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さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

移民政策 実態と今後

2019-01-11 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


これまで、この度の移民政策に関しての疑問であるとか、現行の技能実習の問題点等について述べてきました

前回の記事においては、現行の技能実習法ですら外国人労働者の『過剰な保護』を謳っており、新法はより『外国人労働者の人権』の保護を謳うでしょう、と言うことを述べました

また

『過剰な保護』

を技能実習生が受けているならばなぜ

先日までマスコミや野党が

『最低賃金以下で働かされている』

とか

『より高い賃金を求めて失踪』

とか

『過酷な労働環境で働かされ、人権が守られていない!』

などと大騒ぎしてたのかって話をいたしました

今回は移民政策について、シリーズとしては最後としてそのあたりのことから述べてみたいと思います


以前の記事でも述べましたが、今回の法案の議論が始まったころ、立憲民主党が

『技能実習生の失踪者の約7割が最低賃金以下で働かされていた』

と、発表したことがあったのですが、これは完全に

『ウソ』もしくは、巧みな『ダマシ』であります

小平次は自分自身の仕事上もそうですが、監理団体の職員さんも多数知っております関係で、多くの技能実習生本人、受け入れ企業を知っております

ここ数年で言えば、最低賃金以下で働かされている技能実習生も、そうしている企業も見たことがありません
(悪気なく建設系の職人社長が、計算間違いをしている例は間々ありますが、普通は指摘され改善します)


ずっと以前は確かに建設業、農業などの分野においては、大雑把な給料計算をしていた人たちもおりましたが、数年前から入国管理局をはじめ、新設の技能実習機構、労働基準監督署等の監視の目は厳しく、いい加減なことなんてできません

そんな不正が見つかれば、監理団体の職員さんなんて職を失うかもしれないのですから

また、今は技能実習生自身が、何かあれば訴えることのできるしかるべき機関を良く知っているので、すぐに通報しちゃいますよ

SNS上で技能実習生同士も全国的にやりとりしてますので、さらによく情報を知っております

そもそもが

『失踪した技能実習生』

ってのがいい加減な表現で

『失踪』したってことは、現在『行方不明』ってことです

『行方不明者』の所在をどこで知って聞き取りをしたってんでしょう

技能実習生を受け入れている企業も、技能実習生自身も、監理団体の職員さんも、ほとんどがみなさん真面目です

真面目に頑張っている人たちがいるってのに、いい加減な表現で詐話師みたいな発表してるもんですから、頭にきて立憲民主党本部へ電話してやりました

『入手した情報をそのまま発表した』、みたいなこと言ってましたが

『御党が、きちんとした政策提言をすれば、今は真の保守層から支持を得られるチャンスかもしれないのだからしっかりしてほしい』

とも言ってやりました


『より高い賃金を求めて失踪』


というのもおかしな話で

日本人だってそうですが、より高い給料を求めるならばそれなりのスキルの向上が必要でしょう

それがなんで『行方不明』になっちゃうんだ?

例えば東京の最低賃金、今は時給にして985円、週40時間、年間2080時間くらい働く計算をしますと、月給にして約170,000円、確かに決して高くはありません

残業して200,000円に届くかどうか

ここから様々な法的控除、その他家賃なんか引きますとどうでしょう、大体手取りが12、3万円ってとこでしょうか

まあ確かに少ないかもしれません

ですが、技能実習生は日本人以上に保護されてますんで、例えば初期の生活必需品なんかはそろっていますし、ほとんどの企業はその生活必需品の故障、修理、交換などの費用を会社で負担してますんで、あとは純粋に必要なのは一人当たりの食費と衣類の費用だけなわけです

ですから、以前は母国で日本に来るため、借金して母国の送り出し機関に以前は100万円くらい払って来てたりしましたが、その辺の監視の目もかなり厳しくなりましたので、中国やベトナムのような賄賂の横行している国ではいまだそのくらいの額を徴収しているところもあるかもしれませんが、3年間で2、3百万貯めることも可能なわけで、実際にそういう人もたくさんいます

今は、日本人でも難しいんじゃないですかね

東南アジア諸国の平均月収から言えば、倍以上、物価や、仕事自体少ないことを考慮すれば感覚的にはそれ以上の稼ぎになるわけです

それが魅力的かどうかは別としても、なんのスキルもないところから、日本語なんて話せなくても保護されますから、出稼ぎ労働としては上々だろうって小平次は思うんですが…

メディアや野党の話では、過酷な労働環境が『失踪』の原因だ、みたいな報道、質疑がされていましたが、さて、上記のようなことを踏まえた上で、それは本当なんでしょうか

前にも言いましたが、技能実習生はそのほとんどが最低限の日常会話くらいしか日本語ができません

外国人ですし、しかも失踪すれば『行方不明者』として警察にも届けられるので、簡単に住居を借りるなんてできないでしょう

『より高い賃金を求めて』いきなり突然いなくなって、その後彼らはどこに住み、どんなことをしてお金を稼ぐのでしょう

容易なことではありません

つまり、手引きしている人間がおり、失踪者、つまり不法就労と知りながら雇用している人間がいるってことです

そういう連中の甘言にのってってのがほとんどだと思います

以前、失踪した技能実習生が、自分には後ろめたいことがあるため、過酷な労働条件で働かされても文句も言えず、給料も仲介者にほとんど持っていかれて、辛くて泣いて元の会社にもどしてくれって話を何件か聞いたことがありますが、自ら失踪した人がロクな目には合っていないのは確かでしょう


大体、入国して空港でいなくなったとか、わずか3か月でいなくなったとか、3年の期限終了間際でいなくなった、って例はたくさんあるわけで、メディアや野党の言葉なんていい加減なもんです

それにしたがって雇う側や関連機関への締め付けを厳しくし、実情も把握しないまま外国人労働者の『保護』を日本人以上に厚くするんですから、自民もまるで左翼です

原則転職不可の在留資格ですから、人間関係が嫌だからと言っても、辞めるわけにもいかないってのは少々酷な気もしますが、家族のために外国で働こうってんですからそれぐらいの覚悟は必要でしょう


最近ではベトナム人の間で携帯電話の販売詐欺などもネット上で増えておりまして、失踪したはずの人間がフェイスブックで携帯売ってるなんてのもあるんです

警察もそれだけでは動きませんし、入管も同様です

でもだからといって彼らを責めるわけにもいきません


先日、所用で警察の方と話をしてまして、話題が不法滞在者の話になったんですが

『外国人の増加に伴って犯罪や喧嘩なども増えているが、人員が追い付かない、まとめて逮捕できるような確証がないと動けない』

そうです

そんな状況下で、より『保護』される外国人労働者が増えるのです

比例して失踪し、不法滞在者となる人も必然的に増えるでしょう


私たち日本人は今後、どうしたらよいのでしょう


この国の文化や伝統、価値観を護るには、日本人一人一人がそれがなんであるかを自覚しなくてはならないでしょう

その上で、やって来る外国人に日本人には日本人の護るべきものがあることを伝えなくてはならないでしょう

それがせめてものできることだと思います


それができなければ、『保護』をいくら手厚くしたってかえって悪くなるだけで、決して『共存』などあり得ないのです


小平次は今住んでいる土地柄、外国人観光客がとても多いのです

バスの並び方一つ、マナーができてなければ注意します(優しく)

小平次の女房殿は生粋の江戸っ子ですんで

『おら!並んで歩いてんじゃねーよ!』

と、自転車のベルチリンチリン鳴らしながら怒鳴りつけてます

仕事で出会う外国人にも、日本人の想いというものをできる限り話し、日本にいる以上日本のルールに従ってもらうよう話しています



そうすることが互いのためだと思うからです





御免!




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