数年前からNHKの報道姿勢には疑問を抱いている。つまり、NHKの報道姿勢が、第2次安倍政権成立のときから、政権にとって都合の良い報道を行うようになったと感じる。それ以前は、与野党双方の言い分を放送し、さらに政権(自民党政権、民主党政権にかかわらず時の政権)の主張の疑問点を指摘するような報道だった。しかし、現在は自民党の広報番組とも言えるような報道になっている。さらに、ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、アメリカの戦略に従った報道を行うようになったと感じる。このNHKの姿勢は当面変わることはないだろう。であれば、今後、NHKがどのような報道を行うのか予想してみよう。
まず、9月に予定されている安倍元総理の国葬である。NHKはこの国葬を生中継するだろう。そして、その中で、過去の安倍元首相の国会での所信表明演説や答弁を垂れ流すだろう。その答弁が虚偽答弁であるか、質問をはぐらかした答弁であるかは全く関係ない。視聴者に訴えかけるような映像を垂れ流すだろう。
森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会に関する問題、世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下「統一教会」という。)との関連を示す問題にはほとんど触れないのではないか。特に、統一教会との関係については一切触れないのではないか。統一教会との問題こそが、安倍元総理への銃撃事件の原因となったにも関わらず、NHKは視聴者の安倍元総理への印象が悪化するような問題には触れないだろう。
そして、憲法改正に関する報道についても、安倍元総理が望んだ自民党改憲草案の反民主主義的、国家主義的な観点を隠蔽しつつ、視聴者が自民党の憲法改正草案に賛成するよう誘導するような報道を繰り返すだろう。
国際社会をめぐる問題については、アメリカの戦略に則った報道を繰り返すだろう。
まず、ウクライナ侵攻問題では、徹底的にロシアを悪と決めつけた報道を繰り返すだろう。ロシアへの経済制裁によって原油価格や天然ガス価格が上昇しているが、それはすべてロシアの責任だという報道を繰り返すだろう。サハリン2に対する日本の権益についても、すべてロシアの責任だという報道をするだろう。
ウクライナの人達が犠牲になった場合でも、全てロシアの責任だとするだろう。ゼレンスキー大統領がロシアと交渉し、妥協点を見出せばウクライナの人達の犠牲は食い止められるが、戦闘を続行し、国民の被害を拡大させるゼレンスキー大統領は正義を実現する偉大な英雄として報道するだろう。
アメリカが最も警戒する中国についても、同様の報道を繰り返すだろう。中国は悪であり、中国の習近平主席は独裁政治を行っており、ウイグルやチベットの人達の人権を侵害している。習近平体制は悪の政権であり、アメリカや日本、台湾は正義を実現する素晴らしい政府だという報道を繰り返すだろう。
中東問題についても、イスラエルとサウジアラビアは正しい、シリアとイランは悪の国だという姿勢で報道を行うだろう。
特に、自民党保守派の悲願である憲法改正をめぐって、中国やロシアの脅威を繰り返し視聴者に訴えかけ、外国からの軍事的脅威に対抗するためには日本国憲法の改正、特に憲法第9条の改正が必要だというような報道を行うだろう。
放送法の第4条では、「第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」
と規定しているが、NHKの報道姿勢は放送法を無視しているようである。
アメリカではFOXニュースがキリスト教福音派などの保守層のためのニュースを放送しているが、日本では、日本放送協会という公共放送が自民党のためのニュースを報道しているような印象を受ける。
NHKスペシャルなどの素晴らしい番組も制作しており、政治が絡んでいないような部分では公共放送の名に恥じない放送をしていると感じるが、政治に関連するNHKニュースについては、自民党のプロパガンダを垂れ流すような報道機関となっているように感じざるを得ない。
ここまで堕ちたNHKニュースをNHK関係者はどのように感じているのだろうか。
まず、9月に予定されている安倍元総理の国葬である。NHKはこの国葬を生中継するだろう。そして、その中で、過去の安倍元首相の国会での所信表明演説や答弁を垂れ流すだろう。その答弁が虚偽答弁であるか、質問をはぐらかした答弁であるかは全く関係ない。視聴者に訴えかけるような映像を垂れ流すだろう。
森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会に関する問題、世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下「統一教会」という。)との関連を示す問題にはほとんど触れないのではないか。特に、統一教会との関係については一切触れないのではないか。統一教会との問題こそが、安倍元総理への銃撃事件の原因となったにも関わらず、NHKは視聴者の安倍元総理への印象が悪化するような問題には触れないだろう。
そして、憲法改正に関する報道についても、安倍元総理が望んだ自民党改憲草案の反民主主義的、国家主義的な観点を隠蔽しつつ、視聴者が自民党の憲法改正草案に賛成するよう誘導するような報道を繰り返すだろう。
国際社会をめぐる問題については、アメリカの戦略に則った報道を繰り返すだろう。
まず、ウクライナ侵攻問題では、徹底的にロシアを悪と決めつけた報道を繰り返すだろう。ロシアへの経済制裁によって原油価格や天然ガス価格が上昇しているが、それはすべてロシアの責任だという報道を繰り返すだろう。サハリン2に対する日本の権益についても、すべてロシアの責任だという報道をするだろう。
ウクライナの人達が犠牲になった場合でも、全てロシアの責任だとするだろう。ゼレンスキー大統領がロシアと交渉し、妥協点を見出せばウクライナの人達の犠牲は食い止められるが、戦闘を続行し、国民の被害を拡大させるゼレンスキー大統領は正義を実現する偉大な英雄として報道するだろう。
アメリカが最も警戒する中国についても、同様の報道を繰り返すだろう。中国は悪であり、中国の習近平主席は独裁政治を行っており、ウイグルやチベットの人達の人権を侵害している。習近平体制は悪の政権であり、アメリカや日本、台湾は正義を実現する素晴らしい政府だという報道を繰り返すだろう。
中東問題についても、イスラエルとサウジアラビアは正しい、シリアとイランは悪の国だという姿勢で報道を行うだろう。
特に、自民党保守派の悲願である憲法改正をめぐって、中国やロシアの脅威を繰り返し視聴者に訴えかけ、外国からの軍事的脅威に対抗するためには日本国憲法の改正、特に憲法第9条の改正が必要だというような報道を行うだろう。
放送法の第4条では、「第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」
と規定しているが、NHKの報道姿勢は放送法を無視しているようである。
アメリカではFOXニュースがキリスト教福音派などの保守層のためのニュースを放送しているが、日本では、日本放送協会という公共放送が自民党のためのニュースを報道しているような印象を受ける。
NHKスペシャルなどの素晴らしい番組も制作しており、政治が絡んでいないような部分では公共放送の名に恥じない放送をしていると感じるが、政治に関連するNHKニュースについては、自民党のプロパガンダを垂れ流すような報道機関となっているように感じざるを得ない。
ここまで堕ちたNHKニュースをNHK関係者はどのように感じているのだろうか。
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