さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

ローラが左傾化?沖縄基地問題 yahooニュース

2018-12-29 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は少し前のyahooニュースですがこんな記事

ローラが左傾化!? 沖縄米軍基地移設に突然「NO」を表明の裏にある“野心『テレ朝も“擁護”の報道!?』


『沖縄では米軍普天間基地を移設するため、埋め立て工事が行われている。米ホワイトハウスの請願サイト「WE the PEOPLE」では、この工事を止めるよう求める署名活動が実施中なのだが、これにタレントのローラ(28)が賛意を示し、話題を呼んでいる。』

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181221-00553795-shincho-ent  デイリー新潮


さてこのニュース 

小平次が疑問に思うのは、事の良し悪し以前に、なぜ辺野古への基地移設に『反対』というと『左傾化』なんでしょ?

『保守派であるが辺野古への移設は反対』『米軍基地は必要だが辺野古への移設は反対』

そういう人はいないってんでしょうか

小平次の朋友であるゆぅすけさんの沖縄のご友人も『米軍基地は必要だが辺野古への移設は反対』のようなことをおっしゃていらしたそうですが(記憶違いでしたらごめんなさい)、小平次の沖縄の親友も同じようなことを言っています

小平次の親友は東京に来るときは靖国神社への参拝を欠かしません

ですが『辺野古への移設は反対』

と言います

この沖縄の基地問題に限らず、今の国の政策

『そもそも』

という視点や議論が全く欠けているように思います

例えば今回の移民政策

『そもそも本当に外国人に頼る以外に選択肢はないのか』

沖縄基地問題で言えば

『そもそも沖縄に米軍基地は必要なのか』

『必要と言うならばそれはなぜなのか』

『必要であるとして、日米地位協定をこのままにしておいていいのか』

『改憲なくして、集団的自衛権のみ独り歩きした状態、自国の防衛もアメリカ次第のままでの基地存続は正しいのか』

逆に

『沖縄に米軍基地は不要である、と言うならば、看過できない中国の海洋侵略に対する抑止力をどのように働かせるのか』

そういった議論がまるでなされていません

『辺野古への移設反対を叫べば左傾化』

などとバカなこと言ってるうちは何も変わりません

いや、一部の金の亡者ばかりが喜ぶだけで、多くの人が望まぬ形で様々なことが進んでしまいます

今や沖縄県民の感情は非常に複雑で、基地なしでは生活が、経済が成り立たない、戦中戦後の米軍の非道ぶり、いろいろなことが絡み合っているのだと思います

小平次自身を含め、沖縄以外の国民があまりに無関心でいすぎたのではないか

同じ日本人としてあまりに無関心すぎたのではないか

沖縄の新聞はじめ、確かにかなり左傾化しているとは思いますが、占領後の米軍兵の暴虐ぶり、強姦、殺人、どれほと凄惨なできごとがあったのでしょうか

それでも敗戦国ゆえ、悪党を裁くこともできない

同じ日本人は、政府を始めだれも助けてくれない

唯一米軍に反抗しようとしたのが左翼主義者、そこに頼らざるを得なかった…

戦後間もなくの間沖縄では、占領下であるからこそ自分たちが日本人であることを自覚し続けるために愛国教育が行われていたのです

それでも戦後、ずっと置き去りにされたまま、左翼主義者に頼らざるを得なくなった…


ずっと以前の事ですが

この方知ってますかね



立憲民主党の衆議院議員、阿部知子さんです

小平次の地元、藤沢の選挙区の人で、元々は社民党に所属していました

党首だった福島瑞穂と対立して抜けたんですが、まあ、社民党だってんで、小平次はこの方に投票したことは一度もありませんが

ある日、この方が国会質問で沖縄の基地問題について触れたんです

その時におっしゃったのが、古い話で正確ではないと思いますので、あくまでニュアンスですが…

『沖縄の米軍基地については、その在り方、自主防衛、そういった視点から、本来保守政党が問題提起するべきである』

ああ、なるほど

その通りだ

左翼もたまにはいいことを言う

そう思いました


『改憲』だと言えば左翼が『右翼だネトウヨだ!』とレッテル貼り

『辺野古へ移設反対』だと言えばネトウヨが『左翼だパヨクだ!』とレッテル貼り


たまにはね、左翼と思う人の話、右翼だと思う人の話、双方聞いてみましょうよ

極左だとか極右なんてのは相手にしなくていいんです


もう少しだけバランス感覚を養いたいな、小平次はそう思っております



御免!
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yahooニュース南青山児童相談所の建設反対と移民政策

2018-12-18 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は、パソコン開いて目に飛び込んできたyahooニュースの気になる記事について

「南青山は自分で稼いで住むべき土地」 児相建設に住民反発!揺れる港区

ん?

なんだ、このニュースは?

以前、保育所の建設反対なんてのがニュースになってまして、保育所の場合、子供の声がウルサイとか、身勝手ながらまあ理由があるってのはわかるんですが、児童相談所の建設反対ってのはちょっと理由が想像つきません

で、ちょっと読んでみる

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00010011-fnnprimev-soci&p=1

へえ!

早い話、南青山は金持ちの住むところだから、児童相談所を必要とする貧乏人は住むな!ってことですね

その説明会に参加した建設反対派の女性参加者のご意見

『(児童相談所などに)入られたお子様が、休日なんかに(外に)出ると、あまりにも幸せな家族、ベビーカー、着飾った両親、カフェなどでおしゃれにあれ(過ごして)いる…そういう場面と自分の家庭を見た時のギャップというのをどう思うかっていうことを、私はすごく心配しています。』

すごい思いやりじゃないですか!

幸せの形ってのは、高貴に着飾ったママが高価なベビーカー、おしゃれなカフェ、そういうもんなんですね!

勉強になりました


それにしてもですね

南青山、今でこそまあ、おしゃれな街なんて言われてるのかもしれませんが、その昔の地図なんか見りゃ、お江戸から見ればド田舎ですよ



記事によれば、ここに住むために何億も投資したとか…

人それぞれ価値観が違いますので多くは申し上げませんが、そんな金あったら小平次だったら無人島買うなあ

そして鉄腕DASHのDASH島みたいなお遊び…

はあ~、やってみたい…

と、横道にそれましたが

『高級住宅地に新規で移り住んできた住人は、東京でも地方でもおしなべて金は少々持ってるが、品の無い連中が殆どですからね。 元々の古い住人が迷惑を被るんですよ』

とは、反対住民に対するツイート

そうなんだと思いますよ

何億使ったか知らないですが、元々あんたらもヨソモンだろう

ヨソモンが後からやってきて、その街の、地域の、ひいては国の、歴史も文化も習慣も理解せず己の主張を押し通そうとする

少数派の内はいいですが、いずれ多数派になって、その街の、地域の、ひいては国の、歴史や文化や習慣が破壊されていく

何かに似ていませんか

今は少数派の中国人

このまま杜撰な法律に従って移民政策を進められ、今だってそうなりつつあるんですが、表面的な外国人労働者の人権保護ばかり言って企業や関連組織を締めつけて行けば、使う側がもう腫れ物に触るがごとくになっていく

それを知ったヨソモン労働者側は、自分が保護されていることを盾に、自己主張を押し通す

そしてこの国の、古来からの伝統や価値観が破壊されていく


小平次の知人の中国人女性、日本に住むなら日本のルールに従え、と他の中国人にいつも言っている方ですが、その方が言ってました


『日本人はたとえ自分の家の中が汚れていても、街は綺麗にしようとする、中国人はたとえどれだけ街が汚れていようとも自分の家の中だけは綺麗にする』

『日本人は頑張ったらお金がもらえると考える、中国人はお金をもらったら頑張ると考える』



価値観の違いとはこういうことでしょう


別にどこに住んだってかまわないんです

でもヨソから来て己の主張ばかり押し通そうとするのはいただけませんね

まあ、今回の児童相談所反対については批判的な意見が多いようですが…

さすがにここまで醜い反対派の主張みてますとね、なんだかこれもヤラセかなあとも思ったりしますが…


さて、このニュース見て、小平次の女房殿が言ってます

『子供のうちはね、金持ちも貧乏人もみんな同じ釜のメシ食って、遊んで、それが大事なんだよ!』


ちなみに小平次の女房殿、地元の名士の娘で、生粋の江戸っ子で気性は荒いですが結構なお嬢さまだったのです


まあ、今は小平次と結婚してひもじい思いをさせておりますが…

あ、こりゃ南青山に住もうとしたら反対されちゃうな




御免!

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移民政策 的外れの野党、事なかれの与党

2018-12-17 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


連続でお送りしておりますこの度の『移民政策』について

いよいよ法案の中身が少しずつあきらかになってまいりました


引き続き、移民法案の土台となる現行の『技能実習』という在留資格を見てまいりたいと思います

前回、この技能実習のあらましについてふれましたが(前回記事をご参照ください)、今回もう少し詳しく見つつ、どれだけおかしなことが起きているのかご一緒に見てまいりましょう(基本的なことについては前回の記事をご参照ください)


『技能実習』という『在留資格』には、大きく分けて『企業単独型』と『団体監理型』の2つがあります

企業単独型は文字通り、そこそこ大きな企業が、海外の現地法人や関連会社、取引先の従業員を技能実習生として受け入れるパターン

今連日マスコミで『最低賃金が守られていない』とか、『時給300円で残業させられていた』など、泣きながら外国人技能実習生のインタビューなどの報道、野党も国会でそんな現状を訴えていましたがそのほとんどがもう一つの『団体監理型』という技能実習の中で起きております

この団体監理型という技能実習は、おもに中小企業協同組合などの『監理団体』と呼ばれる第一次受け入れ機関が、外国の『送出し機関』という、まあ、人材派遣会社のような企業等と提携し、人手不足で外国人を雇用したいと希望する中小、零細企業や個人事業主の間を取り持ち、雇用させるというものであります


この監理団体のお役目というのは、今取りざたされている最低賃金以下で働かせるだとか、不当な残業をさせる等、関連労働法令違反がないよう受け入れ企業を監督することなのです

その他技能実習生が病気になったとか、悩みがあるとか、そんな時に母国語で対応し、技能実習生を『保護』することもこの監理団体の重要なお役目です


以前はですね、この監理団体ってのもいいかげんなところが多く、それこそ監督義務なんか果たさず、『監査』と呼ばれる実態の調査や技能実習生への聞き取りなどを、『やったことにして』3か月に一度、入国管理局へ報告書を提出したりしていたわけです

ところが以前より人権人権、騒ぐメディアや、外国の人権団体からも転職もできないこの制度は『奴隷制度』だ!なんて批判も多かったものですから、入国管理局の締め付けがかなり厳しくなりまして、いいかげんなことやっている監理団体は結構な処分を受けるようになったのです

上記の『監査報告』などに対し、虚偽の報告なんか出してバレたりすれば、重い処分として5年間の技能実習生の受け入れ停止なんてことになったりします

それは企業で言えば『営業停止』、事実上の『倒産』みたいなものですから大変です

さて、それをふまえて現状を見てみましょう

実はこの小平次、外国人の在留資格の認定や変更、更新といった手続きを自分の生業の一つとしておりまして、この技能実習についても関わりを持っているんです

今野党やメディアが言ってるような

『法定の最低賃金以下で働かされた!』

とか、技能実習生の失踪の理由が

『より高い賃金を求めて』

なんてこと

ほんとなんですかね

報道などを見てますと、技能実習生側の言い分ばかりが伝えられ、使っていた側の言い分なんててんで無視されているように思います

まるで、技能実習生を受け入れている企業が一方的に悪い、みたいな感じで


先日立憲民主党が

『失踪した技能実習生の7割近くが最低賃金以下で働かされていた』

なんてことを発表してましたが

小平次の知る限り、これは完全にウソ!だと思いますよ

あんまり適当なこと言ってますので、立憲民主党本部へ電話してやりましたよ

『いったい何のデータに基づいてこの数字を発表したのか』って

曖昧な返答しかありませんでしたが…


先にも述べたように、今は入国管理局や、新設された『技能実習機構』ってとこの締め付けが厳しく、いいかげんなことやってましたら『お取り潰し』になってしまいます

監理団体で仕事をしている人たちは、ごく普通のサラリーマンですから、お取り潰しになってしまうと、つまり『失業』、大変なことになるわけです

ですからみなさん真面目に法に従い、賃金台帳や出勤簿などをかなり細かくチェックしてますよ

小平次も仕事柄、相当数の企業の賃金台帳などをチェックしてますけど、ここ数年、法定最低賃金以下で技能実習生を働かせている企業や個人事業主なんて見たことありません

そもそも『失踪した技能実習生』とは、つまりその時点で『不法就労者』であり、期限を過ぎれば『不法滞在者』です

そんな立場にありますから、見つかれば強制的に帰国しなくてはならなくなるかもしれません

そんな人達ですから、どんな風に聞き取りしたのか知りませんが、当然自分たちの立場を守ろうと、失踪の理由を作るはずです

『より高い賃金を求めて』

もともと母国にいる時、雇用条件を示し、それで納得して日本にやってきているわけですが、建設系など、きつい仕事をしながら『法定最低賃金』…

コンビニなんかで、若い留学生かなにかの、同じ国の女の子が自分より高い時給でアルバイトしているのを見たりすれば、まあ『より高い賃金を求めて…』ってのもわからなくはないのですが

留学生なんかはそれなりに日本語の勉強して、そういう何かしらスキルを持ってやって来て、住居や生活なんかの一切は自己責任でやらなきゃいけないんです

出稼ぎ労働的技能実習生はロクに日本語も話せず、住まいは用意され(家賃は払いますが)、その他何かあれば監理団体職員がすっ飛んで行って病院に連れて行ったり、悩みを聞いたり、入国、帰国の飛行機代だって自分で出すわけではありません

つまり、過剰に保護されているのです

『より高い賃金を求め』るのであれば、自らのスキルを高めるくらいの努力をしなくてはなりません

失踪している実習生のほとんどは、日本語もロクに話せません

失踪した直後、すぐに居住できるような住居だってあるはずありません

そんな状態で失踪するってのは、つまり手引きしている人間がいるってことです

中国やベトナム人には、もはや組織的に人身売買的なことをやっている連中が間違いなくいるでしょう(日本人も加担している)

本来問題にすべきはそっちでしょうよ

入管だって人権気にしすぎて、失踪した『不法就労者』を発見したって、自分たちの手は汚さず、監理団体に『速やかに帰国するよう促しなさい』というだけで監理団体まかせです

先にも述べたように、監理団体の職員さんなんて、みんな普通の会社員です、素人です

そんな人たちに、何か危ない連中が関わっているかもしれない不法就労者や不法滞在者の身柄を確保し、『速やかに帰国するよう促しなさい』ってんですからどうかしてます


『人権がー!人権がー!』

ちゃんと見るとこ見ろよ野党!

それに合わせて、法案通すこと優先するあまり

『外国人に対して自国の価値観を強制するようなことがあってはならない。お互いが尊重し合えるような共生社会の実現に向け、環境整備を進めていく』

と言って、より、監理団体や企業への締め付けを厳しくするであろう事なかれの自公与党!


いいかげんにしろって!



御免!


※次回、現行制度と本法案(まだロクに中身が決まってませんが…)の矛盾点などを実情を見ながらお話ししたいと思います





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移民受け入れ法案 いよいよ可決

2018-12-08 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


前回、この度の移民政策の土台となる、現行の『技能実習』という在留資格についてのさわりだけふれました

今回はもう少し詳しく見て行きましょう


と、その前に

想像してみて欲しいことがあります

小平次の住む地域でも実際にあるんですが、クラスの3分の1相当の子供が中国人や韓国人、ってな小学校があるんです

東京近郊には団地の一棟まるまる居住者が中国人なんてとこもあるそうです

今すでにこんな状況ですので、今回の法案が成立し施行されれば、20年後くらいには大変な数の外国人が、て言っても主に中国人とベトナム人になりますかね、街中に溢れかえり、クラスの3分の1どころか、中国人を中心にした外国人が、クラスの大半を占める、なんてことも普通になるでしょう

で、小学校や中学校、そのクラスの大半が中国人なんてなったら、どうでしょう、学校の歴史教科書なんかについて

『南京での30万人大虐殺の記述を載せろ!』

なんて徒党を組んで抗議する、ってなことが決して非現実的な話ではなくなるだろうと思うのです


その上安倍首相は

『外国人に対して自国の価値観を強制するようなことがあってはならない。お互いが尊重し合えるような共生社会の実現に向け、環境整備を進めていく』

と、膨大な数になるであろう中国人の価値観にも合わせろって言ってるんですから、今までの政府の対応からすれば、声の大きな連中の言うこと聞いて、事なかれに処理して最後にはいいようにやられてしまう

せっかく南京大虐殺なんて、そういう話がねつ造だと、多くの日本人が認識するようになったってのに

小平次から見ればもはやこれは日本崩壊、まさしく極左の望み通りになっちゃうわけです

いやあ、いくら中国人でも日本に来たらそこまでしないだろう、と思われますか?

保守を自認しながら、今回の法案に賛成という方々はこういうことまで考えてみて欲しいと思うのです


さて、では前回からの続きで、この度の外国人の受け入れ拡大がなぜ『移民』ということになるのか

共にみてまいりましょう

この度の移民政策の土台となる、現行の『技能実習』とはいかなる在留資格なのでしょう(在留資格については前回の記事をご参照ください)

在留資格には基本的に、就労可のものと就労不可のものがあります

技能実習は当然に就労可の在留資格です

基本的に『永住者』とか『日本人の配偶者』と言った在留資格をもつ外国人は、ほぼどんな仕事をしてもかまいません

転職ももちろんOKですし、家族を母国から呼んでも問題ありません

その他の就労可能な在留資格、例えば通訳の仕事をするんであれば『技術・人文知識・国際業務』という在留資格を得なくてはなりません

この『技術・人文知識・国際業務』のような在留資格は、上記の『永住』などと違って、やっていい仕事が限定的であります

『技術・人文知識・国際業務』で通訳をやっている外国人が、工場のラインで働くとかってのはダメなのですね

上記の『永住者』などの就労制限のほとんどない在留資格以外は、転職はできてもやっていい仕事は限定的ということなわけです

ちなみにプロ野球やサッカーの助っ人外人の在留資格は

『興業』

だからバレンティンが試合のない日にコンビニでバイトなんかしてはいけないのです(まあ、そんなことあるはずもありませんが)


で、今話題の『技能実習』、どんな在留資格なんでしょう

技能実習という在留資格は上記の『技術・人文知識・国際業務』他の在留資格に比べましても、よりやっていい仕事が限定的です

原則転職も不可です

この技能実習制度が始まる前、日本において外国人が働くってのにはある程度のスキルが求められていたわけです

例えば通訳、って言えば当たり前のことですが、最低日本語が日本人に近いレベルで話せなきゃいけません

その他の在留資格も同じです

IT関連のスキルが高いとか、医療の専門家であるとか…

そういうことで、例えば建設現場で働くとか、キュウリを摘み取るとか、そういう出稼ぎ労働的な仕事をするための在留資格はなかったのです

そこでできた苦肉の策が

『技能実習制度』

なわけです

その目的、趣旨は、建前上

『技能実習制度の目的・趣旨は、我が国で培われた技能、技術又は知識(以下「技能等」という。)の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与する』


という名目で、一応は国際貢献を謳っているわけですが、まあ実態は『出稼ぎ労働』です

元々『研修』という制度で始まったんですが、小平次は、自民党議員と連携してこの制度を立ち上げた関係者を良く知っているので、多少は詳しいわけです

何が

『苦肉の策』

なのかと申しますと、建設やら農業、その他製造業なんかでも随分前から人手不足って騒がれてまして、でもやはり『移民』ってことになると反発も大きいし、当時の議員さんの中には、やはり『移民』はダメだって思っていた人たちもいて、それでも人手不足を解消するため、限定的、期限付きで外国人を受け入れようってことで始まったんですね

この技能実習という在留資格は、去年の11月までは最長で3年、在留期限の更新も不可、転職も原則ダメ、働いて良い仕事もかなり厳格に定められています

単に建設業と言ってもその職種はたくさんあるわけでして、建物を造る時、高所作業もできるように足場を組む足場屋さんは『とび作業』とくくられておりまして、この『とび作業』で技能実習という在留資格を得た人は、それに関連しない、例えば大工仕事なんかをしたりとか、土地を整地したりとかって仕事をしてはいけないのです

先の通訳の仕事で例えれば、英語の通訳で在留資格を得た人がスペイン語の通訳はやってはダメってくらいの制限がついているのです

つまり、一定の期間、決められた会社で決められた仕事をして、期限が満了したらお帰り頂く、その後、同じ『技能実習』という在留資格で再び日本に来ることはできません

『移民』を認めるわけにはいかない中で、期限付き、仕事の制限付きでどうにか人材の確保をしようって始まったもので、その辺が『苦肉の策』ってことなんです


さて、次回以降、この技能実習の現状と、どれだけ今、我が国がこの技能実習という制度において、なんともへんてこりんなおかしなことをやっているのかってことを共に学んで参りたいと思います


では今回はこの辺で




御免!

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