tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

図書カードが大量にあって…

2013-05-02 23:00:00 | 今日の出来事
アンケートモニターやら何やらでもらった図書カードが溜まって2万円分もある。

あいにく本を「所有したい」という感覚があまりなく、使う機会がない。
親にあげたりもしたが、それでも余っている。

今日の昼休み、本屋に行って何か見繕おうと思った。

どこの本屋でも品切れ続出だった村上春樹『色彩をもたない多崎つくる…』が、
大量に再入荷されて店頭に平積みになっているが、最初の1ページを開くと、
主人公が学生時代に「死ぬことばかりを考えて生きていた」とあって、なんだかげんなりしてしまった。
「死」がいけないのではない。「死にたい」と語るような奴が嫌なのだ。
…これは図書館の順番待ちでいいや。400人待ちだけどね。

建築、写真、インテリア、ガーデニング、料理…などの本に興味が湧くが、
昼休みなのでじっくり見ている暇がない。
地図コーナーへ。A5サイズの縮尺1/10000の東京23区の地図を持っていて、町歩きに重宝しており、
これの「郊外」版(神奈川・千葉・埼玉とか)があれば欲しいなと思った。
縮尺の小さいのはあったものの、それでは歩くには大雑把過ぎるようだ。手頃なのはなかった。

それで結局買ったのは、前々からあたりはつけていたんだけど、こちら。

『自選 谷川俊太郎詩集』(岩波文庫)

詩集を買うのは初めてだな。
詩だから、1回読んだだけで腑に落ちることもない。つまり、本当の意味で「読み終える」こともない。
気が向いた時にランダムにページを開いて一篇だけ、という読み方もできる。
いろいろな場所に持ち歩き、そこで一篇読む。その一篇に、それを読んだ時の場所や時間の印象が重なる。
そうすると、そこに何かを書き込むわけじゃないのに、
記憶や記録が刻まれるノートのような役割を果たすようになるかも知れない。
ページに人生が積み重なっていく。悪くない。

もしかしたら、これから詩集を買うのが癖になるかも知れない。

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