情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「ザ・コーブ」は情報流通欠如のストーリー~上映禁止を求める人こそ「反日」だ

2010-06-09 22:45:05 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 昨日、中野で行われたコーブの上映会とパネルディスカッションを見てきた。仕事の都合で上映会は最後の数分しか見られなかったが、場内は満席状態で入りきれない人がロビーなどに設置されたテレビによる上映に食い入るように見入っていた。ディスカッションは森達也さんなどが参加して、いろいろな切り口から映画そのもの、上映反対運動に切り込んでいた。

 この映画は反イルカ漁キャンペーンのように思われているが、映画を見た人の話によるとどうも違うようだ。

 残虐なイルカ漁シーンは終盤に出るがそんなに時間をとっていないし、クローズアップしたりもしていないという。

 他方、イルカが狭い水族館で芸をさせされることがいかにストレスとなっているのか、日本のイルカ漁は年間数万頭にも及ぶがその流通先はどうなっているのか、水銀汚染の実態はどうなのか、捕鯨問題において日本が国際会議でどのようにして小国から票を買っているのか、イルカ漁にかかわる人はどの程度いるのか、彼らは撮影をなぜ執拗に中止させようとするのか、なぜ、メディアはそれらに関わることを報道しないのか…、そういうことが盛り込まれているようなのだ。

 つまり、イルカに関する正確な情報が流されていないことを問題としているように思える。イルカをテーマに、民主主義において前提となる情報流通が欠落している状態をリアルに描いているといえるようなのだ。

 近いうちに何らかの形で全編見たうえで、補足することがあれば、補足したいと思うが、上記のような内容の映画であれば、その上映に反対することは、まさに情報流通を阻害することになる。

 第2次世界大戦を経たわれわれは、市民に情報を知らせないことがいかに、反国家的な行為であるかを十分に知っている。

 「ザ・コーブ」の上映に反対する活動を行っている人は、反国家的な行為、つまり、反日的な行為をしていると批判されても仕方がない。

 上映予定している映画館に電話で上映反対を求めている人、あなたこそ、「反日」です。カルト的な行為はやめてください。

 そして、映画をぜひ見たいと劇場を応援する愛国的な行動をとってほしい。


★公式サイト→http://www.thecovemovie.com/japanesefiles/the-cove-store-files-final/Cove-home-page-absolute-url.html




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Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


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