(要旨)
・国民の不安を煽り、理性的な人達を攻撃することで、普通の人間が望まない戦争に国民を参加させることができる、というゲーリングの言葉がある。
・安倍総理はまさにこの言葉のとおり、国民の不安を煽って安保法制を成立させようとしている。
・また、安倍晋三のお友達の籾井が会長になっているNHKもその片棒を担いでいる。
・安倍政権の語る神話ではなく、現実を見据えることが重要であり、「王様は裸だ!」と言える人達を増やすことが日本では重要である。
(本文)
衆議院で安全保障法制が可決された。安全保障法制という名ではあるが、実質的には集団的自衛権を認める憲法違反の法律を衆議院において与党の自民党と公明党により可決したというものであり、違憲法制というのが実態である。
ところで、安倍政権の副総理であり財務大臣である麻生太郎は、平成25年(2013年)7月29日の国家基本問題研究所月例研究会で「改憲の目的は、国家の安定と安寧であり、狂騒、狂乱の中で決めて欲しくない。靖国参拝も静かにすればいい、憲法も静かに、ワイマール憲法も気がつかない間にナチス憲法に変わっていたが、その手口を学んで、改正すればいい。」という趣旨の発言をしていた。
麻生副総理が学べと言ったナチス・ドイツでは、ヒトラーの後継者に指名され、国家元帥の地位にあったヘルマン・ゲーリングが、ニュルンベルグ裁判(国際軍事裁判)において次のようなことを言っている(一部略しています。)。
「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。」
ゲーリングの言葉にもあるように、国民には「攻撃されつつある」と言い続けることが必要だ。北朝鮮の脅威や中国の脅威等を、政権だけでなくマスコミや自民党ネットサポーター(その多くがネット右翼である。)を使って国民に言い続ける。国民の不安感を煽り、戦争に近づけるのは強権政治の常套手段である。
一方で、日本国憲法第9条を重視し、近隣諸国との平和友好関係を強調し、外交努力によって国際紛争を封じ込めることを主張する人達に対しては、「愛国心に欠けていると非難」し、国際情勢が変化する中で日本を「危険にさらしている」無責任な人達だと非難するのである。挙げ句の果てには、「反日」「売国」と罵るのであろう。
そして、先日、東シナ海での中国によるガス田開発の状況が外務省によって公表され、それをNHKなどのマスコミが大々的に報じた。外務省と言えば、湾岸戦争当時に日本の90億ドルに上る資金提供がアメリカに評価されなかったことをトラウマのように感じ、自衛隊の海外派兵によるアメリカ軍の補完をその使命と感じているような、アメリカ国務省日本代表部と揶揄されるような組織である。そして、NHKは安倍の友達の籾井が会長になり、政権のプロパガンダを行うような放送局にまで堕している状況である。
まさに、ナチスのゲーリングが述べていることを、麻生太郎副総理の言ったように、国民が気付かない間にやり遂げようとしているようが状況である。
現実ではなく神話により安保法制を成立させようとする安倍晋三とその仲間達の意思がこれらの一連の事象に読み取れる。民衆を騙すシャーマンのように、シャーマンを中心に神話を形成した古代の支配者のように、彼等は行動しているようである。日本は暗黒時代に突入するのだろうか。神話と現実を見据える人達が増えることが必要だ。
「王様は裸だ!」と言える人達が増えなければ、日本は再び暗黒時代に突入するかもしれない。
・国民の不安を煽り、理性的な人達を攻撃することで、普通の人間が望まない戦争に国民を参加させることができる、というゲーリングの言葉がある。
・安倍総理はまさにこの言葉のとおり、国民の不安を煽って安保法制を成立させようとしている。
・また、安倍晋三のお友達の籾井が会長になっているNHKもその片棒を担いでいる。
・安倍政権の語る神話ではなく、現実を見据えることが重要であり、「王様は裸だ!」と言える人達を増やすことが日本では重要である。
(本文)
衆議院で安全保障法制が可決された。安全保障法制という名ではあるが、実質的には集団的自衛権を認める憲法違反の法律を衆議院において与党の自民党と公明党により可決したというものであり、違憲法制というのが実態である。
ところで、安倍政権の副総理であり財務大臣である麻生太郎は、平成25年(2013年)7月29日の国家基本問題研究所月例研究会で「改憲の目的は、国家の安定と安寧であり、狂騒、狂乱の中で決めて欲しくない。靖国参拝も静かにすればいい、憲法も静かに、ワイマール憲法も気がつかない間にナチス憲法に変わっていたが、その手口を学んで、改正すればいい。」という趣旨の発言をしていた。
麻生副総理が学べと言ったナチス・ドイツでは、ヒトラーの後継者に指名され、国家元帥の地位にあったヘルマン・ゲーリングが、ニュルンベルグ裁判(国際軍事裁判)において次のようなことを言っている(一部略しています。)。
「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。」
ゲーリングの言葉にもあるように、国民には「攻撃されつつある」と言い続けることが必要だ。北朝鮮の脅威や中国の脅威等を、政権だけでなくマスコミや自民党ネットサポーター(その多くがネット右翼である。)を使って国民に言い続ける。国民の不安感を煽り、戦争に近づけるのは強権政治の常套手段である。
一方で、日本国憲法第9条を重視し、近隣諸国との平和友好関係を強調し、外交努力によって国際紛争を封じ込めることを主張する人達に対しては、「愛国心に欠けていると非難」し、国際情勢が変化する中で日本を「危険にさらしている」無責任な人達だと非難するのである。挙げ句の果てには、「反日」「売国」と罵るのであろう。
そして、先日、東シナ海での中国によるガス田開発の状況が外務省によって公表され、それをNHKなどのマスコミが大々的に報じた。外務省と言えば、湾岸戦争当時に日本の90億ドルに上る資金提供がアメリカに評価されなかったことをトラウマのように感じ、自衛隊の海外派兵によるアメリカ軍の補完をその使命と感じているような、アメリカ国務省日本代表部と揶揄されるような組織である。そして、NHKは安倍の友達の籾井が会長になり、政権のプロパガンダを行うような放送局にまで堕している状況である。
まさに、ナチスのゲーリングが述べていることを、麻生太郎副総理の言ったように、国民が気付かない間にやり遂げようとしているようが状況である。
現実ではなく神話により安保法制を成立させようとする安倍晋三とその仲間達の意思がこれらの一連の事象に読み取れる。民衆を騙すシャーマンのように、シャーマンを中心に神話を形成した古代の支配者のように、彼等は行動しているようである。日本は暗黒時代に突入するのだろうか。神話と現実を見据える人達が増えることが必要だ。
「王様は裸だ!」と言える人達が増えなければ、日本は再び暗黒時代に突入するかもしれない。