こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
先日の世論調査で
「内閣支持率が67%」
なんてニュースを見かけました
うーーーーん…
本当ですか?
世論調査なんて調査機関や設問の仕方によって全く違う結果が出たりするもんですから、まああてになんかできないのですが、この結果はちょっとびっくりですね
先月の初めころの調査では、どの調査機関も50%前後の支持率だったように思うのですが、それが約70%まで上昇してる
うーーーーん…
この一か月の間に安倍内閣が何をすればこんなにも支持率が上昇するんでしょうか
ってなことでちょっと調べてみますと、どうやら韓国で日本領事館前に「少女像」を設置されたことに対し、一昨年の日韓合意に反するとして、駐韓大使を一時帰国させるという割と強い対抗措置をとったことが国民の支持を得た、との分析が多いようです
安倍内閣を支持する専門家の意見や、一般の方のブログなんかを見てますと
「日韓合意は安倍外交の勝利だ!」
とか、今回の大使の帰国についても
「さすがは安倍首相」
などの言葉をけっこう見かけるわけです
「日韓合意」
これについては以前の記事でも申し上げましたが、小平次は日韓合意は、絶対に譲ってはならない一線を譲ってしまったものであると思っております
敬うべき先人の皆様に着せられている汚名をはらすどころか認めてしまった
政府がどう言おうと他国はそう認識しているでしょう
河野談話を覆そうとしていたはずなのにまるで逆行してしまった
1965年の日韓基本条約で解決済みとしてきた我が国の基本姿勢までも崩してしまった
いったいどこが
「安倍外交の勝利」
なのでしょう
そもそもですね、安倍内閣を支持する人たちは、あの韓国が約束を守ると思っていたのでしょうか
かの国、かの地域にあった国々、古代新羅の時代からなんにも変っていませんよ
「安倍内閣を支持する人たち」
その多くが普段韓国をボロカスに罵ったりしているくせに
「安倍外交の勝利」
しっくりきませんね
安倍内閣を支持する人たちにおおよそ共通の事
「韓国をボロクソに罵る」(特に一般のネットユーザー)
「敵は特亜3国だけのように思っている」
あろうことか
「今上天皇陛下、皇太子さまを左翼呼ばわりする」
「日韓合意があったこらこそ、今回の強硬姿勢も世界から支持されている」
という意見も見かけますが
そうですか?
そんなでもないと思いますし、保守を重んじるのであれば
「外交上の勝利」
と
「命を賭して戦った先人のみなさまの名誉」
どちらが大切なのかわかりますよね
さて、かく言う小平次ですが
これまで何度か申し上げてきたとおり、以前は恥ずかしながら安倍政権を支持していたのですよ
数年前から不信感を持ちつつも、戦後長きに渡り従米、媚中、媚韓でやってきたものをいきなり強行に方向転換なんかすればたちまち世界中から非難されるでしょう
敗戦国の苦しみです
安倍首相もわかっていながら、時に信念を曲げながらも少しずつ日本を取り戻そうとしているのだ
そう言い聞かせてもいました
しかしながらさすがにもう結論は出ております
そろそろ目を覚ましましょう
冷静になって安倍内閣のしてきたこと、していることを見てみましょう
安倍内閣を支持する方の多くが大嫌いな、韓国との外交は先に述べた通りです
先人の名誉を護るどころか、敬うべき先人のみなさまを、泣き叫ぶ少女を拉致し性奴隷にした極悪非道な強姦魔として認め、謝罪し世界に認識させてしまいました
「村山談話」「河野談話」
よりひどい状況にしてしまいました
また「新自由主義」という弱肉強食の価値観に悲鳴を上げ、EUを離脱したイギリスに対し、一部日本企業の安い労働力の確保のためにイチャモンをつけ、同じく保護主義をうたうトランプ大統領には、TPPの必要性、自由貿易の必要性を訴えあしらわれました
我が国日本は、戦後、今英米がそれに転換を始めた「保護主義」によって自国の産業を守り、雇用を生み、経済成長をしてきた国です
そして何より、古代、いや有史以前からこの「弱肉強食」の価値観を否定し、時に命を賭して戦ってきた国です
弱肉強食の価値観で世界を牽引してきた英米が保護主義に転じているというのに、その古来よりのこの国のあり方を否定し、周回遅れで弱肉強食の価値観を認めるよう英米に働きかけています
現在疲弊しきった日本において、さらに一部大企業だけが儲かるしくみづくりを訴えています
さらにはただでさえ日本に暮らす外国人が増える中、「永住権」の認定要件の緩和を推し進め、より多くの外国人が、より緩い条件で日本に「永住」できる権利を認めようとしています(多くの中国人がこの制度を利用すると思われる)
そして何より
「君民一体」
として永き平和と道徳を護り続けてきた我が国日本であるはずなのに、その「君」のおことばを無視し、皇位の継承を自分の思い通りにしようとしています
さて、ざっとここまで見てきて
安倍首相は
「保守」
ですか?
本当に古来よりの価値観を護ろうとしているように見えますか?
冒頭で述べましたが、安倍内閣支持者の多くに、今上天皇陛下と皇太子さまご夫妻を「左翼」呼ばわりしている人たちが大勢います
一般のブロガーにも大勢います
その方々は
首を刎ねられる覚悟があるのか
天皇陛下がお立場上何も言い返すことなどできないのを良いことに言いたい放題
本当に覚悟を持って言っているのか
どこで得た情報でそんなことを言っているのか
「憲法を護り…」
天皇陛下がこうおっしゃったことで
「今上は安倍内閣の改憲を阻止しようとしている左翼だ」
などと言っている人もいます
天皇陛下が憲法を護る、とおっしゃる
当たり前じゃないですか
憲法が改正され、新しい憲法になったらまた
「憲法を護り…」
と天皇陛下はおっしゃいますよ
最後に
高森明勅さんがブログの中でご紹介になっていた、天皇陛下のご学友でいらっしゃる明石元紹さんが、天皇陛下とのエピソードについてお話になられた内容の一部をご紹介したいと思います
昨年の3月30日に、学習院初等科の同窓会がありました。同級生の1人が陛下に
『陛下は平和に対して大変にご熱心です。 世の中には、平和の尊重を声高に叫ぶ平和主義者がいますが、 陛下はああいう方々にご賛同されていらっしゃるんでしょう』
しかし、陛下は即座に
『違うよ』
とおっしゃった。
そしてこう続けられました
『その時点で、日本人が一番幸せであればいい。それが一番の願いなんだ』
ごく簡単なお言葉でしたが、 私には強く印象に残りました
主義主張やイデオロギーの問題としてではなく、ただ国民の幸せを願い続ける。
そんな陛下の思いがにじみ出たお言葉だと、感じ入ったのです。
陛下のこれまでのご努力や、 将来の日本を思うお気持ちが、 1人でも多くの国民に伝わり、 陛下の希望される
『恒久的に譲位が可能な制度』
が実現されることを、願ってやみません
さて、この陛下の
『違うよ』
というおことば、そしてそれに続くおことば
安倍内閣支持者で天皇陛下を「左翼」呼ばわりする人たちには信じられないのかもしれません
デッチあげだ
と思うのかもしれません
小平次はですね
これらのおことば
天皇陛下がそうおっしゃったと聞かされても
何の違和感もありません
「そうおっしゃるに決まっているではないか」
としか感じません
この素晴らしい国
「日本」
の
「君」
でいらっしゃるのですから
そろそろ目を覚ましましょう
何も難しいことはありません
自分が学ぶ中で
「間違っていたかもしれない」
そう感じるのであれば、改めれば良いだけなのですから
御免!