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こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
本日は連日メディアで大騒ぎの日大アメフト部のタックルについて、とりとめのない雑感を…
あのタックル、最初にニュースで見た時はまあ、素人ですが
『ああ、これはひどいなあ…』
が率直な感想
ところが、これを見ていた女房殿
実は女房殿の身内に、かなり昔ですが、日大アメフト部で一世を風靡したスター選手がいるのです
そんな関係で女房殿、若かりし頃日大アメフト部の試合を相当見ているのです
もちろん関学との試合も
そんな女房殿があの映像を見て一言
『あんなの普通だよ!』
『え!ありゃひどいだろ…』
『関学なんてもっとひどいことやってたよ!関学がどの口で言ってんだ!』
『え、でも…、』
『アメフトなんて、見えないとこでみんな汚いことやってんの!これはビデオに映っちゃったから大騒ぎしてんの!』
『え、でも…、あれは一つ間違えば死んじゃうよ?』
『アメフトなんだから仕方ない!昔だって半身不随になった先輩とかいたんだから!それがいやならアメフトなんかやんな!』
『でもさ、完全にボール放して、無防備のとこだよ?』
『クオーターバックだったら、いつ、どこでやられるかわかんないんだから、いつでも身構えてなきゃいけないんだよ!』
『えー!』
『昔っから、殺せ!ぶっ壊せ!みんなそう言ってやってたよ!』
『うーーん…、でもあれがありなら最低のスポーツだな…』
『そうだよ!アメフトなんだから!』
『はあ…、そーすか…、』
アメフト選手、ファンのみなさまの名誉のためにも申し上げておきますが、うちの女房殿の認識は少々過激で大げさだとは思っております
今回の件、専門家や元選手、みんな口をそろえて
あれは
『ありえない』
『ひどい』
『今まで見たことない』
と言ってますし…
ただ、大げさだと言っても、多かれ少なかれ
『ぶっ殺せ!ぶっ壊せ!』
ってなこと、ギリギリのところでやっているのは間違いないんでしょう
サッカーだって審判の見えないところでは結構悪質なプレーがあったりしますね
件の選手、自らの記者会見立派だったと思います
特に
『本件は、たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身が「やらない」という判断をできずに、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因…』
『監督・コーチからの指示に、自分で判断できなかったという、自分の弱さだと思っています…』
えらいですよ
こんな大騒ぎの中、顔もさらして、実名も出して
なかなか言える言葉じゃないですね
社会に出れば理不尽なことの連続です
理不尽なことであっても、どれほどやりたくないと思っても、やらなきゃいけない時もあるでしょう
ですがそれでも
絶対に譲れない、護るべき一線だけは護りながら生きて行きたい、そう思って懸命にがんばっている人も大勢いるはずです
小平次も、先日の記事で書きましたが、今、強権をふるう理不尽な人たちと関わっています
やりたくないこともたくさんあります
それでも、絶対に譲れない一線だけは、たとえ刑事被告人に仕立て上げられようとも護りたいと思っております
それをこの歳でこんな状態の中で、『自分の弱さ』として自覚しているのであればすごいことだと思います
がんばれ!
一方監督とコーチの記者会見
『あんなプレーをするとは思わなかった』
との言葉
これも本当にそうなのかもしれません
選手にプレッシャーかけて、気持ちを引き出す
そういうつもりがあらぬ方向へ行ったのかもしれません
以前、女子バレーボールの日本代表監督が
『東洋の魔女の時代ならいざ知らず、今どきの子は、ちょっと怒ったらすぐに辞めます…、日本代表レベルでそうですから…』
みたいなことを言っておりましたが、そういう意味で昔とは違うでしょうし
選手個人個人の特徴、性格なんかを考え、与えるべきプレッシャーの強弱をもう少し考えるべきだったのであろうとは思います
そういう意味では不幸な事件だったのかなあ
怪我をした関学の選手の親が
『被害届』
を提出したそうですが、なんていうんでしょう
この間まで未成年だった子が、ここまで立派な会見開いて謝罪してますんで、それに免じてってわけにはいかないですかね
だって
『アメフトなんだから!』
あ、失礼!
いずれにしても、日本のスポーツ、例えば柔道、例えば剣道、極めるべきは『道』、『ぶっ殺せ!ぶっ壊せ!』はちょっと小平次にはなじみにくいです
まあ、だからスリリングなのかもしれませんが…
御免!