蓼科山荘より 久しぶりの晴天

　先週の間に行っていた、イベント（ワインの夕べ）でお出しする特別料理の試作も、週末はひと休み。
久しぶりに天気の良い週末となった中、蓼科山にはたくさんの登山客がいらしていました。
土曜日は、早朝晴れ間も出ていましたが、すぐに雲に覆われてしまい、日中の気温は１２～１３℃でした。
休憩しようと立ち止まると肌寒く感じるようで、蓼科山荘の挽きたてコーヒーやこけももティー、山菜きのこラーメンや豚汁等、温かい飲食を注文して行かれる方が多くいらっしゃいました。

　それでも夜には雲がとれ、宿泊して下さったお客様と一緒に外へ出てみると、空には満天の星空が広がっていました!!
天の川をはさんで見られる夏の大三角も、そろそろと見納めになるかな…と眺めていた時、その近くを、長い尾を引きながら星が流れ、スタッフ一同も大感激!!もっと見ていたかったですが、外は８℃まで気温が下がっていた為、余韻に浸りながらも小屋へと入りました。

　翌日の日曜日、朝は薄い雲が出ていましたが、ご来光を期待して北横岳から南八ヶ岳、南アルプス等の山並みが見える、将軍平からすぐの展望地へお客様やスタッフと行ってきました。


北横岳に、珍しく笠雲がかかっていました。


蓼科山山頂も雲の中。
この日は南八ヶ岳も、山頂付近は皆雲がかかっていました。


そのような中、将軍平近くの展望地では、運よく朝日を望むことができました。

　午前中一時雲に覆われる時間帯もありましたが、それ以降は晴れて久しぶりに午後まで晴天が続きました。
晴れていたので日中の気温も１６～１７℃まであがり、蓼科山荘でお出ししている長門牧場のアイスクリームや、ソフトクリームが入ったどらやき等、冷たい物を召し上がって休憩される方もいらっしゃいました。

　紅葉は、早くに色付いていたカンバの木は、長雨の影響で腐れるようにして葉が散ってしまいましたが、他の種の木々で紅葉してきたものもあります。

ナナカマドは、赤い実が付き、葉も色付いてきていました。

　９月は秋雨前線が停滞していた上に台風も立て続けに発生し、残念ながらなかなか山日和になることがなかったですが、この日のような清々しい秋晴れとなる日が、１０月にはたくさん訪れてくれるといいなと願っています。