さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

タクシードライバー日記 どちらまでですか⑨ 『おとうさんったらね!』

2023-05-30 | タクシードライバー日記


こんにちは、小野派一刀流免許皆伝小平次です

小平次は、今の生業に就く直前、タクシードライバーを4年半ほどやっていたんです
その時のことを、インド放浪記風、日記調、私小説っぽい感じで記事にしていきます

本日は「おとうさんったらね!」です

乗車地 目黒区碑文谷付近
降車地 川崎労災病院

********************

 タクシーは、やみくもにただ走ってもそう客を乗せられるものではない、時折タイミングを見て、駅や、病院、ホテルなどの乗り場などに並んでみたり、客の出てきそうな交差点付近で待ってみたり、そういうことも大事なのである。だが、場合によっては自分の順番までやたら時間のかかることもあり、少しギャンブル的なこともあるので、うまくタイミングをみないといけない。

 ある日の事、目黒駅の乗り場が比較的空いていたので、ちょっと並んでみた。目黒駅の乗り場の順番待ちは少し変わっている。普通の駅などの乗り場のように、列を作って並ぶのではない。駅前のロータリーに碁盤のマス目のような停車場があるのだ。

 マス目?
 
 マス目にどうやって並ぶのか、最後に入った車がハザードを焚き、自分が最後尾であることを示す、その次の車は、ハザードを焚いている車の次が自分の順番であること覚えておき、今度は自分がハザードを焚く、そうして順繰りに、道路を挟んだ駅前の乗り場に客が来たらマス目から出て行くのである。

『碑文谷まで』

『かしこまりました、ではこのまま目黒通りを下ります』

 昼間の時間、しかも目黒駅の乗り場からそう高額案件は出ない、待った時間と釣り合いが取れればまあ良しである。おれは客に告げた通り、目黒通りに入り、そのまま南下していく、碑文谷付近、目黒通り沿いの某大手スーパーの前で客は降りた。
 さて、この夕刻前のこの時間帯、何処を目指して走るか、基本的には得意エリアに戻りながら客を拾えるのが一番だ、このまま環七へ出て、左折、中原街道を北上しよう、そんなことを考えながら走り始めると、直ぐに道路脇の女二人が手を上げた。
 一人は、初老の、ちょっと上品そうなオバサマ、もう一人は、その付き添いのような若い女、車を停め、ドアを開ける。

『お待ちどおさまでした』

 若い方の女がオバサマを促すように車内に乗せ、自分は乗らずに行先を告げる。

『この方を川崎の労災病院までお願いします』

 川崎!

 越境案件だ、だが川崎はここからだとそう遠くはない、それでも5,000円は出るだろう。

『かしこまりました』

 若い女に告げ、ドアを閉め、営業区域外のため、ナビを入れる、やはりそれほど遠くはない、まずは中原街道に入り、多摩川を超えたらそのまま綱島街道、この時間にしたらスマッシュヒットだ、おれはメーターを入れ走り出す。

 オバサマはやけに明るく、そして饒舌だった。

『川崎の病院にね、ウチのおとうさ…、あ、主人が入院してるんですよ、おとうさ…、いや、主人ったらね、入院してるんだから大人しくしていればいいのに、あれ持って来い、これ持って来い、って、ほんとうるさくて』

「ほんと、うるさくて」

 と言いながら、オバサマはどこか嬉しそうだ、入院していながらも、旦那が元気なことが嬉しいのかもしれない。

『ウチのおとうさ…、あ、主人が…』

 何度か「おとうさん」と言いそうなところ、「主人」と言いなおしていたが、話をする内、

『ウチのおとうさんったらね!』

 訂正することもなくなった。

『ウチのおとうさんったらね! 家族でレストランに行ったときにね、ステーキ頼んで…』

『ステーキだと店員さんがほらっ…』

『焼き方はいかがしますか?って聞かれるでしょ? そしたらおとうさん…』

『一生懸命焼いて下さいって言ったのよ! もう娘も私も恥ずかしくて』

 そう言いながらオバサマは笑っている、本当に「おとうさん」が大好きなのだろう、おれの心まで何だか和らいで行くようだ。

 その後も「おとうさん」の話が続く中多摩川を渡る、もう目的地までほど近い、そして川崎労災病院まであと2キロ、というあたりまで来ると、それまでずっと話し続けていたオバサマが急に押し黙った。さすがに話し疲れたのだろう、おれは気にせずナビに従い綱島街道を下る、あと1キロ、オバサマが再び口を開く。

『あの、運転手さん…?

あれっ…?、ウチのおとうさん……、?

あれっ…?、ウチのおとうさん……、あの、運転手さん…、ウチのおとうさんって……、

亡くなったんでしたっけ?』

『えっ!?』

 おれは思わず後部座席の方へ少し振り返る。

『ねえ、運転手さん…、ウチのおとうさん…、亡くなったんでしたっけ?』

『いや、あの…』

 車内が静まり返る、やがて労災病院の車寄せに到着、料金は予想通り5,000円を少し超えている、オバサマはどこかうつろな様子で財布を取り出し、料金を支払うと先ほどまでとは打って変わって、静かに車を降り、病院の中へ入って行った。

 営業区域外であるため、おれは表示を『回送』にして、綱島街道に出て、都内に向けて北上する。

 それにしても、あんなに明るく「おとうさん」の話をしていたのに…、認知症? 何にせよおれは何だか胸が締め付けられるようであった。

『切ないな…』

 おれは、今、離れて暮らさなければならなくなっている妻と娘のことを思い出す、やはり切ないな…。

 夕陽を後ろに多摩川を渡る、表示を『空車』に戻す。とにかく、銀座へ戻ろう。できれば客を乗せながら。


******************
この話は実話ですが、実は出の車内での話の内容はあまり覚えていないので、少し創作しています。ただ、ずっと『おとうさんったらね』と仰っていたことは良く覚えています





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シンウルトラマン・シン仮面ライダーを見て来た

2023-05-17 | 日記・思い出・愚痴・雑感の備忘録



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

ちょっと前ですが、去年かな、シンウルトラマンの映画を見て、先日、シン仮面ライダーも見てきました

『面白かった?』

と聞かれると……、 うーーん…

楽しかったのは間違いありませんし十分満足はしましたが、内容的にはうーーん… って感じですかね

小平次は、リアルタイムでは見ていませんが、ウルトラマンも仮面ライダーも、少年期のスーパーヒーローです

多少歳を重ねても、と言うよりいまだに専門チャンネルなどのデジタルリマスター版の再放送なんかも見ています

で、そういう人は小平次の世代から、リアルタイムで見ていた上の世代の人たちの中に大勢いると思います

だからそれぞれみんな、強い思い入れがあるのかな、と思います

小平次はずっと音楽をやって来て、元々はビートルズを聴いてギターを始めましたが、たまに仲間でビートルズの曲を遊びで演奏することもありますが、ライブでやることはまずありません

ビートルズも相当に思い入れの強いファンが多いので、仮に完コピして演奏そのものは良くても、そういうファン目線では、どこかしら気に入らないとこがあったりとか、演奏そのものはさほど難しくはないんですが、マニア目線で見られるので、なかなか難しいのです

ウルトラマンも仮面ライダーもおなじかなと

あーして欲しかった、こーして欲しかった、あの怪獣を、あの宇宙人を、あの怪人を出して欲しかった、ハヤタはこんなキャラじゃないとか、一文字隼人はもっとカッコいいとかww

小平次的には、ウルトラマンがCGで、本当に街の中に立っているように大画面で見ただけで感動でしたし、スペシウム光線の破壊力も迫力がありました

サイクロン号の爆走もライダーキックの迫力もカッコよかったです

なので、小平次としては、子どもの頃にみたシーンがCGによって現実のように見えただけで感動しましたし満足もしたので、賛否両論、と言う点においては、とても良かった、というのが総合的な評価ですかね

あと、ネタバレにならない程度に、面白いと思ったことを紹介します(多少はネタバレしますので、これから見る予定の有る方は読み飛ばしてください)

シンウルトラマンでは、ウルトラマンが初めて登場したシーン、日本の怪獣対策部?(警察組織?・原作品の科学特捜隊)の人たちも大変驚くわけです

そして撮影された映像などを解析し、身長だとか、飛ぶ速さだとか、いろいろ分析するのです

すると、そのデータを全て寄こせ、とアメリカから圧力をかけられるのです

すると、一人の女性職員が言います

『宗主国様の命令じゃ仕方ない』

みたいなセリフ、へー、って思いましたよ




仮面ライダーの方も同じく



仮面ライダーの敵と言えば、云わずと知れた『ショッカー』です

ショッカーは原作品では、世界征服を企む悪の組織です

シン仮面ライダーではちょっと違います

ショッカーは、人類の魂?、を肉体から解放し、ウソも争いもない、真のユートピアに送り込む、人類を本当の自由に導く、みたいなことを目的としているのです

これ聞いて思うのは、やはり…、あれですかね

本物、現実の日本政府の肝いり

『ムーンショット計画』

映画では、当初争いを無くすため、と信じ、この計画にかかわっていた浜辺美波さん演じるヒロインが、そんな世界はユートピアではない、と覚醒し、仮面ライダーと共に戦います



他にも、ある怪人によって、自分で考える事もせず、ただ言われた通りに生きる、それが幸せだと思う、洗脳された人たちが登場したりとか、へーって思いました


最近の、ダボスマンたちのなりふり構わない無法ぶりに、本当に怒りを覚えながらも、ささやかな抵抗しかできない、仮面ライダーが奴らをやっつけてくれないかな、半分本気?、で思うことも多くなってしまいます

でも、思います

今の日本、自分で考えることを放棄、いや考えること自体に至らない、ただただ自由を奪われ、言われた通りに生きる、奴隷でいることの方が楽だ、そんな人たちが大多数

そんな日本人のために仮面ライダーにお出ましいただき、命を賭して悪党と戦ってもらっても、今の日本人はそれが自分のために戦ってくれていることも想像がつかない気がします

それでは仮面ライダーも報われません

かつて国のため、家族のため、戦場へ向かい戦ってくださった先人も、数十年後に日本がこんな状態になっているのでは、何のために敵艦に体当たりまでして戦ったのかわかりません

先人の貴い死に報いる、意味あるものにするのは、生きている我々であるはずです

また、今後、アメリカのいいなりで戦地へ赴くことになるかもしれない、自衛隊員の皆様も、こんな日本国民のために命を懸けさせるわけには行きません

声を上げ、抵抗し、本当に平和を護るために、目を覚ましていなくてはならないと思います



御免!

PS 次はシンウルトラセブンやりますかね? これこそかなりシビアに見る大人が大勢いますので、もし製作するのであれば、大変だと思いますが、期待もありますかね



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オニカサゴとワクチン接種

2023-05-09 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

祝! コロナ 5類移行

いやいや、ここまで長かったですね

2年以上前から5類移行を叫んできた小平次としては、ようやく、本当に長かったな、と思います

まあ、それでも今日の朝の東京の街はいまだマスクだらけですが。。。


それにしても、不思議に思うことがあるんです

3年前から小平次は、コロナ茶番を批判してきましたが、当時は少数派でしたので、陰謀論者扱いされるのもやむなしだったんですが、今は全く違う状況になっています

権威ある学者、専門家、大手メジャー雑誌などもワクチンの危険性を訴え、それなりに人々の目に入るようになっています

にもかかわらず、大手テレビ局などが、まだそういう報道をしていないこともあるかもしれませんが、あまりにも世間が静かだということです


尾身茂氏「コロナはまだ普通の病気ではない」に「もうええやろ」総ツッコミ「予測できない」警鐘鳴らす姿勢に敬意も

尾身クロンがこんな発言しますと、タイトルでは『警鐘鳴らす姿勢に敬意も』とありますが、ヤフコメを見ますと大半は批判的で辛辣なコメントです

多くの人がワクチンを危険な物、少なくとも危険かもしれないくらいには認識し、コロナ対策についてもようやく批判的な目を向けるようになり、その上、人類史上最大の薬害事件の可能性もあるのですから、もっと統一教会や、普段の収賄事件以上に、メディアは厚労省や、河野太郎、他、ワクチンを推奨してきた専門家などに詰め寄ってもよさそうなんですけど、そうはなっていません

gaisさんが、最近の記事でおっしゃっていましたが

>>打ってしまった人こそ怒るべきなんですよ。無関心や黙りはそれこそ悪事に加担しているようなもの

その通りだと思うんです

小平次がもし接種していて、最近の『ワクチンの危険性』についての報道を見たら、怒り狂うと思います

そして役所などに出向き、これらの報道に対する反証を強く求めると思います

反証を出せないのであれば、なぜ、平然とワクチン接種を薦め、いまなお、ファイザーなんかのTVCMを流すことを許しているのか、きっと大騒ぎすると思います

実は非接種であるにもかかわらず、自治体や厚労省には、ワクチン打ったフリして何度か電話はしましたけどw

おそらくは、日本のマスコミ『マスゴミ』と言われるだけあって、視聴率、販売部数の増加、などが見込めないと大きくは取り上げないのか、多かれ少なかれ、どのメディアもワクチンを薦めるような報道をした過去があるからなのか、それとも本当に情報統制、などされているのか、あまりにも静かです

以前、小平次は目の当たりにしましたが、政治家の収賄とか、ある程度までは警察も許容していて、一線を越える、又は声が上がりマスコミなどが取り上げると、流石に動かざるを得ない、そんな感じでもあるようです

とすると、やはり市民国民が声をあげること、特にワクチンを打った方々が、今、身内や自身に害がないとか関係なく、しかるべき機関、身近で言えば市役所、区役所、都道府県、そういう所へ疑問を投げかけ、説明を求めるべきです

そしてマスゴミでもかまわないので、報道せざるを得ない状況を作り、河野太郎などを追い込まなくてはなりません

何でもっと騒がないのだろう。。

ふと思い出したことがあります

以前、東伊豆某所で、オニカサゴを狙ってボート釣りをしていて、良型のオニカサゴが釣れたんです

オニカサゴは、大変美味な魚ですが、背ビレ等に強力な毒針があり、刺されたら一大事です

https://kaisen-aquarium.com/onikasago-505/#i-3



激痛や呼吸困難、場合によって死亡例もあるくらいです

小平次はオニカサゴが釣れると、ニッパー等で口を固定し、大きめのハサミで、オニカサゴを網に入れたまま海中で毒ビレなどを切り落としてから血抜き処理をします

その日は、運悪くハサミを忘れ、毒針処理ができなかったので、せめて〆ておこう、とニッパーで口を掴もうとしたら、オニカサゴが暴れて、瞬間。。

『チクッ』

人差し指に小さな痛みが走ります

『あれ、今、刺された?』

ちょっと心臓の鼓動が速くなります

しかし! 小平次、その後

『いやいや、おれ、刺されてない、刺されてない、平気平気、あり得ない、刺されるとかって、ナイナイ』

確かに『チクッ』っとしたにもかかわらず、『無かったこと』にしようとしたんです

『刺されてない、刺されてない』

何事も無かったかのように、オニカサゴを処理し、エサをハリにつけ、釣りを続けようとします

ふと、人差し指を見ると、血がぷくっと出ています

『あぁぁ……』

もう自分にウソをつけません

慌ててスマホで

『オニカサゴ 毒 対処』

と検索します

『まず、患部の血を吸いだし、それから火傷しない程度の湯、又は火で患部を温め、毒を凝固させ、身体に回らないように…』

といったようなことでした

まずは血を吸いだし、ライターの炎で指先をあぶりました

以前にも、ゴンズイやハオコゼ、という『毒針武装』の魚に刺されたことがありましたが、その時は対処も何もしなかったため、長時間、腕全体が重く、気怠い痛みに襲われました

この時も、少し、似たような痛みが出かかりましたが、対処が良かったのか、大事には至りませんでした

ワクチン、特に超過死亡の増加と重なる3回目以降の接種をした方々

今、とても不安なのかもしれません

もしかしたら

『ワクチンが危険とか、それ陰謀論だから、ナイナイ、そんなこと』

『無かったこと』にはできないまでも、オニカサゴに刺された小平次同様、認めたくない、という心理が働いているのかもしれません

今さら危険とか言われても…

gaiさんのように、接種した人が声を上げる、とても勇気がいることだと思います

それでも後世のことを思えば、これ以上金持ちたちの好きにさせたままではいけません

例え微力でも声を上げること、長くかかりましたが、コロナも終わりです

『少数派』だった小平次は、コロナに関しては完全に多数派になりました

小さな声でも上げること

イカれた金持ちたちと戦うにはこれしかありません

声を上げ、もっと騒ぎが大きくなれば、ワクチンの解毒の研究なども進むかもしれません



御免!

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ベイスターズ7連勝!

2023-05-01 | 日記・思い出・愚痴・雑感の備忘録


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

小平次が相互フォローさせて頂いている皆様、、野球の記事とか書かれている方はほとんど見ませんので、あまり関心をお持ちではないのかもしれません

今日は野球のお話なので、興味の無い方は読み飛ばしてくださいww

生まれも育ちも神奈川県、という小平次は、小さいころから横浜ベイスターズ、というか大洋ホエールズ時代からずっと応援をしてきました

大好きだった選手は、遠藤一彦さん



弱小チームで孤軍奮闘、江川や西本、といった人たちが全盛期に、彼らを抑えて2年連続最多勝、沢村賞を獲得するようなすごい投手でした

なんと言っても、巨人の強打者、クロマティとの対決はシビレましたね

クロマティは、ホームランを打ったりすると、ベースを回りながら相手ピッチャーを見て、側頭部、オツムを人差し指でコンコン、「オマエとココの出来が違うんだよ」といった、人を小馬鹿にしたような仕草をするのが定番で、打たれた方のチームのファンは、それはそれは憎ったらしい気持ちになりましたよ

ある日、遠藤さんとクロマティの対決、遠藤さんが150キロ近い速球と、鋭いフォークボール、クロマティを翻弄し三振に打ち取ります

マウンドを降りながら、遠藤さん、クロマティを一瞥しやってやります、オツムをコンコン、

「オマエとココの出来が違うんだよ」

クロマティの悔しそうな顔! 

子どもながらに、何てカッコいいんだ! シビレましたよ

クロマティは今、Youtubeで動画配信をやっていて、遠藤さんをゲストで出演させたり、往年のライバルは今は仲良しのようです

さて、今年のベイスターズ、すごいです

4月を終え貯金9、単独首位です

過去にも、春の珍事的に首位に立ったことはあっても、最後は最下位、いつも期待を裏切ってくれますが、今年は相当に投手の層が厚く、このまま行けるかもしれません

前回の優勝、そして日本一は1998年、今年優勝すれば25年ぶりです

98年の優勝が38年ぶりでしたので、小平次は生まれておらず、初めての体験でした

本当に横浜ファンは辛抱強いのです

98年の優勝の時、終盤の試合はほとんど見に行きました

優勝が決まったのは甲子園で、行くことはできなかったのですが、横浜スタジアムのオーロラビジョンで中継をしてくれましたので、小平次も含め、多くのファンがつめかけました

大魔神佐々木が、最後のバッター、新庄さん(現日本ハム監督)を三振に取った瞬間、実際にゲームの行われていない横浜スタジアムが大歓声につつまれました

小平次のとなりにいた、歳の頃は同じくらいの兄ちゃんが、涙ボロボロこぼして泣いています

小平次も泣いています

大の大人が、みんな泣きじゃくっています

応援しても応援しても、優勝なんて夢のまた夢、最下位でなければまだよかった、くらいの弱いチームを応援し続けてきたファン、そりゃ泣いちゃいます

古い大洋時代のユニフォームを着た人、往年の名選手の野球カードを持ち込んでいる人、そう、あの頃に応援してた選手とともにこの瞬間を味わいたい、そんな気持ちだったんだと思います

優秀した瞬間、マウンドに、私服姿の二人の男が向かいます

なんと! 遠藤さんと往年のホームランバッター、田代富雄さんです!

その瞬間小平次はバックネットまで走り、ネットにしがみつき

『えんどー! えんどー! えんどー!』

泣きながら大絶叫、周りも大騒ぎです

しょっちゅう優勝している巨人やホークス、西武のファンには決して味わえない瞬間です

その後、関内駅から横浜周辺はお祭り騒ぎ、この頃小平次は、若かったこともあり、酔っぱらうと時折、桜木町辺りの運河にパンツ一丁で飛び込み、泳いだりしていたことがあったんですが、ベイスターズ優勝の大騒ぎの中、誰かが川に飛び込み亡くなったらしく、それがニュースで報じられると小平次の携帯が鳴りっぱなし

『いや、だれか川に飛び込んで死んだってニュース見て、てっきりお前かと。。。』

まあ、もう今年優勝してもそんな馬鹿なことをする歳ではありません

前回、98年の優勝の時、横浜スタジアムへ、西武ライオンズ相手の日本シリーズの初戦を、当時恋愛中だった今の妻と見に行ったのですが、小平次含め、周りの人が言うんです、感慨深げに。。

『まさかここで日本シリーズが見られるなんて。。』

前回が38年ぶり、もし、今年優勝できたら25年ぶり、めったに優勝するチームではありません

今年優勝できたら、小平次が見ることのできる、最後の横浜優勝、になるかもしれません

そんなことを思いながら、今年は童心に帰り、思い切り思い切り応援したいと思います


御免!

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