読売新聞に「鎮静衣など6時間、拘置中の男性死亡…埼玉・深谷署」という見出しのもと、
【25日午前8時半ごろ、埼玉県警深谷署の留置場で、出入国管理法違反容疑(旅券不携帯)で拘置中の自称タイ国籍の男性(40)が顔を真っ青にしているのに看守が気づいた。男性は、市内の病院に収容されたが、間もなく死亡した。
同署によると、男性が24日午後9時ごろから、3人部屋で大声を上げたり、壁に体をぶつけたりしたため、25日午前1時ごろから、腹部に両手を固定する「ベルト手錠」や、袋に入れたまま手足を固定する「鎮静衣」を使用した。同7時15分ごろ、鎮静衣を解いたという。
同署の柴崎幹愛副署長は「ベルト手錠や鎮静衣は適正に使用していた。司法解剖で詳しい死因を調べたい」と話している。】
という記事が掲載されている。http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050325/20050325i515-yol.html
旅券、すなわちパスポートを持っていなかったばかりに、彼は、死ぬ羽目になった。彼の行為は、鎮静衣を使用されてまで警察に留置されなければならない行為だろうか。
極端な話をすれば、あなたが旅行中に、ホテルにパスポートを置き忘れえていたところ、たまたま警察の職務質問を受け、そのまま、留置場に入れられ、言葉も通じぬまま、「おかしいじゃないか」と強く抗議したら、鎮静衣を使用されたってことではないでしょうか(本件がそういう事案かどうかは判らないが…)。
こういう場合、刑事事件としては、警察官は不起訴になるだろうし、彼が外国人であるだけに遺族が国家賠償請求訴訟で争うことも困難だ。
人権救済機関はこういうときに必要ではないでしょうか?
※過去の事例
http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/sytyou/iken/04/2004_33.html
※これもどうだか…
「裁判官訴追委、事務局長人事見直し 委員長ら改善策協議へ」
国会の裁判官訴追委員会の森山真弓委員長と川崎二郎衆院議院運営委員長が、週明けにも会談し、訴追委の歴代事務局長に裁判官出身者が就任している現状を見直し、改善策をまとめる方向となった。
これは二十五日に国会内で開かれた同委の庶務小委員会の協議を受けたもの。小委員会では、「裁判官の実態を知らない人では訴追委の事務局長は務まらない」との意見もあったものの、「世間から不審に思われるのはよく分かる」など、慣習の改善を求める意見が相次いだ。
具体的な改善策としては、事務局長が辞めたあとに再び裁判官に復帰している現行の慣例を改め、事務局長を「最終ポスト」とする案も浮上している。ただ、「最終ポストにふさわしい給与や待遇を保証するのは難しい」など否定的な声も強く、二十八日にも、森山、川崎両氏が改善策を協議することになった。
訴追委は、裁判官にふさわしくない行為をし、職務義務に違反した裁判官を罷免するため、裁判官弾劾裁判所に訴追する機関で、衆参各十人の議員が委員となっている。
先月二十八日の衆院予算委第一分科会では、東京地裁民事部の裁判長出身である高田健一・訴追委事務局長が、歴代事務局長の後歴について「いったん東京高裁に戻った後、各裁判所の所長になっている人が多い」と答弁。民主党の高山智司氏が、「(裁判官弾劾制度の)制度趣旨に反する」と指摘していた。
(産経新聞) - 3月26日3時24分更新http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000007-san-pol
【25日午前8時半ごろ、埼玉県警深谷署の留置場で、出入国管理法違反容疑(旅券不携帯)で拘置中の自称タイ国籍の男性(40)が顔を真っ青にしているのに看守が気づいた。男性は、市内の病院に収容されたが、間もなく死亡した。
同署によると、男性が24日午後9時ごろから、3人部屋で大声を上げたり、壁に体をぶつけたりしたため、25日午前1時ごろから、腹部に両手を固定する「ベルト手錠」や、袋に入れたまま手足を固定する「鎮静衣」を使用した。同7時15分ごろ、鎮静衣を解いたという。
同署の柴崎幹愛副署長は「ベルト手錠や鎮静衣は適正に使用していた。司法解剖で詳しい死因を調べたい」と話している。】
という記事が掲載されている。http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050325/20050325i515-yol.html
旅券、すなわちパスポートを持っていなかったばかりに、彼は、死ぬ羽目になった。彼の行為は、鎮静衣を使用されてまで警察に留置されなければならない行為だろうか。
極端な話をすれば、あなたが旅行中に、ホテルにパスポートを置き忘れえていたところ、たまたま警察の職務質問を受け、そのまま、留置場に入れられ、言葉も通じぬまま、「おかしいじゃないか」と強く抗議したら、鎮静衣を使用されたってことではないでしょうか(本件がそういう事案かどうかは判らないが…)。
こういう場合、刑事事件としては、警察官は不起訴になるだろうし、彼が外国人であるだけに遺族が国家賠償請求訴訟で争うことも困難だ。
人権救済機関はこういうときに必要ではないでしょうか?
※過去の事例
http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/sytyou/iken/04/2004_33.html
※これもどうだか…
「裁判官訴追委、事務局長人事見直し 委員長ら改善策協議へ」
国会の裁判官訴追委員会の森山真弓委員長と川崎二郎衆院議院運営委員長が、週明けにも会談し、訴追委の歴代事務局長に裁判官出身者が就任している現状を見直し、改善策をまとめる方向となった。
これは二十五日に国会内で開かれた同委の庶務小委員会の協議を受けたもの。小委員会では、「裁判官の実態を知らない人では訴追委の事務局長は務まらない」との意見もあったものの、「世間から不審に思われるのはよく分かる」など、慣習の改善を求める意見が相次いだ。
具体的な改善策としては、事務局長が辞めたあとに再び裁判官に復帰している現行の慣例を改め、事務局長を「最終ポスト」とする案も浮上している。ただ、「最終ポストにふさわしい給与や待遇を保証するのは難しい」など否定的な声も強く、二十八日にも、森山、川崎両氏が改善策を協議することになった。
訴追委は、裁判官にふさわしくない行為をし、職務義務に違反した裁判官を罷免するため、裁判官弾劾裁判所に訴追する機関で、衆参各十人の議員が委員となっている。
先月二十八日の衆院予算委第一分科会では、東京地裁民事部の裁判長出身である高田健一・訴追委事務局長が、歴代事務局長の後歴について「いったん東京高裁に戻った後、各裁判所の所長になっている人が多い」と答弁。民主党の高山智司氏が、「(裁判官弾劾制度の)制度趣旨に反する」と指摘していた。
(産経新聞) - 3月26日3時24分更新http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000007-san-pol