情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

もんじゅ自殺訴訟 原告側、遺品のメモで追及~朝日新聞

2006-02-28 16:05:50 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
朝日新聞が,訴訟継続中であるにもかかわらず,書証まで踏まえた記事を掲載した。【高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故を巡り、当時の動力炉・核燃料開発事業団の次長が自殺したのは、記者会見でうその発表を強いられたためだったかが争われている訴訟で、当時の大石博理事長が27日、東京地裁で初めて証言した。自らの関与について「記憶にない」と繰り返したが、原告の遺族側は、遺品のかばんの中にあった動燃の内部文書を提出。大石氏の証言と矛盾があると追及した。】(以下【】は引用) 

 【焦点は、事故直後に現場を撮影したビデオが隠されていたことへの本社の関与が分かった時期。95年12月25日には分かっていたが、自殺した西村成生(しげお)さんは96年1月12日の会見で「1月10日に分かった」と述べた。】

 【大石氏は「ビデオ問題は1月11日になって報告を受けた」と証言。ところが内部文書には「12月25日、理事長に本件を報告。詳しい事情調査をするようにとの指示」とあった。大石氏は「記憶にない」と繰り返した。】

 【また、大石氏は「会見前に、12月25日に分かっていたと答えるよう指示した」と証言。山崎勉裁判長は「もしそうなら、会見に同席した理事らをなぜ問いつめなかったのか」と何度も質問したが、大石氏は「直後に出張があったので」と答えた。】

岩国住民投票で平和への意思を示そう~ステッカー販促します

2006-02-28 00:43:43 | 有事法制関連
岩国の空と暮らしの環境を守るために、何としても岩国市の住民投票を成功させねばなりません!ということで,発足した「岩国住民投票を成功させる会」が,岩国市(山口県)で3月12日に行われる,厚木(神奈川県)からの岩国への空母艦載機の移駐の受け入れの是非を問う住民投票を前に,全国の市民に次のような呼びかけを行っている。

(1) 3月5日(日)は ぜひとも岩国にきてください!  
  人文字「3・12 GO!」大集会
 3月12日に実施される厚木からの空母艦載機部隊の岩国基地への移駐の受け入れの是非を問う住民投票を成功させるために、「3・12 GO!」人文字行動を行います。
 日時:3月5日(日)14:00〜16:00
  場所:錦帯橋の下河川敷地
  参加人数:約1000人
  募集方法:実施前日までのインターネットと電話による受付および当日受付
  参加費:無料
★ このイベントには、岩国・山口だけでなく、広島県や周辺の皆さんにも来ていただき、多くの市民が、岩国の住民投票に注目していることを示したいと思います。

(2)岩国市内全域全戸へのビラまきにご協力ください。

(3)活動のために資金が必要です。岩国には行けないけど気持ちのある方は、是非ともカンパにご協力をお願いします。
 または「騒音や米兵犯罪に苦しめられずに安心して暮らせる街に」という1枚、100円のステッカーを作りましたので、是非とも、まとめて購入してください。

(4) 岩国出身者、岩国に友人・知人がいる人を探して、紹介してください。投票に行こうという働きかけてください。

(5) ブログができましたので、それを周囲の皆さんに紹介してください。       http://juumintouhyou.de-blog.jp/


動燃元理事長の証言が嘘であることを示す書証提出~強制死損害賠償訴訟

2006-02-28 00:15:46 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
27日,動燃元理事長の証人尋問が行われた。【被告側質問に大石元理事長は、本社に2時ビデオがあるとわかったのは1月12日第1回目の記者会見だった。2回目の記者会見の後、それが判明したのは25日であると答えるように皆に指示したと証言。】
【しかし弁護側が故西村氏のバッグに入っていたとして提出した書類には23日に本社に2時ビデオが既にあるのがわかっていたとあった。25日には本社関係者からも詳しい事情を調査するようにと指示が出ていた。この書類を大石元理事長も本物と認めたが内容は記憶にないを連発。弁護側は、あなたの発言に沿うような形で西村氏は、判明したのは1月10日と言ったのであると結論付けた。虚偽発表を半ば強制したようなものであると。】(もんじゅ・西村裁判傍聴記 大石元理事長、記憶にありませんを繰り返すが、弁護側物的証拠で真実明らか

残念ながら新聞(読売)は,書証のことには触れていない。
【1995年12月に起きた高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏出事故を巡り、動力炉・核燃料開発事業団(動燃、現・日本原子力研究開発機構)の内部調査を担当し、自殺した総務部次長・西村成生さん(当時49歳)の遺族3人が同機構に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が27日、東京地裁であり、当時の動燃理事長・大石博氏(77)が証人出廷した。
 発生直後に現場を撮影したビデオを動燃本社が隠した経緯に関する内部調査について、遺族側は「虚偽の公表を強いられ、自殺に追いやられた」と主張しているが、大石氏は「調査結果を正確に答えるよう指示しただけだ」と反論した。
 西村さんの妻、トシ子さん(60)は閉廷後の会見で、「理事長の指示に反して、虚偽の説明をする訳がない」と述べた。 】