tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

鉄道沿線歩き~都電荒川線

2013-05-12 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
BS-TBSの「にっぽん百景 路面電車の走る街」を毎回見ていたら、路面電車が気になるようになった。地方の路面電車もぜひ乗りに行きたいところだけど、まずは手近で行けるところから。
11:39 都電荒川線、早稲田駅。線路沿いに全線を歩いてみようと思う。全12.2km。駅数30。駅間の平均距離は420m。前回(相模鉄道:歩行距離29km)前々回(都営大江戸線環状部:歩行距離30km)に比べて歩くのに距離が手ごろなので、少し遅めのスタート。

面影橋駅。鎌倉街道と推定される古い街道の神田川に架かっていた橋が「面影橋」。そばに立つ説明看板を読むと、名前の由来は諸説あるよう。「俤橋」という漢字も当てられていて、それもまた風情がある。

11:57 学習院下駅。線路の先にはサンシャイン60が。

目白台への結構急な勾配を電車は登る。上に架かる陸橋から。

陸橋の反対側。前方の鬼子母神前駅の高さとこの陸橋の高さがほぼ同じように見えるから、いかに高低差があるかがわかる。カーブもあるためか、下る列車はブレーキをかけて最徐行で進む。決して勾配の勢いのままに滑っていくようなことはない。

飛行船が浮かんでいる。のんびりした動きだけど、動力は結構激しいのか、ブーン…という音が響いている。

鬼子母神の参道を行く。両側に背の高いケヤキ並木がそびえ、強い陽射しを遮ってくれている。古いものは樹齢400年を数えるそうだ。

12:18 境内のイチョウの大木。高さ30m、幹周り8m。樹齢は700年というから鎌倉時代の生まれ。それなのに、衰えをまるで見せずにこの葉の茂りよう。ところで、駅名は「きしぼじんまえ」だが、神社名は「きしもじん」。

鬼子母神前―都電雑司ヶ谷間。ここも勾配を登る。駅名、雑司ヶ谷の前に「都電」と付いているのは、副都心線雑司ヶ谷駅との区別のため。副都心線雑司ヶ谷駅との乗換駅は、都電雑司ヶ谷駅ではなく、鬼子母神前駅。

12:39 東池袋四丁目駅。有楽町線東池袋駅との乗換駅。

線路にうまい具合に沿う道はないけれど、路地の角をこまめに曲がりながら、なるべく線路から離れないようにしている。

向原駅。このあたり、10mおきじゃないかと思えるほど踏切が連続している。警報機の音色は場所によってバラバラ。「カンカン」だったり「ファンファン」だったり。同じ「カンカン」でも、テンポがまるで違ったり。そのアバウトさも都電の味なのかな…と思っていたが、もしかすると、至近距離で隣接する踏切同士を混同させないよう、あえて音色を分けているのかも知れない。線路沿いの用地は東京都に買収されてパッチワーク状にフェンスで囲まれている。踏切がこれだけ連続するような土地の区割りは、整理の必要あり、と見なされているのかも知れない。

向原駅から次の大塚駅前駅にかけては、線路沿いにバラが植えられている。ちょうど今日から「大塚バラ祭り」なのだと。都電沿線にバラが植えられているというのは何かで見聞きした覚えはあったが、今日はそれを狙っていたわけでもなかった。これはいい時を選んだ。

大塚駅へは結構急な下り坂。電車は目一杯減速して進み、乗客に「窓の外のバラをとくとご覧あれ…」と促しているかのよう。沿線にもバラを見に人が集まっている。若い人はほとんどおらず、車椅子だったり、杖だったり、年配の人が多いのが都電らしい。

大塚駅前駅手前の急カーブ。駅から電車が出てきて、あれ?止まっちゃった…と思ったら、大塚駅前駅で折り返す電車で、ポイントを切り替え、再び駅に入っていく。

13:11 大塚駅前駅。山手線をくぐった先ほどとは反対側。こちらにもバラが。

駅前は幅の広い道路が広場状にあり、そこを路面電車がずしりとやってくる。道路信号が赤なのでそれに合わせて止まる。近づいて車体に触れようと思えばできてしまうわけで、その距離感がなんとも不思議。

巣鴨新田駅。その面影はまるでないけど、かつてこのあたりは田んぼが広がっていたんだろうか。

線路沿いの柵はレールが転用されている。

庚申塚駅。三ノ輪橋方面ホームには「焼きそばとおはぎ」の店がある。

13:47 塩焼きそばとおはぎのセット、750円。おはぎは餡ではなく「抹茶」にしてみた。塩焼きそばはそのままでもいけたし、付いてきた酢醤油をかけてみても美味しかった。おはぎは、箸で持ち上げようとすると指が攣りそうなほどのボリューム。満足。それにしても、このロケーション、このメニュー(甘味などもある)、いいよなあ。自分が商売をするなら、こういう店をやりたい。

線路を離れ、地蔵通り商店街を「とげぬき地蔵」まで往復。店先のテレビで「アド街ック天国」の映像をループで流しているような、すっかり俗化した観光地。前にも来たことはあったので、ほぼ素通り。

庚申塚駅に戻る。

新庚申塚駅。国道17号(白山通り)を渡る。都営三田線西巣鴨駅との乗換駅だが、少し離れている。

14:33 西ヶ原四丁目駅。電車の運行間隔(時刻表上は時刻を明示せず「3~6分間隔」となっている)が詰まってしまったようで、運転士が、後ろに2台接近しています、列の後ろの方は次の電車までお待くださいと、色を失った口調でアナウンスを入れている。
…うちの菩提寺はこの辺なんだよな。全然お参りしてないけど。

滝野川一丁目駅。通勤が地下鉄ではなく都電だったら情緒があるだろうな…と思う。東急東横線の新しい渋谷駅が地下深すぎて乗り換えが不便になったと評判が悪いが、道路と同じ平面から気軽に飛び乗れる路面電車はその対極にある。光、風を感じられるのもいい。実はとても人間的で贅沢で、古色蒼然どころか、次の時代にあるべき乗り物だと思う。

14:49 飛鳥山駅。

ここから次の王子駅前駅まで、道路上を走る。

歩道橋上から。絶好の展望スポット。

飛鳥山公園。徳川吉宗が桜を1000本以上植えて江戸庶民のための花見の名所として整備した公園。当時上野公園では禁止されていた乱痴気騒ぎも、この公園では「お構いなし」だったらしい。

都電は山すそを愚直に逆U字に迂回しながら王子駅前駅まで下っていく。首都高中央環状線が山の下をトンネルでズドンと貫いているのと対照的。カーブといい、勾配といい、道路併用軌道といい、運転には一番気苦労が多そうな区間。江戸の昔は、花見の余興として、この山上から麓の田んぼに素焼きの皿を投げて飛距離を競う「土器(かわらけ)投げ」なんて遊びもあったそう。

山すそまで下りるモノレールがある。「アスカルゴ」だって。命名者の“ドヤ顔”が見えてきそうだ。16人乗り、距離48m、標高差17mを2分かけて動く。車内では、「これからの季節はアジサイが見頃です」と“北区アンバサダー”倍賞千恵子のアナウンスが。

下の駅。エレベーターではなくモノレールにしたところがいいね。上の駅にも下の駅にも「シルバー人材センター」風の係員がいて、ドアの開け閉めをする。

15:10 京浜東北線の乗換駅、王子駅前駅。この駅がちょうど全線の中間点。客が多い駅のため、改札は車内ではなくホームでと、係員が精算機のワゴンを出している。右側の上を覆うのは東北・上越新幹線の高架橋。

栄町駅。歩いてきた方向を振り返る。飛鳥山の緑と新幹線の高架橋。電車の到着を見ていると、乗り降りする客がおらず、静止寸前までスピードを落としたと思ったらまたすぐに走り出す。

この線路幅(1372mm)はJR在来線(1067mm)よりも広いというのは意外じゃないだろうか。路線長12.2kmは京王井の頭線12.7㎞とほとんど変わらない、というのも驚き。路面電車=ミニ電車と思いがちだもんな。
梶原駅。早稲田方面ホームには書店がくっついていた。その佇まいは、庚申塚駅の「焼きそばとおはぎ」の店同様、ほのぼのとしていた。

15:43 荒川線の車庫。

この界隈にもバラが。荒川区内の沿線には1万3千株植わっているそう。電車の色と花の色、青・黄・赤三原色が揃いました。

車庫の横には昔の電車が展示されている。車内にはかつての沿線写真などが飾られている。

ちょうど車庫から電車が出てきた。Tの字の横棒を本線とすると、車庫は縦棒の位置関係。横棒の右偏に荒川車庫前駅の三ノ輪橋方面降車ホーム、左偏に乗車ホームがある。つまり、三ノ輪橋方面行き電車はこの駅で、降車と乗車、2回停まる。

このバラとこの車両の色調は、うまいこと合っているね。

16:13 ファミリーばかりの荒川遊園には縁がないかな…と思いつつ、歩く先にこれが見えたのでやってきた。正面のライトが1つなので愛称は「一球さん」だって。そういえば、最近の電車で「愛称」を付けられることってあまりないような気がする。まして「さん」付けなど。50年間現役で活躍した車両。それだけ長く走り続ける車両というのもまた、最近あまりないと思う。

荒川遊園地前駅。遊園地から帰る家族連れが続々と乗っていく。JRの尾久の車両基地が近いからか、時折「ピッ!」と甲高い機関車の汽笛が聞こえてくる。

16:32 宮ノ前駅。「宮」すなわち尾久八幡神社の境内から駅を見る。

熊野前―東尾久三丁目駅間。線路の先にスカイツリーが見える。

17:05 町屋駅前駅。だいぶ陽が傾いてきた。東に向かって歩いているので、夕陽の眩しさはあまり気にしなくてすむ。

京成線の町屋駅が跨ぐ。ホーム上には都電を狙うカメラマンが何人かいる。千代田線の乗換駅でもある。

荒川二丁目駅。右手は「荒川自然公園」。下水処理施設の上にできた歴然たる「人工」の公園ゆえ、殊更に「自然」と言いたいのかな。ゴールが近くなってきたので、公園には寄らなかった。

17:36 荒川区役所前駅。ここからもスカイツリーが見える。踏切で写真を撮っていたら、買い物袋を提げた通りすがりのおばさんが「お兄さん、スカイツリー撮るの?」だったらどこそこの踏切がいいわよ、と。「都電+スカイツリー」地元の人自慢の情景なわけだね。

三ノ輪一中前―三ノ輪橋間、線路沿い、人一人分くらいの幅の細い通路から。

17:53 終点、三ノ輪橋駅。この駅もバラに包まれている。

この電車に乗って早稲田まで戻る。運賃は全線均一で160円。

運転士はハンドルに手製の毛糸のカバーをかけていた。

18:54 ちょうど1時間の乗車。早稲田駅。歩いたのは16km。まだ余裕があったので、この後さらに新宿まで3km歩いた。歩行距離の程よさ、歩行の快適さ(車の往来の激しい道は歩かずに済む)、沿線の佇まいの良さ(落ち着いた住宅街がほとんど。要所要所に緑や史跡もある)、次々にチェックポイント=駅をクリアできる達成感の得やすさ…「鉄道沿線歩き」の入門編としてお薦めです。

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最近気になる曲

2013-05-11 09:35:12 | 雑感
最近気になる曲。

BS-TBS「にっぽん百景 路面電車の走る街」エンディングテーマ曲のこちら

はっぴいえんど「風をあつめて」

路面電車の雰囲気、散歩の雰囲気によく合ってる。軽やかで力みのない細野晴臣の歌声がいい。
1971年、僕の生まれる前の曲だけど、とても新しい。全然古びていない。
最近何かのCMでも使われていたんじゃないか。
この曲を聴くと旅に出たくなる。旅とは言わずとも、散歩に出かけたくなる。

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街のはずれの
背のびした路次を 散歩してたら
汚点だらけの 靄ごしに
起きぬけの露面電車が
海を渡るのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を

とても素敵な
昧爽どきを 通り抜けてたら
伽藍とした 防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
碇泊してるのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を

人気のない
朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら
ひび割れた 玻璃ごしに
摩天楼の衣擦れが
舗道をひたすのを見たんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を

(作詞:松本隆 作曲:細野晴臣)
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さて、鉄道番組のBGMと言えば、BS朝日「鉄道・絶景の旅」はなんとかならないものだろうか。
せっかくの鉄道走行シーンに、素人がカラオケで歌っているんじゃないかと思えるような歌手の曲を
「たっぷり聴かせましょう」とばかり朗々と乗せられて、げんなりさせられる。

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半日休でしたこと

2013-05-10 22:58:21 | 今日の出来事
午後、半日休を取る。

帰宅後、自転車でホームセンター2軒に出かけ、
ゴールデンウィークの売れ残りとかで花の苗が安売りしていないかなと探してみるが、
ペチュニア、マリーゴールド、日々草、ベゴニア、ガザニア…どこも品揃えは同じだな。
特に目ぼしいものはない。さして安くもない。
ホームセンターは圧倒的に都内より埼玉の方が品揃えがいい。
今度、実家に帰る途中のホームセンターで探してみよう。

スーパーで買い物。
明日の土曜日は雨の予報なので、外出しなくても済むよう、明日の分の食材も買う。
今日は焼肉、明日はマーボナス&ピーマンだな。それに朝食用の菓子パンとかトマトとかヨーグルトとか。

帰宅。洗車にとりかかる。
なにしろ春先に関東地方に「煙霧」が来て以来雨と埃でとても汚くなっているのに、
ずっと何もしていない。洗わなきゃ、洗わなきゃ、と思い続けていた。

スポンジでまずは車体全体を水で洗い流し、その後洗剤で洗う。
バケツの水に溶かした洗剤が全部なくなるまで、全体を3回ずつくらいかな。
その後再び水で洗い流し、最後に雑巾で拭き上げる。これも2回ずつくらい。
日もすっかり暮れ、いよいよ仕上がったかな…と思ったところで、雨がポツリポツリ。
降るのは明日からじゃなかったのかよ。
まあとりあえず、半分自己満足のための洗車ではあるので。

炊飯器のスイッチを入れておき、シャワーを浴びる。
風呂を出て、NHKの7時のニュースを見ながらアイス(先日買ってきた「ホーキーポーキー」)を食べる。
夕飯の支度。「味付きカルビ」というのを買ってきていたので焼く。
焼くと撥ねが強く、ガスレンジにタレと脂が飛び散る。
強火を使わず、弱火で「ひたしたタレで煮る」ような感じで焼くのがいいみたい。
腹が減っていたので、焼けたそばからいくつかキッチンで立ち食い。これぞ自炊のテキトー加減。
ブロッコリーを茹でる。もやしを茹でて瓶詰めのエノキと和える。
豆腐を半分に切っておかかを載せる。つまり冷奴。
ご飯が炊き上がった。「混ぜるワカメ」があったので混ぜる。
味噌汁はインスタントのがあるけど、なくてもいいや。
録画のBS-TBS「にっぽん百景 路面電車の走る街」を見ながら食べる。
「味付きカルビ」はボリュームがあったので半分残そうと思っていたけど、結局全部平らげてしまった。

半日会社を休んでできたことと言えば、買い物と洗車と大雑把な自炊くらい。

…まあ、こんなもんでしょ。

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出勤は手ぶらで

2013-05-09 16:47:07 | 雑感
NHKEテレの番組で、佐藤可士和と小山薫堂が対談をしていた。
佐藤可士和は「外出時はカバンを持ち歩かない」と言っていた。
ポケットに入る財布とスマホとカギしか持たない、と。

そうだよな、と思う。
「有名デザイナーと一緒だ」と言って喜んでいる風なのもアホっぽいが、
自分も最近、「手ぶら出勤」スタイルが気に入っている。
馬鹿でかいカバンを持ち歩いているサラリーマンを電車の中などでたまに見かけるが、
出張でもなく、「分厚い営業カタログを持ち歩いている」のでもなければ、
その中に何を入れているのだろうと、不思議に思う。

自分の場合、電車で「読むもの」がないと困るので、
「財布とケイタイとカギだけ」というわけにはいかず、新聞か文庫本も持ち歩いているが、
新聞は読み終われば捨てられるし、文庫本は上着のポケットに入る。
だから、基本精神としては「手ぶら」だ。

ただ、上着のポケットが重たく膨らむのは着心地が悪いし生地にも良くないので、
財布の中身は極力絞り込むことになる。

小銭は基本的に忌避する。買い物では使えるところではすべてカードを使う。
それでも小銭が溜まってしまったら、
家に置いてきてしまうか(小銭を使うのが明白な買い物時まで持ち歩かない)、
郵便局のATMに預けてしまう。
財布の小銭を機械の中にジャラジャラと「捨てる」のは、結構快感だったりする。

今財布の中に入っているのは、現金以外だとこれら。
・会社のセキュリティICカード
・クレジットカード2種
・パスモ
・クオカード
・テレフォンカード
・図書館の利用者カード
・名刺3枚

クレジットカード、パスモ、クオカードは、「小銭撲滅」のために必要だ。
テレフォンカードは、10数年前にもらったものの度数がまだ残っている。
ケイタイを持っていれば必要ないのだが、非常時など、
「携帯電話より固定電話」という局面もあるかも知れないと思って入れている。
名刺は「いざ必要になった時のため」でもあるし、財布を落とした時の「持ち主連絡先」も兼ねる。
図書館には週2,3日のペースで行くので、そのカードも常時入れてある。

ポイントカードの類は一切入れていない。
家電店などのポイントカードは、そこに買い物に行く時だけ持っていく。
ドラッグストアやスーパー、飲食店など、そう高頻度では行かない店では、いちいち作らない。

保険証や免許証も入れない。なくすのが怖い。

財布はもう10数年使っている。
かなりくたびれているが、貴重品の入れ物としては「触感の慣れ」が大事だと思う。
手探りで指先が触れるだけですぐにそれとわかるような。
機能を果たせなくなるまでは使い続けるつもりだ。基本的に人目に晒すものでもないし。

…さて、手ぶらで身軽にはなった。
問題はそこからだ。佐藤可士和も「手ぶらだと自由になれる」と言っていた。
自由になって、何が生み出せるか、だ。
スタイルは手段に過ぎない。手段に拘泥することが本質ではない。
ただ、身軽でいられることは、それだけで嬉しいことでもある。それもまた事実。

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仙人ヶ岳

2013-05-05 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
好天続きのゴールデンウィーク。東京近郊の山にも登山客が押し寄せているだろう。人だらけの山には行きたくない。手ごろなのは栃木県足利市と群馬県桐生市に跨る仙人ヶ岳。
10:25 登山口。結構車が停まっている。この山も人に知られるようになってきてしまったか…。

新緑の中を行く。そばを沢が沿っている。

新緑ならではの輝き。

10:54 生満不動尊。沢でカエルがクワ…と鳴く。それを狙ってなのか、ヘビもいた。

沢が途切れ、尾根に取り付く急登を上がると、尾根上に出る。
11:22 熊の分岐。

11:47 頂上(663m)。登山客がちらほらいるが、喧しいグループなどはいないので静かでよい。下山は別ルートで。

12:21 松田川ダムを見渡すポイント。本当ならここでおにぎりを食べるつもりだったが、先客がいるので通過。

アカヤシオの群落。

何という花だろう、白い花。かすかに苦い芳香がする。

13:11 尾根伝いに下ったり登ったりしながら、深高山(左)・石尊山(右)と連なる峰を見渡せる岩の上のポイントへ。ここでおにぎりの昼食。セブンイレブン「100円セール」の梅干し、わさびのり、ツナマヨの3種。

14:12 猪子トンネルの西側に下りる。

ドライブの帰路立ち寄った、とある藤の名所。

木の下に入る。

花を見上げる。こんな物を作り上げてしまうとは、自然って見事だね。

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