツリーの真下には「北十間川」という、幅は5メートルくらいですかね、旧中川と隅田川を結ぶ水路があるのです(江戸のころからのなかなか歴史のある水路だそうです)


以前隅田川でスズキ釣りをしていた時、知り合いになった人から

「あそこの水路にはハゼやテナガエビがたくさんいる」

って聞いてたもので、次のシーズンにはいっぺん行ってみようとは思っていたのです

小平次もなかなかに大きいボラの群れなんかを目撃していたので、まあハゼもいるだろうと

そんなわけで自転車を走らせ、途中安ワインとつまみを購入し、いざ、スカイツリーへ!



いつもはですね、この水路、噴水なんかの真水が結構入るからなのか、それなりに透明度も高く、浅い川底も見えるんですが、雨の影響のせいかこの日はずいぶん濁っておりました

女房殿にはチョイ投げの仕掛け、小平次は西伊豆で川遊びするときにくらいしか使わない、のべ竿のウキ釣り仕掛け

女房殿の仕掛けをセットしまして、小平次もさっそくアオイソメをちょろっとつけて仕掛けをたらします

ウキ下が長すぎたのか、ウキが寝てしまいましたので、少し短くして水路の際に落とします

今度はピン!とウキが立ちました

っとすぐに、ウキが「チョンチョン…スイッ」と水中に引き込まれます

軽く竿を立てると

「ビビビビビ」

小さいながらも確かな手ごたえ

まずは1尾目



まだ小さいですね、5、6センチくらいです(藤沢ではこの時期にはもう10センチ超えるくらいだったんですが)

となりでは女房殿も小さなあたりを逃さずとらえ釣り上げています

それからはもう本当に入れ食いで、仕掛けを落とせば必ずアタリがあるって感じで

まだ小さいのが多いからか2回に1回くらいしか針ががりしないんですが、それでもバケツはすぐに一杯

ワインとスモークチキンをちびちびしながらなかなか楽しいひと時です

せまい水路ににも関わらず、時折観光客を乗せたこんな船も



まだまだ釣れそうでしたが予報通り雨がポツポツ…

2時間ほどで納竿としました(帰ってから数えたらなんと93匹)

さて釣ったハゼ

この時期の小さいハゼは、頭をを落としてぶつ切りにしまして、玉ネギか長ネギと合わせてかき揚げにするのが一番です

少し大きめのは、普通に開いてそのまま天ぷら

ぶつ切りの方はかき揚げにしない分はそのまま素揚げにして塩をふって頂くのもまた美味いです

あとはワタだけ出したハゼを塩水につけて、その後ザルにあげて一夜干し、次の日の日本酒のお供です

下処理を済ませたハゼ君たち(クリックで拡大)

ってなわけで、まさに江戸前ハゼの天ぷら、こんな感じで



いやあ、ハゼは美味いですね!

池波正太郎先生の代表作

「鬼平犯科帳」

小平次の長官(おかしら)である長谷川平蔵が江戸前ハゼに舌鼓を打つシーンなんかもありまして

江戸から東京へ、ずいぶんと様変わりはしましたが

こんな大都会で、これから晩秋まで、まだまだ「江戸前」の自然の恵みを頂くとことができる

本当に幸せなことです  

ハゼ君にたちに感謝!


御免!



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卑弥呼ではない!日御子様です!ぱーと3

2016-08-28 | 歴史


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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は

小平次の妄想的歴史探訪

「卑弥呼ではない!日御子さまです!パート3」

をお送りいたします


では、まずはぱーと1、2のおさらい


パート1、2では

「卑弥呼」という当て字はもうやめにしようということ

当時漢字を常用国語文字として使用していたのであれば

「邪馬台国の卑弥呼」ではなく「大和国の日御子」

であったのではないかということ

「日御子」擁立の過程と、即位後の長期政権の事実から「日御子」は神聖なオーラとカリスマ性を備え、そして誰も文句のつけようない正当な血筋の人であったのではないかと考えられること

そしてそのような血筋は、日本には、いや世界でも一つしかない、つまりは「皇統」ではないかということ

そうであればもはや「日御子さま」とお呼びしなくてはならないのでは、ということ

また「皇統」のどなたかであらせられたのであれば、古事記、日本書紀にその事績が記されているはずであるということ

日本書紀の神功皇后紀に、あくまでも魏志の引用である、としながらも魏への使節派遣について触れられており、日本書紀編纂者たちは「日御子様」を「神功皇后」に比定しようとしていたこと

では日御子様は「神功皇后」であらせられたのか

それについて、百済本記等、大陸の史書と日本書紀の複数の事件でその年代の一致が見られ、神功皇后の皇太子であらせられた応神天皇のご即位が西暦390年であると考えられること

そうなると雄々しく男装し海を越え、新羅討伐を果たした神功皇后こそ海外にまで名を馳せた日御子さまにふさわしいと思われましたが、その治世に150年ほどの開きがあり、この開きは残念ながらいかんともしがたく、日御子さまと神功皇后は同一人物ではあらせられなかった…

では一体…

というところまででした


さて、ここまでの妄想というのは、あくまでも日御子さまが皇統の中のどなたかでいらした、ということが前提です

「皇統の方ではなかった」

そういう人も大勢います

しかしながら、パート1でも申し上げましたが、日御子さまのご即位の直前まで国内は大変乱れていたわけですが、それらの争い合っていた者たち皆が日御子さまの皇位継承に納得し、武器を置いたのです

「争い合っていた者たち皆が武器をおいた」

これは大変なことです

大東亜戦争の終結、それは昭和天皇の玉音によってでした

世界中の軍隊から、世界で最も規律正しく勇敢な軍隊と評されることもあった日本兵が、天皇のおことばだけで武器を置いたのです

また、日御子さまの治世がおそらくは約60年と長期にわたり、かつ、魏志倭人伝に見られる

「風俗は淫らではない」

「盗みをせず争い事はすくない」

といった日本人の特徴から、その治世下は穏やかで日本らしい時代を創られていたと想像できます

神性とカリスマ性、だれもが武器を置く血筋の正当性、長き平和な時代の治世、絶妙なタイミングでの魏への使節派遣

卓越した古代女王は、やはり皇統のどなたかであらせられた、と小平次は妄想するわけです


そもそも日御子さまの治世はいつからいつまでなのでしょうか

その崩年は、魏志倭人伝などの記述から、西暦で言うところ「248年」とわかっています

ではご即位は?

「後漢書倭伝」

に、日御子さまの記述があることから、そのご即位は最低でも後漢朝の滅亡220年よりも前、ということになりましょう

さらに後漢書倭伝の記述

「桓霊間倭國大亂、更相攻伐、暦年無主。有一女子名曰卑彌呼」

から、後漢の垣帝と霊帝の時代において、倭国は大いに乱れ互いに戦い、何年も主無き有様のなかで「卑弥呼」を共立したと記されております

垣帝の治世が146年から167年、霊帝の治世が168年から189年

倭国大乱から日御子さまのご即位が、支那の二人の皇帝の治世、全期間(146年から189年)にまたがっての出来ごとということはないでしょうから、まったくの想像になりますが、日御子さまの崩年から逆算し、現実的な宝算(天皇の年齢・寿命)を考え、おそらくは垣帝の末期から霊帝の中期後期にかけてではないかと思うわけです

年代にすると、160年頃から、185年頃までの間、この期間に倭国大乱から日御子さまのご即位があったと考えるのが小平次としてはもっともしっくりきます

そこから日御子さまのご即位は180年から185年くらいの間と考え、おそらくはさほどの差はないのではないかと思います

二十歳前後でご即位になられていれば、宝算は83歳から88歳、当時としては長寿でありますが、あり得ないというほどではありません

では180年ころから248年の間

この時代に在位なされていた天皇はどなたであらせられたのでしょうか

日本書紀は一部において、その紀年を120年、60年周期である干支を二順させていることがわかっております(他にもカラクリがありますが)

神功皇后の皇太子であらせられた応神天皇のご即位は、日本書紀では西暦換算で270年、実際のご即位が390年、ぴたりと干支が二順、120年遡っております

日本書紀の中には、このような例を他にもいくつかみつけることができます

応神天皇

このことは、精緻な暦を駆使し、編纂者達が応神天皇のご即位を正確に390年と理解していた上で、わざわざ120年繰り上げていると思えます

それはとりもなおさず、どうしても日御子さまを神功皇后に比定しなくてはならない「事情」があったと小平次は思っているのです

その事情とはなんでしょうか(それはいずれまた)

日本書紀がこんなですので、日御子さまの時代、どなたが天皇であらせられたか

別な視点から考えなければなりません

「安本美典さん」

という古代史の研究者がいらっしゃいます

この方は基本的に「ヤマタイ国」北九州説をご主張なさっていて、小平次が今最も熱い古代史研究者として尊敬している「大平 裕さん」はその著書の中で度々安本さんの論に反論、批判をなさっております

それでも大平さんは、戦後の古代史学者が日本書紀を史書として認めず無視してきた中で、安本さんが丁寧に向き合っていらっしゃることを高く評価もなさっています

また、安本さんは、

「古代天皇一代平均在位年数約十年説」

を展開なさっていまして、大平さんもご自身の論の補強に利用なさっています

「古代天皇一代平均在位年数約十年説」

とは、即位、退位の時期などを歴史的事実として信頼できると言われている、第三十一代用明天皇から大正天皇にいたる九十八天皇の在位期間を算出し、時代を5~8世紀、9~12世紀、13~16世紀、17~20世紀の四つにわけ、おのおのの時代にご即位された天皇の平均在位年数を求めたものです(下記図)



これによれば、5世紀から8世紀の間の天皇の在位期間は平均約10.88年となるわけです

天皇の在位期間が、時代を遡れば遡るほど短くなるのは当然のことであり、支那王朝の皇帝や、西洋の王の在位期間も概ね似通ったものになるそうです

また、安本さんは、兄弟間で皇位の継承が行われた場合、これも当然のことですが、その在位期間はより短くなり、古代においては平均6.75年という数字も導き出しています

では、さらに遡り、1世紀から4世紀までの天皇の平均在位期間はどのくらいであったのでしょうか

おそらくは10年から10年弱、となるのではないでしょうか

そうなりますと、応神天皇のご即位が390年、ここから初代神武天皇のご即位を、おおよそで推定することはできないでしょうか



応神天皇は第十五代天皇であらせられます

つまり、過去十四代、140年遡れば良いようにも思えますが、母君であらせられた神功皇后の執政期間を含めますれば、十五代遡る必要があるでしょう

単純に一代十年とすれば150年、240年頃となるわけですが、この間に大平さんの論によれば、第十代崇神天皇までの間に、兄弟継承が4度あった可能性があるとのことで、そうしますと単純に、3.25年(10年-6.75年)×4=13年

150年から13年引いてやりますと137年、神武天皇のご即位は応神天皇の390年のご即位から推定しますと、253年頃、となるわけです(皇紀についてはまたあらためて)

神武天皇

さて、もちろん大平さんの論や、安本さんの在位10年説にも異説、反論数多あります

10年前後の在位期間と言うのもあくでも平均でありますし、正確でない部分もあるでしょう

それでもただ小平次の妄想にもっともしっくりくるということですすめさせて頂いているわけですが、この神武天皇のご即位が250年頃、というのはさほどに間違いではないように思います(大平さんは10年説だけではなく、多角的にそれを論証されています)

違っていたとしても、数十年単位、百年単位の違いはないように思います

そうしますと、それを前提にして確実に言えるのは、日御子さまの治世は神武天皇のご即位よりも「前」ということになってしまいます

つまりそれはもはや「神代」の時代に入ってしまうという事です




いやいや、妄想とは言え大変なことになってきました


続きはパート4で



御免!


※当記事は、主に大平裕さんの「日本古代史正解」他著作を参照にしながらあくまでも私的な妄想で述べさせて頂いていることをご承知おきください
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天皇陛下の「おきもち」を拝察する 

2016-08-17 | 天皇・皇室



我が国日本は

「天皇」

があらせられ

「皇室」

あるからからこそ

「日本」

であるのです

我が国日本が、世界の先進主要諸国と比べ、国同士の

「戦争、侵略、滅亡」

の連鎖に関わった歴史的時間が圧倒的に少ないこと

今現在も、犯罪の発生率の低さが世界のトップクラスであること

日本にやって来る多くの外国人が、日本人の「道徳心」は素晴らしいと言っていること


それは

我が国日本には

「天皇」

があらせられ

「皇室」

あるからこそです

もし、この日本から天皇がいらっしゃらなくなり、皇室がなくなるようなことになれば、それはこの日本の終焉を意味します

平和と安寧、かろうじて残る道徳心、全てが日本と日本人から失われ、弱肉強食の価値観に支配された、自分だけ良ければ良いという人たちで溢れ、支那や米国の完全なる属国となり、やがて滅んでいくことになるでしょう

なぜそうなのか

それはいずれ歴史探訪の方で少しずつあきらかにしてまいりたいと思います


戦前までの日本人は、このことを当たり前のこととして、肌で感じ、教育もされていたわけです

しかしながら敗戦後、GHQの占領政策により

「天皇と皇室を敬う」

という、そのような日本人としての当たり前の感性は、あたかも「危険思想」のように洗脳され続け、現代にいたるわけです

「天皇と皇室」

を、まるで空気のように感じ、敬う気持ちなどを失ってしまっている日本と日本人

それでも、「君民一体」の国体の中、長きにわたり育まれた日本人の感性と本能は、今も息づいている

小平次はそう信じております




8月8日

天皇陛下が私たち「民」に、直接

「おことば」

を仰せになられました

この重大な出来事に対し、小平次ごときではありますが、その「お気持ち」を拝察させて頂きたいと思います


陛下は冒頭でこう仰っています

「天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。」

そして最後にまたこうお仰っています

「憲法の下(もと),天皇は国政に関する権能を有しません。」


憲法第四条第一項

「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」


この条文をふまえてのお言葉です

すでに、今回、天皇陛下が御自ら国民に向けて「おことば」を仰せになったことについて

「国民に向けてお言葉をおっしゃったこと自体が憲法違反だ」

さらに

「陛下のお言葉に呼応して国が何某の法改正に向けて動くようなことがあれば、完全な憲法違反だ」

というようなことを言う「言論人」「知識人」の方々がいらっしゃいます

小平次が驚くのは、このようなことを言う人たちが、いわゆる「左翼」側の人よりも、日頃憲法改正を訴え、天皇と皇室を崇敬していると言っている「保守派」の人達から出ているということです


「憲法違反」

陛下は

「憲法の下(もと),天皇は国政に関する権能を有しません。」

とあえて仰っているのですから

その可能性があることなど、当然にご存知でいらしたと思います


考え、感じなくてはならないのは、陛下がそれをご存知であらせられながら、このような方法をとられたということ

それは今、よほどのことが起きている、もしくは起きようとしているからに他ならないと感じるわけです



陛下は「おことば」の最後に仰っています

「象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。」

「国民の理解を得られることを,切に願っています。」


陛下が私たち「民」に願われていらっしゃる事

それは

「象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと」

に対し、私たち「民」が理解することなのであります

このたびの陛下の「おことば」に対し、世論調査などが、陛下の「生前退位」についてどう思うか、などという質問を中心に行われたようです

多くの国民、実に80%以上の人が「生前退位」を容認すべきと考えているようです
(民が「容認」というのもおかしな話ですが…)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160810-OYT1T50146.html

NHKのニュースなどでも

「ゆっくりとお身体を休めてほしい」

と答えている国民の姿が報道されておりました

陛下がご高齢でいらっしゃることを思えば、国民としてそのような回答が多くなるのは当然でありましょう

しかし、今一度私たち「民」は深く感じ取らねばなりません

もし、今、天皇陛下が「生前退位」なされ、皇太子さまに譲位なさった場合、現行の皇室典範においてはその時点で

「皇太子不在」

という大変に不安定な状態になるということです

陛下が私たち「民」に理解を望まれたのは

「象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと」

でありました

それはひとえに「皇室の安定」こそが日本の平和と安寧に直結することだからであります

「憲法違反」

の可能性を十分にご存知であらせられながら、「皇室の安定」を望まれ、国民に理解を求めるために、ここまでの事をなされた天皇陛下御自らが「退位」と「譲位」をなさり、皇室を「皇太子不在」という大変に不安定な状態にすること望まれますでしょうか


つまり陛下が私たち「民」に理解を望まれたのは、単に象徴天皇としてのお務めを満足に果たせないことから「生前退位」なさりたい、そのこと自体ではなく、もっと深く逼迫した国家的危機へのご憂慮である

と小平次は感じております

現行の皇室典範第一条

「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。 」


もし、このまま皇室典範の改正もなく進んでいけば、今の皇太子さまがご即位後には「皇太子不在」となり、次に皇位を継承するのは秋篠宮さまになられます

皇太子さまと秋篠宮さまは御歳がそう離れているわけでなく、安定した在位の時間をのぞむことは難しいわけです

そして、さらにその後になりますれば、皇室典範通りに皇位を継承できるのは秋篠宮さまご夫妻のお子さまの悠仁親王殿下お一人である、ということになるかもしれません

天皇陛下は、時間を置かずに皇位の交代が行われることによる、国の、国民のご負担も憂慮なされ、今回のおことばの中で仰っています 


さて、多くの方はご存知と思いますが、現在この

「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」

と主張する方々が、主に保守層を中心に大勢います

「神武天皇から続く皇統を途絶えさせてはならない」

ということです

歴史的、学術的な論については多くは触れません

天皇陛下御自ら国民に「おことば」を述べられる、尋常ならざる事態です

よくわからない、という方はこの機会に少しでも学ばれてみて下さい

「男系の男子が、これを継承する」

という厳しい決まりは、誰でもが天皇となれるわけではない

ということであり、とくに古代においては重要な意味を持っていたわけです

支那地域の王朝交代史のように、武力によって前王朝を滅ぼし、全く別な者、別な民族が皇帝となり支配する

我が国はこのような弱肉強食の価値観を否定するがゆえに一つの皇統を護りぬき、国を造ってきたわけです

たとえ大義なき者が皇室を滅ぼし、自らが天皇であると宣言したとて、臣下の者始め民に至るまで、そのような者の支配は認めない、従わない

それが日本の姿であり、結果我が国の平和と安寧をもたらしてきたと言えるわけです

そういう意味においても

「神武天皇から続く皇統を途絶えさせてはならない」

とする方々の主張も、小平次は良く理解できますし、その継承が途絶えることに不安もあります

先程来申し上げてきたとおり、我が国の国体は

「天皇」

があらせられ

「皇室」

がある

そうして護られた来たのです

もしそれを途絶えさせることになれば、それは日本という国を変質せしめていくかもしれません

日常の些細なこと

毎日必ず習慣でやってきたことがあるとします

「今日は疲れたから一日サボってしまおう」

それはやがて一か月に一度サボる日ができるようになり、一週に一度サボるようになり三日に一度になり、ついにはやめてしまう

そんなことは私たちの日常でしじゅう起きています

「千里の堤も蟻の穴から崩れる」

というように、長きに渡る国家としての歩みを途絶えさせる

それがどのようなことを招くのか

しかし、もはや現状は神武天皇以来の「男系の皇統」どころか「皇室」そのものの存亡の危機に直面しているのではないでしょうか

小平次はもう腹をくくっています

「女性宮家の創設」

以外、この危機を乗り越える術はない

そう感じています

小平次自身、もしこののちも「男系」による皇位の継承が可能であればそうあって欲しいとの思いはあります

しかしながら、もはやそれは不可能だと感じておりますし、男系派からその継承を継続するための効果的な策についていまだ聞いたことはありません

小平次は神武天皇以来の男系継承による長き「皇統」に敬意を持っています

しかし、小平次が今上天皇陛下を崇敬申し上げているのは、決して男系男子を継承している天皇だからではありません

これまで我が国を襲った大災害

その度に天皇皇后両陛下は心を痛められ、被災地に向かわれ被災者に少しでも寄り添おうとなさって下さいました

東日本大震災のとき、避難所に当時の菅直人首相が訪れ、簡単に見舞ったのち早々にその現場を去ろうとすると

「首相、もう帰ってしまうのですか!」

被災者から罵声を浴び、バツが悪そうにしている姿がニュースで流れました

しかし、天皇皇后両陛下が避難所をお見舞いなさると、家族を失い、やり切れない気持ちで一杯であろう被災者の方々が、両陛下のもとに集まり、涙を流し跪くのです

両陛下も腰を低くなさり、被災者に寄り添います

小平次はこの光景を見て涙が止まらなくなりました

今でも思い出すと涙が出ます

これこそが日本人の本能だと思っています


昨年、天皇皇后両陛下は、米国との戦争において大変な激戦地となった、パラオのペリリュー島を行幸啓なさり、国のために戦いその地に散った兵士を慰霊されました

大きな外科手術を二度もなされ、ご高齢にしてなお、国のために散った兵士たちのために、同時に我が皇軍と戦い散った米兵のために祈る、それが天皇としての務めである、そうお考えになられ無理を押してでも向かわれたのだと思います

天皇、そして皇族の皆様には「私」などありません

好きな時に好きな場所へ旅行にも行けず、美味しいものを食べようと街にも出られず、そのような中でこうして「民」に寄り添い、「民」のために祈られる

長き歴史において、天皇と皇室はそうして国のため、民のためにその御身を捧げてこられた

それを日本人としての本能で感じられるからこそ、天皇陛下を崇敬し、時に涙するのです

さて問いたい

「あなたは今上天皇陛下が男系男子を継承している天皇だから崇敬しているのですか」


遠き皇統のご先祖様であらせられる聖徳太子は仰いました

「和を以て貴しと為せ」






「男系男子派」も「女性宮家創設推進派」も

今、天皇陛下御自らが、重大な決断をなさり、私たち「民」におことばを賜ったのです

両派とも感情的にならず、天皇のため、皇室のため、国のために冷静な「話し合い」をすべきです

天皇陛下は「争い」など望んではいらっしゃいません

最後に、私たち「民」は想像してみなくてはなりません

「男子を生まなくてはならない」

このことが、皇太子さまご家族、秋篠宮さまご家族、このままいけばおそらくは数十年後にご即位になられる悠仁親王殿下に、ご結婚なさっていたならそのご家族に、どれほどの精神的、肉体的ご負担をかけることになるのか

私たち「民」が、皇室の皆様にそのような重圧をかけ続けることがあって良いのでしょうか

私たちは

「和を以て貴しと為す」

を国是として歩んできた国の「民」として腹をくくり、たとえ男系の皇統が途絶えようとも、そのことで国を変質せしめることなどないよう目を覚ましてあゆまねばなりません


小平次はただただ、天皇陛下の「おきもち」を大事にしてまいりたい

そう思っております





PS

ちなみに「男系男子派」の方々は「神武天皇以来」というわけですが、それ以前

皇室の祖神は

「天照大神様」

で、女性でいらっしゃいます

これに関しても、男系派からは天照大神様が女性であったとしても、女系の肯定にはならない等々、様々な論があり、それはそれで頷けることもあるのですが、今となっては些末なことにしか小平次には見えません





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天皇陛下 おことば 全文

2016-08-09 | 天皇・皇室
天皇陛下 おことば 全文  (宮内庁HPより)


『戦後70年という大きな節目を過ぎ,2年後には,平成30年を迎えます。

私も80を越え,体力の面などから様々な制約を覚えることもあり,ここ数年,天皇としての自らの歩みを振り返るとともに,この先の自分の在り方や務めにつき,思いを致すようになりました。

本日は,社会の高齢化が進む中,天皇もまた高齢となった場合,どのような在り方が望ましいか,天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。


即位以来,私は国事行為を行うと共に,日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を,日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として,これを守り続ける責任に深く思いを致し,更に日々新たになる日本と世界の中にあって,日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考えつつ,今日に至っています。


そのような中,何年か前のことになりますが,2度の外科手術を受け,加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から,これから先,従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合,どのように身を処していくことが,国にとり,国民にとり,また,私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき,考えるようになりました。既に80を越え,幸いに健康であるとは申せ,次第に進む身体の衰えを考慮する時,これまでのように,全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが,難しくなるのではないかと案じています。


私が天皇の位についてから,ほぼ28年,この間かん私は,我が国における多くの喜びの時,また悲しみの時を,人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして,何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが,同時に事にあたっては,時として人々の傍らに立ち,その声に耳を傾け,思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に,国民統合の象徴としての役割を果たすためには,天皇が国民に,天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,天皇もまた,自らのありように深く心し,国民に対する理解を深め,常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において,日本の各地,とりわけ遠隔の地や島々への旅も,私は天皇の象徴的行為として,大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め,これまで私が皇后と共に行おこなって来たほぼ全国に及ぶ旅は,国内のどこにおいても,その地域を愛し,その共同体を地道に支える市井しせいの人々のあることを私に認識させ,私がこの認識をもって,天皇として大切な,国民を思い,国民のために祈るという務めを,人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした。


天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして,天皇の終焉に当たっては,重い殯もがりの行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀そうぎに関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。


始めにも述べましたように,憲法の下もと,天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で,このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。

国民の理解を得られることを,切に願っています。』




現時点で小平次は多くのコメントは差し控えます

これからしばらくメディアが大騒ぎであーでもないこーでもない始まるでしょう


ただ一言、これほどまでのことをなさり、天皇陛下が私たち「民」におっしゃりたかったこと、伝えなくてはならないとお考えになったことはなんでしょうか

おそらくは多くの制約の中、そのお言葉も慎重にお選びになられたことでしょう


マスコミ報道などに惑わされず

それをお察しすること、感じ取ること

それが天皇の「民」として私たちがすべきことと思っております
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都知事選挙が終わったからちょっと考えてみる そして小池さんをフォローしてみる

2016-08-08 | 社会・経済


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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は遅ればせながら、なかなかに盛り上がりを見せた東京都知事選挙を振り返りつつ、今後について小平次なりの考えを述べてみたいと思います

主力3候補の戦い、と言われ、当初は接戦が予想されていたようですが、蓋を開けてみれば小池さんの圧勝

小平次としてはまあ、都民の良識がこのような結果になったと、一先ずはほっとしております


それにしても選挙後、小池さんの圧勝についていくつかのメディアが

「小池さんはうまくマスコミを使った、戦略勝ちだ!」

とか

「うまく劇場型選挙戦に持ち込んだ」

とか

負けた鳥越陣営が

「女性スキャンダルが痛かった!」

などと言ったりしているわけですが、小平次はですね

こういう言葉を聞くと本当に腹立たしく思うわけです

これらの言葉は裏を返せば、都民が

「マスコミ報道に踊らされた」

ってことを言っているわけですね

本当に不愉快ですよ

都民はそこまで愚かではなかった、ということです

さて、なぜ小池さんの勝利が都民の良識なのでしょうか

それは他の2人があまりに酷かったからです

小池、増田、鳥越、ほぼこの3人で確定という中で選ぶのであれば、小池さんの勝利以外あってはならなかったと考えたからでしょう

何がそんなに酷いのか

まずは増田さん、それは政治的手腕以前の話、その擁立のされ方が悪すぎるでしょう

自・公推薦の増田さん、当初自民党はあのスーパーアイドル「嵐」の櫻井翔さんのお父さんを担ぎ出そうとしたわけですが、その出馬要請を頑なに固辞されあえなく撃沈したわけですね

大体ですね、息子が日本を代表するトップスターとして大成功しているというのに、何かあればすぐ叩かれ、そのイメージにも傷をつけるかもしれないわけで、息子の足を引っ張りかねないってのに、よっぽどの信念と覚悟でもなければ、そりゃあ都知事に立候補なんてことはしないでしょう

賢明なお方でいらっしゃると思いますよ

そしてその後、本来「外国人地方参政権の付与」に反対を表明しているはずの自民党が、なぜかその付与に前向きな発言をしていた増田さんを推薦

うーーーん…

「外国人地方参政権の付与」

これは国の根幹に関わる重大なことです

それについての考え方が正反対であるというのは

「大同小異」

などと言う言葉ではすまされないでしょう


櫻井翔さんのお父さんから始まる、このなりふりかまわなさ、増田さんご本人に対しては少々気の毒にも思えますが、さすがに有権者も呆れ果てたということです



そして、鳥越さん

この方についてはもはや言葉はいらないでしょう

もし、この方が当選するようなことがあったならば、もう日本も本当に本当におしまいですよ

言っていることは支離滅裂、政策もなにもない

本当にこの方にだけはなって欲しくかったですね

さすがに都民もこんなのに乗せられるほど愚かではありませんでした(それでも得票数は多かったのは気にはなりますが…)

だからまあ良かったですよ


あと、それとは別に気になっていたのが、今回3候補以外候補者は異常なほどにメディアには取り上げられなかったわけですが、その中で善戦した桜井誠さんについて

この方については、そのやり方に賛否はあると思いますが、少なくとも今回の都知事選に関してで言えば、訴えていらしたことは実に正論だと思います

しかしながら、この方の理念が正しいものであったとしても、今の日本人のどれだけがそれを理解し進んでいけるかは、はなはだ疑問なのです

例えば舛添さんバッシングを見てもわかるように

自分たちで選んだ都知事であるというのに

「あっ、こいつは悪いヤツだ!、攻撃してもいいヤツだ!」

ってなった途端、四方八方から総攻撃

なんだかなあ…

舛添さんの件だけでなく、今の日本

「あっ、こいつは悪いヤツだ!、攻撃してもいいヤツだ!」

ってなるともはや歯止めのない総攻撃

こんなことがあちらこちらで起きているように思うのです

「在日は攻撃しても良いのだ!」

「チ○ン死ね!」

「朝○人は出て行け!」



小平次はですね

韓国という国が好きか嫌いかと聞かれれば

「大嫌いだ!」

と断言しますよ

そりゃああれだけデタラメ、捏造で日本と日本人を貶め、天皇に対してまでの侮蔑発言

「韓国が大好きだ!」

という日本人がいたら(友達がいるとか、一般の韓国人との交流とかの事情は抜きにして)、日本人としておかしいでしょう

そういう意味においては、過去、日本は対中国、韓国、北朝鮮に対して大人しすぎたし、これら3国を悪く言うのはタブーのような時代が長く続いていましたしね

どこかで多少手荒な方法で覚醒することも必要だったかもしれません

ただね、もう十分でしょう

十分というのは総連やパチンコ屋の利権などがどうでもいいという意味ではありませんし、北朝鮮の拉致等、解決すべき問題は山積みです

それはそれで粛々と進めていくべきことでしょう

言いたいことはですね、敵は韓国なんかじゃないということです

「在日は攻撃しても良いのだ!」

「チ○ン死ね!」

「朝○人は出て行け!」

などと言っている場合ではないということです

桜井さんが立候補なさったのは、ある程度の覚醒は果たした上で、ここからは実務の問題だと思ったからなのかもしれません




さて、最後に新都知事

「小池百合子さん」

について

小平次はですね

都民としてこの方を都知事に選んだ以上、小平次なりに全力で応援してまいりたいと思っています


ですから早速フォローしたいと思います

まず一つ目

選挙戦の最中、文春が小池さんの政治資金の収支の未記載について報道していました

今もくすぶっているようで、このようなことがまたいつ暴発するかわかりません

くだらない…

政治資金規正法なんてのはそもそもが曖昧でザル法だと言われております

小平次は以前政治に関わる仕事をしていたこともありますのでよくわかりますよ

収支の未記載なんかでいちいちしょっ引いていたら、ほとんどの政治家が対象になっちゃいますよ

よほどの悪意と巨大な金額の不正でもないかぎり放っておけばよいのです

どうかマスコミに踊らされ

「クリーンなせいじをーーー!」

みたいなことを意味もわからずさけぶのはよしにしましょう

マスコミがまた面白おかしく書いても、私たちはしっかりとくだらないことに惑わされないようにしましょう

続きまして二つ目

「小池百合子は移民政策推進論者だ!」

本当ですか?

ネットで結構ですからぜひ検索してみて下さい

小池さんが具体的数字とともに「移民政策を推進する」などと言っている確かな情報ソースを見つけてみて下さい

そもそもですね

「政府は外国人単純労働者の受け入れを推進しようとしている!」

などと言っている人たちもちらほら見かけますが、日本はもうすでに「外国人単純労働者の受け入れ」をそれなりの規模で推進していますよ

「技能実習制度」

という、表向きは「日本の技術を途上国の主に若者に学ばせ、母国で生かす」という名目で、基本的に単純労働であってはならないという事ですが、実際はほとんどが単純労働の職種で受け入れをしています

建設現場や農業の分野などで働くアジア系の若者とか見たことありませんか?

彼らは主にこの「技能実習制度」で入国している「技能実習生」です

この制度は、制限が厳しく、基本的に最長3年、それ以上の在留期間の更新は認められず、期間満了後は母国に帰らなくてはなりません

転職もよほどのことがない限りには認められません

このように制限の多い就労資格のため、国際的「人権団体」などからはかなり厳しく我が国は抗議、指摘を受けております(人身売買、体のよい奴隷制度等々)

にもかかわらず、在留期間を5年に延長するなど、若干の法律改正に動いてはいるものの、今のところ政府はこの制度をやめ、出稼ぎ労働的な「移民」などを認める方向では動いてはいません

なぜこんな制度を設けているのか

それは今、介護分野などを始めとする日本の労働力不足、少子高齢化による社会保障の下支え世代の不足が深刻化、もしくは深刻化するであろうという危機に対し、その下支えを外国人に頼らざるを得ない、と国が考えているからでしょう

簡単にそれらを解消しようと思えば、それこそ「移民」を認めてしまえば話は早いでしょう

しかしそうはいかない

かといって上記の問題も捨て置けない

ずっと日本に住み続けることを認めない上での、労働力確保、その苦肉の策が「技能実習制度」であるわけです


いずれこのことに関してはまたあらためて触れたいと思いますが、単純に「移民反対!」だけでは済まなくなりつつあるのが我が国の現状であり、反対を叫ぶのであれば国家国民として「覚悟」も必要になるでしょう

少なくともこの問題に対し、小池さんは「積極的な移民推進」などの発言はしていませんし、むしろ反対であれ賛成であれ、その「覚悟」を問う発言をしていらっしゃいます


さて最後に三つ目

「小池百合子は核武装推進論者だ!」

これはですね

検索してみるとすごいですね

結構ヒステリックに小池さんをののしっているようなサイトがヒットして

以前小池さんが

「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」

と発言したことに対してなのですね

落選した鳥越さんもですね

「核武装もありうるという人が都知事になっていいのか!」「怒りの気持ちです」

と落選したさいの会見で述べていまして

一部では「核武装を容認している!」みたいなことを言う人もちらほら

ネット上はほんと言いたい放題です

小平次はですね

「日本の核武装はあり」

もしくは

「いつでも核武装できる」

と世界に認識させる

必要があると思っております

できうれば後者が望ましいですが、それは相手次第というものじゃないでしょうか

反戦平和を叫んでいれば世界が平和になるなんてことはない、というのは歴史が物語ってきたではないですか

人それぞれ色々な考え方があると思います

核武装なんてしなくて済むならそれがいいに決まっています

ですがね、今の世界の状況を考え

「それも選択肢としてありうる」

とその「議論の必要性」を言ったことに対しまるで

「核武装」

を容認し推進しようとしている

「危険人物」

かのようなレッテル貼り

どこまでも思考停止している人たちです

「議論すらダメ」

って方がよほど危険思考でしょう

さて小池さん

この度、自らの政務担当特別秘書に元都議の

「野田 数」

という人を起用しました

どんな方か検索してみて下さい

なかなか小池さん、したたかですね

一部で野田さん

「極右」

などと言われていますが、なにがどう「極右」なのかさっぱりわからん


さて最後です

どうか小池さん

これから大変だと思いますが、頑張ってください

お身体もご自愛なさってください

リオの「閉会式」に行く際、飛行機はどうか良い席で向かわれてください

現地では日本の首都の知事として恥ずかしくないホテルにお泊りになられ、休まれて下さい



御免!






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