tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

南会津・南越後の山 1日目(田代山・帝釈山)

2013-08-10 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
撮った写真を帰宅後に見てみたら、始めから終わりまで見事に山の写真ばかりだった。山尽くしの3日間だった。

車で埼玉の実家を5時40分に出発。この早朝でも、お盆の土曜日、東北道ではちょっとした渋滞に引っかかりながら(どれも数分で解消)、それでもついに宇都宮あたりで「渋滞15km 所要45分」の表示が出たので、手前の鹿沼インターで下車。日光杉並木、日光市街地、霧降高原…と走り、旧栗山村からは「田代山林道」に入る。地図には「ラフダート」と注釈のある、僕の10数年のドライブ歴でも1、2位を競いそうな荒れ気味の長い砂利道。凸凹ゆえあまりスピードを出せないことをもどかしく思いながら、でもこの山の中で立ち往生しても困るし…と慎重に車を走らせ、県境を越え栃木県から福島県に入り、やってきた。161kmのドライブ。

9:41 田代山・帝釈山の猿倉登山口。意外と多くの車が停まっている。みな栃木側からではなく、比較的路面の状態が良いという福島側から来たのだろう。

10:26 小田代に出る。前方の高まりが田代山。

小さな白い花が集まったシラネニンジン。

視界が開け、傾斜を登りつめると…

湿原が広がった。

地面に水が引かれているさま、まさに「田代」だな。

10:49 「田代山」の標識。ただしここが最高点というわけではないよう。田代山(1971m)はプリンのような形をしていて、平らな頂上に湿原が広がっている。どこがピークなのか、あまりこだわる必要もなさそう。木道に座って抹茶あんデニッシュを食べる。駐車場の車の数のわりには登山者はまばらで、静かだ。

今はこの花が真っ盛り。キンコウカ。

いつまでも歩いていたい湿原を歩き切り、避難小屋の手前で湿原を振り返る。

帝釈山に向けて、再び山道を行く。薄暗い木立の下、朽ちた木の切り株にびっしりと生えたキノコが、不思議に明るく輝いて目立っている。

茶色の幹と緑色の葉のコントラストが美しい森の中を行く。

12:06 帝釈山頂(2060m)。北(西)側=日本海と、南(東)側=太平洋との分水界をなすという。

あいにく展望はさほど良くない。おにぎりを食べる。

再びあの田代山を目指して歩き出す。

森の中を行き…

13:13 田代山に戻ってきた。湿原を一周する木道は一方通行となっている。右手の木道へ進む。

キンコウカのお花畑。

チングルマ(花の後の果穂)のお花畑。

山をはるばる登ってきた頂上に、このような草原が広がっているとは…なんだか現実離れしていて、何の予備知識もなく登ってきた原始の人々は、さぞかし驚いたんじゃないかと思う。この湿原の向こうには、明後日登る予定の会津駒ケ岳が聳えているそうだが、あいにく見えない。美しい景色を名残惜しく思いながら、山を下りる。

14:18 登山口へ戻る。山の所有者が三井物産である旨の看板が立っていた。商社っていうのはいろいろ持っているものだなあ。
田代山林道を福島側に下っていき、44kmのドライブ、檜枝岐温泉へ。

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道路地図の意外な決定版

2013-08-09 16:31:01 | 今日の出来事
明日からまた山登りに出かける。今度は車で。

僕の車にはカーナビがない。
土地勘のない旅先でレンタカーを借りる時にカーナビは重宝するが、
せいぜいが関東圏内のドライブばかりの自分の車には、特に必要とも思わなかったから付けていない。
不案内な場所では道路地図本を見る。
地図本は古くなると買い替えて(買い足して)、今使っているのが3代目。
そろそろ新しいのを買ってもいい。

しかしね…本屋で道路地図のコーナーに来るといつも思う。
なぜ、大判で、厚くて、重たいものばかり作るのだろう?
まるで女性ファッション誌か写真集のような。
運転中に車内でめくるのに、取り扱いが楽じゃないんだけど。
リングで綴じられていない限り、広げたままの状態をキープしておくのもままならない。
カーナビ全盛のこの時代、もはや車の中で地図を見る人は少ないのだろうか?
「机の上に置いて眺める」という用途しか想定されていないのだろうか?
なにしろ、膝の上に置いておくのもずっしり重たいからなあ。

…と思ったら、目に止まった意外なものが役に立つことがわかった。


『ツーリングマップル 関東甲信越 2013』

「ツーリングマップ」、つまり、バイク利用者用の地図。
バイクに載せるわけだから、大きさもA5サイズとコンパクト。
しかも、“峠を駆る”ライダー向けに、一般の地図では記載もあやふやな林道などの山道のデータ
(路面の状態や、その道路からの景観、ガソリンスタンドの有無等々)も細かく書かれていて、
峠の登山口まで車で行こうという僕のような者にとって、有用な情報が多い。

なるほど、こういう地図本もアリだな…購入。

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