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のび太流、眠れぬ夜の過ごし方

2014年05月19日 | のび太の話
ドラえもんの話。『歩け歩け、月までも』の回。のび太は、真夜中に起き出し、人生を考えてみた。「せっかく、この世に生まれたからには、歴史に名を残したいんだよ。誰も、やってないような事をして」と、ドラえもんに語る。寝ている所を起こされた上に、「逆立ちで、世界一周するとか。大仏さんの手で、世界一のあやとりを作るとか」等と、(ドラえもん的に)くだらない事を言われたので、ドラえもんは、のび太を放置して寝た。

『ワの字で空を行く』の回。昼寝しながら「どうしたら、寝坊しても遅刻しないで済むか」「遅刻して、しかられない方法」「叱られても、平気でいるには・・・」と考えた。夜は「先生を、寝坊させる方法はないか」「日本中の時計を、遅らせる方法は・・・」と考えて眠れず。翌朝、真剣に考えたから、起きれずに寝坊。

『ツチノコ見つけた』の回。「ぼくは、やがて大人になるだろう(中略)とにかく、この世に生まれたからには、何かひとつ、足あとを残したい」「野比のび太の名を、歴史の1ページに残したい。それには、どうしたらいいか」と、頭を使ったので、昼寝する。

『ねむれぬ夜に砂男』の回。夜中に「眠れないんだよ。なんとかしてよ」「ぼくだって、もの思いにふけって、目がさえて、眠れない事あるぞ」と主張してみたが。ドラえもんには「昼寝のしすぎだよ。おやすみ」と、正論を返された。

『野比家が無重力』の回。のび太は、昼寝をしていない時でも「なんでもいいから、一番乗りをして、歴史に名を残すんだ」と、寝ぼけた事を言う。ドラえもんは「突然、夢みたいな事を思いついて、カーッと、のぼせるのが、のび太の癖なんだ」と思ったが、せっかく「やる気」になっている気分を損ねないように、言わず。その心の声を言ってしまったら、「どうせ」と、ふて寝する姿は、想像できるから。

まとめると、昼寝のしすぎで、夜は眠れない。眠れないから、布団の中で出来る事として、人生を考えてみたり。そうやって、夜更かしするから、朝は眠くて遅刻の悪循環。漠然と「歴史に名を残したい」と、前向きな事を考えるのは、もの思いに相応しいテーマと、のび太的に判断したからと思われる(『ねむれぬ夜に砂男』で、「ところで、何を考えよう」「おしりのおでき、大きくならなきゃいいがな・・・いや、こういうテーマは感心しない」「国際情勢の動きとか。その中にあって、日本が果たすべき役割とか・・・・ぼくに、そんな事わかるかよ」と、自問自答しているから)


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