tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

梅雨入り時節の雑感3題

2013-05-29 23:53:31 | 雑感
梅雨入り時節の雑感3題。
梅雨とは別に関係ないんだけど、ぐずついた天気に合いそうな、どうでもいいと言えばどうでもいい思惟。

その1。
スーツは着なくてもいい職場だが、持っているのでスーツも着ている。
なんだかんだ言って、着こなしを悩まなくていいのは楽だし、会社勤めの身としてはともあれ無難だし。
すでに夏物に衣替えしている。うーん…半年ぶり、腰回りが窮屈になった気がする。
腹が出てきたかなあ。体重は増えていないので、あくまで「腹に来ている」のだ。
固形・液体問わず、甘い物が好きだしなあ。少し控えよう。腹筋を課すのもいいかも知れない。

その2。
中学生の時、国語の授業で「てきめん(覿面)」という言葉を使って例文を作れ、という課題を出された。
(てきめん=効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま)
「弟から菓子を取り上げたら、てきめんに嫌な顔をした」という文章を作って出したら、
先生に、「『てきめん』って、『敵の面をする』ってことじゃないぞ!」と指摘された。
いや、それはわかってますけど…と思ったが、
先生は僕がそのような誤解をしていると決めつけてかかっていた。
だから先生を恨んでいるのだ…という話ではなく、そういう誤解って、ありえることだ。
ずーっと昔、子どもの頃、藤子不二夫が2人で出ていたドラえもんのスペシャル番組があって、
司会者が「先生に質問がある人!」とスタジオの子どもたちに呼びかけると、
ある子どもが「2人は結婚していますか?」と尋ねた。
すると司会者は笑いながら、「男同士はねえ、結婚できないんだよ~」といなした。
…いやいや、いくら子どもだって、男同士が結婚できないことくらい知っているさ。
(これからの時代はどうかわからぬが)
この子は別に、「2人が結ばれているのか」を訊いたのではなく、
「それぞれに奥さんがいるのか」を訊いたのかも知れないじゃないか…と、見ていた僕は思った。
思い込み・決めつけによる誤解。

その3。
地上波のゴールデンタイムの番組をまったくといっていいほど見なくなった。
例外は『ビフォーアフター』と気が向いた時のニュースだけ。
今や、地上波よりBSを見る方が多い。
それでも、東進ハイスクールの講師が「いつやるの?…今でしょ!」という言葉を引っ提げて
ゴールデンタイムの番組に出まくっているらしいことはわかる(でも直接見たことはない)。
『ビッグダディ』の夫婦が離婚したらしいこともわかる(でも直接見たことはない)。
まったく触れてもいないのに耳に入ってくる、ブームっていうのはそういうものなんだろうな。
「ブーム」に僕は興味はない。いろいろな意味で「人で混み合う」のは嫌いなので。
「ブーム」で思い出した。
1日にわずかしか電車が停まらず、客の乗り降りもほとんどなく、周囲に何もない
ローカル線の「秘境駅」がブームだという。
とある路線で「秘境駅を訪ねる」特別列車を走らせた、というニュースをテレビで見た。
電車が秘境駅に着くと、満員の乗客が全員ゾロゾロ降りてきて、ホームは露店でも出そうなほどの大混雑に。
…笑っちゃうよね。人が誰もいないからこその「秘境駅」なんじゃないの?
世界から取り残されたような心細い思いをしてこその「秘境駅」なんじゃないの?
みんなでわっしょいわっしょい賑やかに盛り上がってどうすんのさ。
「ブーム」の愚かしさを表わす好例。

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