さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

大丈夫か? 日本?

2022-03-28 | 社会・経済




こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

ウクライナでの戦争、収まる気配がありません

早く平和が戻ることを祈ります

さて、話は変わりますが、数年前日本では国連の採択などを受けるような形で、『アイヌ新法』(正式名称・アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律)なる法律ができまして、アイヌ人は北海道において『先住民族』であり、その施行の目的は、

『アイヌの人びとを日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるとの認識を示し、アイヌの人びとの誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進について国や自治体が責務を負うこと』

だそうです

こういうのを聞くと、どうにも『差別利権』がらみの胡散臭い匂いがしてしまうのですが、そのあたりについて、同法が差別と腐敗を拡大する、と、実際にアイヌの血を引く方が述べていますのでご覧になってみてください

また、北海道に住んでらっしゃる、そのあたりに詳しい人の話も是非見て下さい

小平次は、そのあたりの事にそう詳しいわけではありませんが、縄文時代から古代史の好きな小平次として、アイヌが『先住民族』というのには無理があるだろうと思います

大半の私たち日本人の共通の祖先である『縄文人』は、1万年以上も前から日本列島の各地に住み、比較的大きな集団を形成し、国内外での交易も行い、当時の世界と比較しても中々に高度な文化文明を築いていたことは明らかです

東北から北海道でも、縄文期の割りと早いころからそのような様子は窺えるわけで、その縄文人に遅れる事こと数千年、日本にやってきた『アイヌ民族』は、縄文人から見れば『侵略者』、または『移民』であって、『先住民族』などではありません

この法案に反対や疑問を投げかけた人も少なからずいたものの、いつものように議論が重ねられた様子もなく、いつものようにかなり一方的に法律は施行されてしまったわけです

そうして、かなり無理がありながらも、アイヌは東北や北海道での『先住民族』として世界的にも認知されてしまったわけです

さて、ウクライナでの戦争、避難するウクライナ国民、子供たち、そんな映像を見て心が痛まない人はいないでしょう

物資を支援したり、人道的支援は小平次も協力できることは、些細なことですがやっています

ロシアへの経済制裁、これには少し慎重な姿勢が欲しかったように思いますが、プーチンさんを止めるにはそれも必要なのかもしれません

しかしながら、ゼレンスキーさんの国会演説、これはどうなんでしょう

プーチンさん、かなり怒っています

『悪党が怒っても関係ない!』

と言うならとことんまでやればいいと思いますが、プーチンさん、2018年にこんなこと言っています

『アイヌ民族をロシアの先住民族に認定する』

で、その後に法案成立、そして施行

つまりプーチンさんの考えを追認したようなことになってしまいました

ゼレンスキーさんの国会演説以降、北方領土付近でロシア軍の動きが活発になってきました

ロシアがウクライナに侵攻した理由は、プーチンさんが言うには、国境付近のロシア人の保護です

北海道を中心に、ロシアの先住民族が差別を受けている

その救済に向かう

『そんなことあり得ないよ、絵空事だよ』

戦争なんて、いつもそんなことを口実に始まっています

ちょっと歯車が狂えばどうなるかわかりません

『ウクライナと日本は違うよ』

『日本はアメリカが護ってくれるよ』

アメリカが日本を護ってくれるのであれば、今、ウクライナを助けられない理由も無いように思います

一方がどれだけ悪党で、一方が完全な被害者だとしても、国と国の間での紛争に対し、その一方に肩入れをするということは、もう一方の敵になるってことです


覚悟はありますか?

戦争ですよ?


現在の足枷だらけの自衛隊で、核保有国と戦うんですか?

制裁逃れ防止へ、外為法改正 岸田首相「実効性さらに強化」

岸田さん、随分と威勢がいいですが、大丈夫ですか?

ここのところ、心がざわついてしかたありません



御免!







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戦争は無くならない

2022-03-23 | 社会・経済



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

あんまりウクライナでの戦争については記事を書きたくないのですが…


今、私たちが見聞きしている報道などが事実であれば、この度のロシアの軍事侵攻は暴挙というほかなく、一刻も早く平和を取り戻して欲しいと願わずにはいられません

何度もブログで申し上げましたが、戦争は良くない、こんなことは子供でも知っている事です

子供でも分かる事なのに、人類の大半はこの地球に生まれてこのかた、戦争を止め、武器を置いたことなどないのです

それを心に刻まなければなりません

繰り返しますが、いかにロシアにロシアなりの大義があったとしても、民間人を虐殺するような攻撃が事実であれば、これはもはや絶対悪です

しかしながら私たちは思い出さなければなりません

イラク戦争

アメリカは、フセインイラクが大量破壊兵器を隠し持っていると言い張り、国連決議も無視して空爆、軍事侵攻を強行したのです

大量破壊兵器は結局無かったわけで、まさにアルアル詐欺です

大量破壊兵器が無かったら無かったで、イラクの民主化、というこじつけを口実に戦争を継続、多くの犠牲者を出しました

イラク戦争の犠牲者は推定50万人

その後アメリカは軍を引き上げ、今もイラクの国内には多くの難民が苦難を強いられたままのようです

この軍事侵攻の際、我が国は時の首相がアメリカをまるで正義の味方だと言わんばかりに支持し、金も出し、自衛隊も派遣したのです

これは、小平次には、石油の利権を主導したいアメリカの侵略に日本が加担したように見えます

フセインは、アメリカやイギリスにいいように利用され、用済みとなって排除された風に見えます


で、今のロシアの軍事侵攻、これが絶対悪であれば、アメリカの軍事侵攻も同じだったはずですが、一方の悪には加担し、一方の悪には制裁を加える

日本が、その国益を考えそうしているのであれば、正義などどこにもない、という事だと思います

アメリカのやることには子分として従い、ロシアには、親分の威を借り威勢のいいこと言って制裁を加える


そんなものいつ逆転するかなんてわからないのに…

軍事力は持ちながらも、それを使用することのできない日本が、例え悪だと言っても、核保有国であるロシアを完全に敵国とみなし、今日もゼレンスキーさんに国会で演説をさせる

宮根誠司 プーチン大統領に怒「小さい子が逃げ回る姿見て何も思わないのか!」

我々がそれを見れば心が痛みますし、怒りも覚えます

しかし、それで心が揺らぐ人がこんな軍事侵攻をするはずがないでしょう

何を能天気なことを言っているのかと思います

ロシアと戦争する覚悟が政治家や日本国民にあるんでしょうか

アメリカもロシアもイギリスも、それがどれだけ不当なものであっても、それぞれがそれぞれの大義で戦争を引き起こしているんです

これまでの歴史はずっとその繰り返しです

我々が考えなければならないのは、なんでしょう

いつまでもアメリカの属国であれば、やがてアメリカと敵対する国から攻撃を受けるかもしれません


非情に残念なことですが、人類はこれまで戦争を止め武器を置いたことなどありません

現行憲法のまま、自衛隊に足枷をつけさせ、国防をアメリカに依存している状態、いつ、日本が侵略を受けるか、領土を奪われるか、そういうことがあからさまになっているのです


さて、そして何よりもの悪党は、戦争がおこることでほくそ笑んでいる、この世界のごく一部の巨大な商人たちと、それに取り入り、富を得ている連中です

これは陰謀でもなんでもなく、ただの事実です

こういう人たちがいる限りは戦争は無くなることはありません


それにしても、イラクの時も今回のウクライナにおいても、一貫して戦争反対を言っているのは共産党くらいなもんです

一貫している姿勢はブレずに流石ですが、この人たちは憲法9条を日本が守っていれば、他国から侵略もされない、と考えているのか、侵略されても非暴力不服従を貫く覚悟でいるのか、今度また聞いてみたいと思います

侵略をされない、と思っているのであれば能天気だと思いますし、たとえ自らが、家族が、殺されようが拉致されようが非暴力不服従を貫く覚悟が無いのであれば、残念なことですが、侵略をさせないだけの軍事力を持つほかありません





御免!



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インド放浪 本能の空腹40 ただいま!

2022-03-14 | インド放浪 本能の空腹

イメージ 令和4年撮影

30年前、インドを一人旅した時のこと、当時つけていた日記を元にお送りしてきました『インド放浪 本能の空腹』いよいよ帰国、最終回です

前回、カルカッタのダムダム空港で、話しかけてきたバングラディシュ人の男、同じ便に乗ると言っていたので油断していたらフライト時刻が迫り、すったもんだの末、無事に離陸、悠久の大地に空から別れを告げた、というところまででした。

では、最後です

**********************

 ダッカに到着、来た時と同じように長いこと待たされ、来た時と同じように扉の締まらないオンボロリムジンに乗り、来た時と同じホテルに着いた。来た時には汚いホテル、と思っていたが、こうしてインドを旅した後に来てみると、随分高級感のあるホテルだったんだな、と感じられた。
 これからインドを旅する予定だという韓国人がホテルに泊まっていた。韓国語で『こんにちは』ってなんだっけっかな、覚えてたはずだが、思い出せない、今のような韓流ブームなんて時代でもない、英語で一言二言会話をして別れた。
 
 翌日、食堂で朝食にチキンカレーを食っていると、テーブルの上に新聞が置いてあるのが目に入った。一面にデカデカとゴルバチョフの顔が出ている。そう言えば、カルカッタで帰りの便がとれてからの一週間くらい、町の売店の新聞にはやたらとゴルバチョフの顔が出ていた。ソ連で何か起きているのか…。

 カレーを食い終えるとすぐにリムジンが迎えに来た。ダッカ空港に向かう。

 空港では相変わらず、トランジットのチェックイン作業はノロマで、時間が掛かった。同じように長時間待たされていたドイツ人カップル、彼女の方がおれに突然話しかけて来て言った。

Biman Bangladesh Airlinesは、世界で一番素晴らしい航空会社だわ! あなたもそう思いませんか!?』

 まだこの辺りの国に旅慣れていないのだろう、おれは苦笑するように相槌をうち、同感だ、というようなことを言った。まあ、おれはこんなことにはすっかり慣れていたので、いずれ飛行機には乗れるだろう、くらいの感覚で離陸の時を待っていた。

 ダッカ⇔成田便は、週に一便、採算のとれるような路線でもないのだろう、途中、バンコクとシンガポールを経由して乗客を大勢乗せて、直行なら6時間くらいのところ、10時間以上の時間をかけて成田まで飛んでいた。

 バンコクで機内の座席が半分以上埋った。さらにシンガポールでは日本人乗客がたくさん乗り込み、ほぼ満席となった。

 シンガポールからは日本の航空会社(JALだったかな)との共同運航なのだろうか、日本の航空会社の制服を着たCAも乗り込んできた。ちなみに、BimanのCAの制服はサリー姿である。

 JALのCAさんの、きめ細かく丁寧で行き届いたその仕事ぶりを見て、おれは日本に確実に近づいていることを実感した。こういうサービスが当たり前なのだ、と思っていたが、インドの旅でそれは全く当たり前のことなどではない、日本人らしい心づくしなのだと実感した。

 機内で上映していた『ホームアローン』も終わり、暫くして飛行機は着陸態勢に入る、機体が早朝の雲を引き裂く、眼下には『枯れ木も山の賑わい』と言った山々、真冬の枯れた田園風景が広がった。

『日本だ!!』

 あああ、帰って来たのだ。日本に…。

 無事に着陸し、入国審査の列に並んでいると、一人の警備官がおれに近づき、『こちらで荷物検査を受けて下さい』と、別室へ連れて行かれた。別室で若い警備官は、おれのバッグを開け、中身を入念にチェックしながら言った。

『随分、長くインドへ行かれていたのですね、目的は?』
『旅行ですよ』
『旅行ねぇ、サダルストリートなんか行ったんでしょ?』
『ええ……』
『色々と、誘われたりしたんじゃないんですか? 例えばぁー、タバコじゃないモノ、とか』

 カルカッタに着いた早々、詐欺師のラームにまんまと乗せられ、仲良くなった証の物々交換で、お気に入りの春物コートを偽カシミヤのセーターに換えられ、時計やバッグもインド製のボロに変わっていた。靴も、プリーでロメオに意味の分からない礼を言われ取られてしまった。

 だからこの時のおれの格好と言えば、頭には紺色のバンダナを被るように巻き、上半身はTシャツの上に、彼女のK子から誕生日にもらった紺色のパジャマ1枚、シンプルで洒落たパジャマではあったが、パジャマはパジャマだ。そしてくたびれたGパンに黒いサンダル、無精ひげが雑に頬を覆っていた。

 そうか! この格好でインドから日本へ! おれは疑われているのだ! つまりは見た目で怪しいヤツと判断されているのだ!

 真冬に、パジャマにサンダルで飛行機に乗ってインドから帰ってくるヤツ、このあともその恰好のまま、公共交通機関に乗って移動するようなヤツ、外は無茶苦茶寒いのに…。まあ、疑われても仕方なかったのだろう。

 このころのおれは、自慢じゃないが結構イケメンだった。おれが自分でそう言っていたのではなく、周りの女性からそう言われていたのだ。K子の女友達は、『彼氏、ジャニーズ系でカッコいいよね』と言っていたそうだし、学生時代には、彼女でもない女友達から、自慢したいので一緒にキャンパスを並んで歩いて欲しい、と言われたり、洒落たバーで一緒に飲んで欲しいとか、そういう話には枚挙にいとまがなかった。

 そんなおれだったから、まあ、真面目な方でもあったし、人から外見で悪く判断されるような経験は一切無かったのだ。だが今、おれは外見で悪く判断されているのだ、高校時代の不良たち、さぞ悔しかったろうなぁ、今ならその気持ちがわかる。

『そういったモノは、マリファナとか、僕は全て断っていましたのでやってもいないし、持ってもいません』
『一切断っていた… ねぇ… へえ… 』

 あああ、悔しい!! 外見で判断されるのはこんなにも悔しいのか!

 警備官が、画きかけのガネーシャの絵を取り出した。未完成のまま持って帰って来ていた。かなり精神状態の良くない時に描いていたそれは、ガネーシャにはとても見えず、ピンク色の他、極彩色の未知の生物がのたうち回っているような絵になっていた。

ガネーシャ・イメージ


『ええっと…、これは?』
『ガネーシャです…。。』

『……』

 若い警備官はまじまじとその絵を眺め、ため息をつくように大きく息をしてそれをしまった。

 当然おれは何も疚しいことはない、時間はかかったが無事にゲートを出た。そして成田エクスプレスの切符を買い、新宿へ向かった。朝が早かったから駄目だろう、とは思っていたが、もし、K子とよく行っていた、新宿の地下街、サブナードの寿司屋が開いていたら、まず寿司が食いたかったのだ。

 新宿へ向かう列車の中、おれのはす向かいに4人家族が向かい合って座っていた。聞こえてくる話から、どうやらバンコクからの帰りらしい。バンコクのスラム街の話をしている。

『いや、本当にあの路地の光景は、お父さんショックを受けたよ、きっと忘れられないな』

 息子らしい小学生くらいの男の子が言う。

『ボクもショックだった、一番ショックだったのは、あの中に日本人みたいな人がいて、とても汚くて、なんか危ない感じがしたのが怖かった』

 その時、はす向かいの母親とおれの目が合う、瞬間、母親は男の子の口を塞ぎ…

『シッ!!』

 ああ、また見た目で判断されたようだ。

 やがて新宿に着く、案の定サブナードの寿司屋はまだ開いていない、おれは諦めて小田急線乗り場の方へ向かう、どうしてもロマンスカーで帰りたかったのだ。
 江の島方面へのロマンスカーの出発まではまだ時間があった。パジャマ姿のおれは寒さを凌ぐため、地下街に戻り端の方でうずくまった。

 前方から一人の浮浪者がゆっくりと歩いてくる、おれの近くまで来ると、見慣れないヤツがうずくまっているのを見つけ、じっと見つめて来た、そしておれと目が合う、すぐに浮浪者が目を逸らし、おれの視界から逃るように別の方向へ消えて行った。

 あいつもおれを見た目で判断したようだ。

 暫くしてようやくロマンスカーに乗り込む、おれの実家のある街へと帰る、そして実家の玄関の前に立つ、勢いよく扉を開けた。

『ただいま! 今帰りました!!』



おわり


************************

長く続けてきたインド放浪、本能の空腹、今回で終了です。多くの人たちからコメントを頂き、励まされ、自分の人生の最大級のイベントをこうして文章に残すことができました。今後、過去の文章などを少しずつ手直しし、読み物としてもより良い物にしていきたいと思います。

実家に帰ってから父から聞いたのですが、私がインドへ行っているとき、ある日の夜中突然母が飛び起きて、『今、小平次が死んだよ、』とわけのわからないことを言ったそうです。当てにもならない虫の知らせがあったようです。

ちなみに、カルカッタで騙され買わされたシルクなど15万円分の商品は、無事に届いておりました。そういう意味では、詐欺と言うより悪質な物売り、だったのでしょう。

私はこの6年後、再びインドを訪れています。その時の珍道中も、また書きたいと思います。

皆様、本当にありがとうございました!

毎回コメントを下さったカワムラさん、本当にありがとうございました!

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戦争ってよくないよなぁ

2022-03-08 | 社会・経済



『戦争って、よくないよなぁ』

これは、進撃の巨人のワンシーン、敵艦めがけ、砲弾を投げつけ壊滅させる直前の、獣の巨人・ジーク・イエーガーのセリフです

そう、戦争はよくないものです

世界中の大半の人はそう思っているでしょうし、こんな当たり前のこと、子供でも知っていることです

にもかかわらず、人類は生まれてこの方、戦争を止め、武器を置こうとしたことなどないのです

それを大前提としてお話できればと思います

近現代における戦争、小平次は、そう、商売人が引き起こしているんだと思っています

商売人とはちょっと語弊があるかもしれません、商人は本来汗を流して働き、お金を稼ぐ人達だろうと思いますが、今、世界中でその影響力を誇示し続ける主な人たちは、汗水流す人たちでは無い大資本家、投資家、その資産は一般人には想像もできない程のもの、その力を使い、より自分たちだけがもうかる仕組みづくりをする、その過程で戦争も起きる、きっとそうだろうと思っています

日本は古くから、武士が政り事を行い、町の治安を守ったりもしていました

三俵二人扶持の下級武士でも、その誇りは持ち、いかに資産を持っている大商人でも政り事には基本的にはかかわらない、そういう体制ができていたのではないでしょうか

西欧諸国やアメリカの年表を見れば、外国と『戦争』をしていた時間の方が圧倒的に長く、アメリカなんかはほとんどの時間、何かしらの形で戦争に加わっています

日本はイギリスと同じ島国でありながら真逆です

2,000年の歴史の中、いや、世界に4大文明などと呼ばれる文明が栄えた頃から見れば数千年間の歴史の中で、外国との『戦争』にかかわっていた時間はほんのわずかです

そんな日本が大陸に進出し、西欧諸国と、太平洋を挟みアメリカと大戦争に突入した理由はなんでしょう?

ポツダム宣言にその理由が書かれています

『六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス』

日本が世界と戦争に至った理由は…

『世界征服』!!!

だそうです

『世界征服』!!!


『おい! 世界征服って…、仮面ライダーかよ!!』 

違うよ、日本だよ

『日本はショッカーかよ!! おい!』



違うよ、日本が世界征服を企んでいたんだよ

『日本は悪の組織かよ! デストロンかよ!!』



違うよ、それは仮面ライダーV3だよ



日本が世界征服を企んでいたって…

こんなバカげた話が、当時世界をリードしていた国々のトップの人たちによって真実であるかのようにされてしまったわけです

その後、敵将のマッカーサーが、日本が戦争に突入した理由は、主に『安全保障上』の理由である、と、少しはまともなことを言いましたが、未だ世界中の人たちの多くは、日本がショッカーよろしく世界征服を企んだ結果の戦争だった、くらいに思っています

日本人でもそんな風に思っている人たちが大勢います

日本の戦争が『侵略戦争』であったか『自衛戦争であったか』という議論はおいておきますが、戦勝国が歴史を作ることは間違いありません

ポツダム宣言は、その時点ではまだ戦争中でしたので、戦後の日本を裁くための理由づけであったのかもしれません

さて、今のロシアのウクライナ侵攻、冒頭でも申し上げた通り、戦争ってよくないよなぁ、と思いますし、いかなる理由があろうと、民間人を巻き込んでの軍事侵攻など許されない!

というのもわかりますし、その通りだと思います

しかし、日本をショッカー扱いして世界から戦争は無くなりましたかね

プーチンロシアにも同じことが起きてやしませんかね

日本が真珠湾攻撃をしたら、チャーチルがほくそ笑んだ、なんて話もあります

で、こんな記事

『なぜアメリカは「ロシアがウクライナを侵攻してくれないと困る」のか』

と、こんな記事

『バイデンに利用され捨てられたウクライナの悲痛』

と、ついでにこんな記事

『LNG 米から欧州への輸出急増 ウクライナ情勢でロシアけん制か』

記事によれば、なんかですね、ロシアがウクライナに侵攻してないうちに、アメリカのヨーロッパ向け天然ガスの輸出が4倍になってるそうです

その上で今回の経済制裁、本当かどうかもわからない温暖化やCO2悪玉説で、天然ガスの人気はうなぎ上り、その輸入をロシアに頼っていた欧州諸国、経済制裁で輸入できない、となればアメリカはさらに儲かります

上の記事が事実だとすれば、アメリカは周到にロシアを挑発した上で、昨年末の不要な『軍事不介入宣言』、これまでの気候問題などとの連動を見ますと、やはり商売人が絡んでいるように見えて仕方ありません

何より、相手を挑発し、その上での偽旗作戦などは、古くからアメリカの常とう手段でもあります

今回のロシアの軍事侵攻は、人道的には許されるものではありません

しかしながら、一方的にロシアを悪の組織、ショッカー扱いしてるだけでは本当の平和なんかほど遠いものだと思います

現に、報道では、プーチンさんのことを『暴君』だとか『悪魔』だとか、『〇〇病に懸かっている』とか、『精神を患っている』などという論が目立つようになってきました

これも、商売人が邪魔者を攻撃する時にメディアを使って行う常とう手段です

さて、ロシアが昔から、ソ連時代も通じて相当に横暴な国であったことは間違いありませんが、かと言ってアメリカやイギリスもそう変わりはありませんし、ましてやショッカーを倒す正義のヒーローではない事も確かです


小平次としては、実際のところ、今の状況を見て、プーチンさんは『誰と』戦っているのかなぁ、と思ったりしています




御免!







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父ちゃんと会った(^^)/

2022-03-07 | 日記・思い出・愚痴・雑感の備忘録



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

先日、実は相互フォローさせて頂いているブロガーさん

『TOY-TORCHAさん』、父ちゃんと実際にお会いさせて頂きましたww

まあ、今風に言えば『オフ会』ですねwww

普段、娘や仕事上で相談のあった人達には、ネットで知り合った人間と軽々しく会うとなか、ネット上に個人情報を簡単に晒すな、と注意しているのに、会っちゃいましたよ、ネットで知り合った父ちゃんに…ww

父ちゃんのブログは、基本的には趣味のオモチャとか、手作りの色々な作品とかの紹介と、何気ない日常の報告なんかが中心ですが、何て言うんでしょう、そのギャグセンス?、にツボることが多く、爆笑、と言うより、ジワジワと、笑いが込み上げニヤついてしまう、そんな不思議なブログです

ネット上で知り合った人ですが、コメントでのやりとりなどから、お人柄は想像できましたので、安心?、してお会い致しました

gooブログを始めてから、これで実際にお会いした人は、『ゆぅすけさん』に続きお二人目です

トップの画像はウルトラセブンに出て来た宇宙人

『キュラソ星人』

です

確か、その回のサブタイトルが

『宇宙囚人303』

だったかと思いますが、まあ、トラウマ級の怖さでしたよ

ウルトラセブンは比較的子供より大人向けに作られたようなところもあり、今見ても内容は秀逸です

父ちゃんとは同年代という事もあり、そんなお話でも盛り上がりましたねー

コロナの話とかにもなりましたが、科学も大事だけれども、今起きていることのおかしさを、本能で感じ取れなければダメだなーと言ったところでお互い納得しました

お店は中華料理店でお食事、その後、近辺で一番旨い蕎麦屋、『ゆで太郎』でもりそば啜って締めました

とても楽しかったです

父ちゃん、ありがとうございました

今度は私が群馬へ遊びに行きますので、宜しくお願いします



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日本の歴史教科書と戦争

2022-03-01 | 歴史



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

中学校の歴史教科書のシェア、50%以上を誇る出版社

『東京書籍出版』

の歴史教科書を見てみます

以前も、小平次はこの教科書について触れていたのですが、引用箇所が殆ど丸々になってしまい、著作権の問題から止めていたんです

ふと、そのころ、他のブロガーさんがやはりこの教科書を取り上げていた記事を思い出し、探したんですが見つからず、改めて娘が中学生の頃(7年前)に使っていたのを引っ張り出し、その記事にあった内容を実際にみてみました

で、ここ30年程の間、日本の歴史教科書界は、その記述を巡って様々な論争、対立があり、現在も続いています

そもそも歴史は、一つの史実に対し、向き合う人の見方や立場で大きく解釈が異なるものですので、本来教科書の執筆者はできる限り自身の思想信条などは排除し、また、日本の子供たちのための教育、ということを意識すべきですが、どうも歴史教科書のシェアの半分を占めるほどのこの出版社の教科書の記述を見ますと、かなり偏向しているように見えてなりません

以前、紹介されていたものの一例を示します



101ページからの引用になります(これは平成25年度版で、10年近くが経っていますが、新版も記述内容にそう変化はありません)

豊臣秀吉の朝鮮出兵の記述ですが、まあ、ウソが書いてある、とまでは言いませんが、随分と一方的な解釈だなあと思いますし、小平次的には突っ込みどころも多々ありますが、それは別の稿に譲ります

注目したいのは、本文の中ほど、朝鮮の将軍『李舜臣(イ・スンシン)』について触れています

李舜臣は、実際日本でもそれなりに評価の高い将軍で、この時日本軍が苦戦を強いられたのは事実ですし、教科書として載せること自体に問題があるとは思いませんが、豊臣秀吉の大陸進出の本来の目的の論考などは無いにもかかわらず、外国の英雄である李舜臣については、欄外にもその銅像や亀甲船の写真などを載せ、詳しく紹介し、一体日本の子供たちに何を教えたいのか意味不明です

それでも、百歩譲り、それも已む無しとしても、例えば165ページ、日露戦争の記述



日露戦争における日本海海戦、まさに歴史的な勝利であり、世界中に大変な衝撃を与えた大勝利でした

それまでロシアの膨張に悩まされていたトルコや北欧諸国は歓喜し、白人に虐げられていた有色人種にも勇気を与えたその決戦を指揮した東郷平八郎、と言えば、もはや日本のみならず世界的な英雄でもありますが、教科書にはその肖像も無く、紹介も教科書本文ではなく、欄外の扱いです

李舜臣、英雄とは言っても、外国の英雄であり、当時の日本から見れば敵将でもあります、その敵将については本文と欄外を使い詳細に紹介しながら、日本が世界に誇る英雄は欄外…、一体どこの国の教科書なんでしょ?

こんな教科書ですから、あらためて別の機会にできればご紹介しますが、いわゆる第二次世界大戦時の日本の軍事行動についても、一方的に日本の侵略に対し、韓国を中心としたアジアの人々の抵抗などに主眼が置かれた記述になっています

先の戦争に対して、小平次が考える日本の立場は

『完全なる自衛のための戦争であり、その過程において、侵略的な側面が無かったとまでは言えないが、それまで白人キリスト教国の横暴に苦しんでいた国々の独立の一助となったのは事実、そしてその上で、君を頂点に戴く日本の国体は、敗戦国となりながらもかろうじて護り切った』

というものです

『日本が戦争に突入した理由』

は、日本の歴史を縄文時代まで遡り、その連続性と世界情勢を考えなければわかるはずもありません

今の一時点、過去の一時点、それだけを見て、戦争の責任、誰かを、どこかの国を、一方的に悪者にしたところで戦争の無い平和な世界なんか築けるはずもない、と常日頃、思っています

現に先の戦争において、無茶苦茶な裁判で日本を悪者にしましたが、その後戦争が無くなったりはしていません

今回のロシアの軍事行動、世界的にはロシアに対する批判が大半です

世界の嫌われ者扱いです

空爆などにより、民間人に死者が出ている、ようなことが事実であれば、ロシアが非難されるのもやむを得ない、とは思いますが、そもそもロシアがこのような行動に出た理由は何なのか

ロシアにはロシアの言い分は無いのか

NATO軍の駐留や、ウクライナのEU加盟に対し、ロシアが軍事的な脅威の排除に動いた、というロシア寄りの論調も見えますが、ごく一部です

小平次には、ソ連時代、いやその前からの欧州の国々とロシアとの関係性や、アメリカとの関係性、そういったことの歴史的な経緯をふまえ、NATO軍の駐留やウクライナのEU加盟などといったことは、ウクライナを利用した欧州の強国の利害と、大資本の傀儡にしか見えないバイデンアメリカの利害から来る挑発行動が誘因になっている、ように見え、その目的は憶測の域を出ませんが、見えている事実からだけでも、少なくともその側面は否定できない、と思っています

いずれにしても、過去、日本が戦争に突入した理由、今、ロシアが軍事行動を起こした理由、それを考えずして、先にご紹介した東京書籍出版社の歴史観や、今回のロシアの行動に対するような一方的な解釈は、誰かを悪者に仕立て上げるだけのものであり、それが本物の悪党が誰であるのか、どこにいるのか、を見誤らせ、それに群がる連中が普段どんなことを言い、何をしようとしているかについての思考を停止させるように思います

そして、その本物の悪党と戦おうとしている人達を、洗脳だか何だかわかりませんが、メディアなどが徹底的にたたき排除する、そんな世の中に見えています

さて、一方的な解釈しかしない教科書で学んだ子供たちは不幸です

幸い、あの教科書を使いながらも、娘の当時の担任の先生は、多角的に物を見る視点を教え、戦後の昭和天皇とマッカーサーの会談の内容まで話してくれたそうです

当時の中学生、それを聞いて

『昭和天皇、かっけー!』

と言っていたそうです

娘は、大学で西洋史を専攻し、社会科教師を目指していましたが、学べば学ぶほどイギリスの非道ぶりがわかり、解釈の違いを知りながら納得のできない教科書で教師になるのが嫌だと言い、音楽教師を目指し転科しました

意外かもしれませんが、小平次は娘に、聞かれない限りあまり歴史や社会の事は話しません、考えを押し付けたくないからです

そんな娘が転科試験に合格した時、小平次に言いました

『歴史上非道なことばかりしてきたイギリスと、ほとんどその逆だった日本との決定的な違いは、日本には天皇がいたことだと思う』

これを聞いた小平次は、中学から大学の先生方には感謝しかありません

ここに至った意味はとても深く、頑張って歴史を勉強したんだなぁ、とちょっと親バカぶりが出てしまいます


御免!
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