情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

ハチドリ計画~本当にしなければならないこと…

2006-10-10 07:41:10 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
地球温暖化を防ぐキャンペーンの一つとして「ハチドリ計画」(←クリック)というのがあるのを知った。山火事を消すためにハチドリが一匹水一滴を運んでいるのを見て…というストーリーのようだ。

HPにはこうある。【地球温暖化みたいな大きな問題を前にして、ぼくたちは無力感におそわれがちだ。皆さんの中には、ぼくのように、家や職場の電気をこまめに消したり、なるべく車を使わないようにしたり、 牛肉やエビを食べる量を減らしたり、自動販売機を使わないようにするために、水筒を持ち歩いたり、使い捨てを少なくするためにマイ箸やハンカチを持ち歩いたり、たまに電気を消してキャンドルナイトをやったり、している人がたくさんいると思う。でも、時々、「そんなことをして何になるんだ?」という声がどこからか聞こえてくるんじゃないかな。そんな時、どうか、このハチドリの物語を思い出してほしい。そして、このお話の後に、一体、 何が起こったかを想像してみてほしい。ハチドリの努力も空しく、森はすべて焼け野原となってしまったのか。あるいは、ハチドリを笑っていた動物たちが、それぞれ、「私にできること」をやり始めて、 めでたく火を消しとめることができたのかも。トラが後ろ足で泥をかけ、ゾウが長い鼻をホースにして水をかけたり。 】

こういう皆で少しずつっていうのも悪くはない。クールビズにも反対はしない。でも、それだけで終わるのはどうか?ハチドリが本当にするべきは、山火事が自然発火ではなく、火をつけて回っている奴がいるかどうかを調べて、ここにこんなことをしている人がいるって知らせることではないだろうか?

国のエネルギー政策自体に問題がある…このことについて、問題視することなく、一人ひとりができることから始めようっていうのは、極端な話が「欲しがりません。勝つまでは」と同じことになりかねない。

ハチドリ計画、賛同します。ただ、賢いハチドリになるよう期待しています。




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