tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

#笑ってはいけない 考

2018-01-09 20:41:19 | 日記




「黒塗り」「ベッキーへの"タイキック"」に批判集まる 【blogos.com】



アマゾンで買ったスリッパの裏にハーケンクロイツが! 消費者が激怒しクレーム → 勘違いだった【gogotsu.com】
↑これは基本的に商業的なクレーム問題なのだから、業者と消費者感で誤解があるなら釈明して解決すれば良いだけですよね。普通、そうします。

ただ、それだけ海外では敏感な人が居ると言う話でも有るでしょう。これを拡大解釈して「差別とは言葉に罪は無い、本人の差別意識の問題だ!!」と言ってしまうと、次は《差別用語と言う観念》が説明出来なくなる。

差別の定義を無意識でも差別する側が決めて行けないと言う話ですが、 例えばハンセン病を例にします。

ハンセン病とは《らい菌》を発見したノルウェーの医師のアルマウェル・ハンセンに由来します。その事から日本では嘗て「癩病(らい病)」と呼ばれて居ました。

しかし、歴史的に医療や病気への理解が乏しい時代、その外見や感染への過度な恐怖心などから【患者への過剰な差別】が生じ、その時に使われた呼称が《らい病》だったのです。その為に、当人の心的外傷後ストレス障害のような作用や、また慮る人などは差別的に感じる場合も多く、現在は《歴史的な文脈以外》での使用は避けられるように成りました。それは【らい病】と使う側の差別意識の問題では無く、元ハンセン病患者や、慮る人達が〚辛い過去を思い出す、また想像する〛からであって、つまり、この【ミンストレイル・ショーを介したブラックフェイス】の一件も、過去の奴隷制度を連想すると言う人が居るのだから、表現する側の差別意識の問題では有りませんよね。

また、必ずしも差別意識の如何とは言えないもう一つの理由です。以前、預言者ムハンマドを酷く扱き下ろしてムスリムに対する配慮を全く行わなかったシャルリーエブドが襲撃された事件がありましたよね。

テロは許せないとしても【言論の自由原理に従うなら、ムスリムへの配慮は一切必要ない。】『言論の自由に従えば、他者が心から大事にする精神的支柱をこき下ろしても許される。』と言えるのでしょうか?

私は「そんな事は断じて無い。」と思います。やはり配慮は必要です。

例えば、もし、ムスリムに向けた預言者ムハンマドの揶揄が、日本人に向けた天皇陛下の揶揄だったら、骨髄反射で腹が立たないでしょうか?




まず、自分が移民になったと過程して、行き先の国でどのように扱わたいか考えて見れば良いんです。

人権と言うと骨髄反射的に拒否感を抱く人が居るが、本質的に言えば【民族的誇りの問題】ですよ。

私は移民先で、白人でも、アフリカ系でも、アラブ系でも、ヒスパニック系でも芸人に等しい人物が、番組プロデューサーから肌を黄色く塗られ、出っ歯を付けられ、カメラを持たされ、ミミミミミとステレオタイプの日本人をやらされ〚笑い者にされてたら【不快】〛ですよ。〘日本の有名人を単なる笑い者にされたら【ムカつき】ます〛。

 

例えば[らい病の呼称]にしても《歴史的な文脈》で使われるのは元ハンセン病患者や慮る人との同意事項でしょう。またノッチのように、オバマ元大統領のモノマネをしてるとしても、本人に会いに行くようなリスペクトが有れば一定の理解は得られるはずです。しかし、浜田さんと言うよりも【プロデューサーの認識】なのだろうが、常に揶揄される唇の形とアフリカ系の黒い肌とヘアスタイルを合わせる事で〚笑い者〛にしようとした意図が不快です。

基本的に私は【民族的誇り】が有ります。 これはアフリカ系も感じるだろうと言う〚共感性羞恥〛の問題です。