現代へのまなざし

日本とはなにかを探求します。

TPPへの参加と日本の伝統

2013-03-24 10:26:00 | 日記
 現在、宮中行事として新嘗祭が行われている。この新嘗祭は、天皇自らが新穀を神に捧げ、その年の収穫を感謝する行事である。この新嘗祭の日は「勤労感謝の日」として国民の祝日となっているが、この新嘗祭に由来しているものである。記紀神話によって神の子孫とされている天皇に関係する日が別名により国民の生活に浸透しているのである。

 さて、「「聖域無き関税撤廃」を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します。」という公約を掲げて衆議院議員選挙を行い、政権を奪還した自由民主党であるが、TPP交渉に参加することを決定している。日本の米を聖域として守る予定なんだろうが、古事記では、スサノオがオオゲツヒメノカミ(大気都比売神)を殺したときに、頭は蚕に、目は稲に、耳は粟に、鼻は小豆に、陰部は麦に、尻は大豆になり、その五穀をカミムスヒノカミ(神産巣日神)が拾って種にした。
 古来、日本は農業国であり、農業を守ることは日本の伝統を守ることである。それなのに企業利益を追求して、目先の利益のために、公約違反までしてTPPに参加する安倍政権。この政権は日本の伝統をぶちこわす、売国政権なんだろうか。
 日本の伝統を守るためにも、TPPへの参加は許してはならない。
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