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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

たんぽぽ舎のメール配信から

2013-04-20 | まいにち

                           転送歓迎
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★1.仏国アレバ社長・談「日本の原発6基が年末までに再稼働する」
  という話が日本に伝わってきた!       (柳田真 たんぽぽ舎)
★2.4月27日(土曜) 槌田ゼミ<福島事故の分析>のご案内
  関心のあるかたのご参加お待ちしております(槌田ゼミ 講座スタッフ)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
 ◇ご注目ください 東電株主代表訴訟 第6回口頭弁論
 4月23(火)午前10時30分から、東京地裁103号法廷、終了後報告集会あり
★4.新聞・雑誌から
 ◇区域外避難者に賠償 自主避難、原発ADRで和解
 (4月18日 朝日新聞、時事通信など)
 ◇避難先に基盤 戻れない 南相馬・小高区
 (4月18日 朝日新聞デジタルより)
★5.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、今後のために報告
 します。脱原発運動の今後に少しでも役立てば(連載その5) (多辺田 政弘)
 (三.湾岸警察署(留置場)にて <つづき>)
  単独房から共同房へ・・・拘束された者同士の仲間意識
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※あす20日(土)13時半から スペースたんぽぽ 参加費1000円
「プロメテウスの罠」の木村英昭記者のお話、ゲストに山崎久隆さんを迎えて
『東電、「今は真っ暗」虚偽発言=調査妨害1号機の何を隠したかったのか」
(事前予約不要、直接会場へおこしください)
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┗■1.仏国アレバ社長・談「日本の原発6基が年末までに再稼働する」
 │ という話が日本に伝わってきた!
 └────(柳田真 たんぽぽ舎)

 一週間ほど前のある会合で、仏国から帰ったAさんから聞いた話し。
仏国・アレバ社(世界最大の原子力産業複合企業)社長が、「日本では今年中に原発6基を再稼働するかもしれない」と語った。「6基」というと、私たちが想像する、電力会社が早期再稼働をしたい原発の数とほぼ合う。外国で流れる話のほうが「日本より早い」のだ。

 昨年11月に結成した、反原発・再稼働反対等を訴える5団体と100人余りのサポーターによる「再稼働阻止全国ネットワーク」の全力活動が期待される。
先週末、4月13日~14日、石川県羽咋(はくい)市で開かれた全国会議は70人ほどの参加で、迫りくる再稼働の嵐へ立ち向かう陣形を討論し、固めた。

 全国の力を合わせて再稼働を阻止しよう!
 原発なしで電気は足りている。日本は地震活発期だ。
 再稼働した原発を地震がおそえば、またも「3・11の大惨事」が発生する。
 大惨事を防ぐため、持てる総力で頑張りたい。


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┗■2.来週4月27日(土曜) 槌田ゼミ<福島事故の分析>のご案内
 │  関心のある多くのかたのご参加、お待ちしております。
 └────(槌田ゼミ 講座スタッフ)

◆徹底解析 福島原発事故(12)
 福島原発の欠陥機器と業務上過失 ~広島での物理学会の報告と併せて~
 講師 槌田敦さん
 日時 4月27日(土)17:30開場 18:00開会
 参加費800円 会場・スペースたんぽぽ
【内容】
 福島原発事故の徹底的考察:1号機について
 原子炉、格納容器の温度は10日間全く計測できなかった鉄塔がたおれて外部電源が遮断され、原子炉、格納容器の計測は不可能になった。圧力と水位は7時間後から計測できたが、温度は外部電源が回復した10日後まで計測できなかった。
 計測できなければ対策の立てようが無い。原発はとんなでもない装置だった。
 1号機では地震によって配管が破断し冷却水が失われたのに、ECCS(*)非常用復水器が欠陥機器で使用できず、また、もうひとつのECCS高圧注水系をなぜか使用せず、事故後2時間で炉心を崩壊させてしまった。欠陥機器と業務上過失だらけだった。
 これまでの事故報告書はどれも隠蔽と虚言で満ちている。
 騙されてはいけない。       (*ECCS:非常用炉心冷却装置)


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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
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◆ご注目ください 東電株主代表訴訟 第6回口頭弁論
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/#entry107
 日時 4月23(火)午前10時30分から
 場所 東京地裁103号法廷
  地下鉄東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、千代田線
  「霞が関」駅Al出口徒歩1分、有楽町線「桜田門」駅5番出口徒歩3分
<内容>
 裁判長の交代につき、海渡雄一弁護士が弁論の更新のプレゼンを行います。
 東電側からは、客観的予見可能性についての反論の続きが出る予定です。
<報告集会>裁判のあと12時から 場所:ハロー貸し会議室虎ノ門
 1部 第5回口頭弁論期日報告、今後の裁判の展開
 2部 冊子『日本経済再生のための東電解体』eシフト編 発売記念 著者
    の一人で原告の堀江さんと東電解体の方法を探ります。
 出席:河合弘之、海渡雄一、原告ほか。

連絡先 東電株主代表訴訟 090-6183-3061(木村結)
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/ メール nonukes0311@yahoo.co.jp
※裁判の経過(東電株主代表訴訟のこれまで) http://db.tt/ulBLiI5T (PDF)


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┗■4.新聞・雑誌から
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◆区域外避難者に賠償 自主避難、原発ADRで和解
 (4月18日 朝日新聞より)

 東京電力福島第一原発の事故後、「自主的避難等対象区域」の外の福島県白河市から札幌市に避難した母子に対し、東電側が、同区域から避難した人と同等の賠償金を支払う内容の和解が、原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)で成立した。母子の代理人の弁護士が17日公表した。成立は5日付。(中略)
 今回、(1)女性に4万円、子ども1人20万円の慰謝料(2)二重生活による生活費の増加分や夫が札幌市と白河市を行き来するための交通費など計約130万円――の支払いが和解内容に盛り込まれた。
 代理人の福田健治弁護士は「この和解の成立で、母子のような避難者の賠償請求の加速が予想される。東電は迅速に応じていくべきだ」と語った。

◆山形でも和解へ=原発ADR
 (4月18日 時事通信より)

 東京電力福島第1原発事故で、自主的避難等対象区域外から山形県に避難した4世帯9人が、原子力損害賠償紛争解決センターによる裁判外紛争解決手続き(ADR)で、4月中にも東電と和解する見通しとなった。弁護団が18日、発表した。
 和解案は、夫を福島に残して母子が山形県内で生活している世帯が約114~151万円、一家で避難した世帯は約58~72万円を東電が支払う内容。
(後略)http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013041800816


◆避難先に基盤 戻れない 南相馬・小高区
 (4月18日 朝日新聞デジタルより)

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示区域が福島県南相馬市で再編されてから16日で1年たった。立ち入りできる地域は広がったが、避難先の生活から離れられない被災市民も多く、元のコミュニティーが戻るのは難しくなりつつある。
 南相馬市から約220キロ離れた千葉県佐倉市の小学校体育館。近くの同県成田市に避難する斉藤希乃香(ののか)ちゃん(9)、ひまりちゃん(7)姉妹は6日、地元の子どもに交じってバレーボールを追っていた。(中略)母の一美さん(35)は「新潟、埼玉と避難したが、希乃香が一時、暴れるようになった。
事故前からやっていたバレーボールをここで始めたら、なくなった」と振り返る。(中略)
---再開事業所は1割---
 南相馬市は避難指示区域となった11市町村で最も人口が多い。昨年4月に他の2市村とともに再編のトップを切った。
 原発から20キロ圏内の警戒区域だった小高区は、放射線量に応じて三つの区域に再編された。ほとんどの地域が、宿泊できないものの立ち入りは自由な避難指示解除準備区域と居住制限区域になった。先月末から今月にかけ、区役所や信用金庫の支店、小高郵便局が再開した。
 だが、震災前にあった約500の事業所のうち、再開したのは製造業を中心に40事業所だ。(後略)


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┗■5.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、今後のために報告 │ します。脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・・(連載その5)
 └────(多辺田  政弘)
(三.湾岸警察署(留置場)にて <つづき>)
 単独房から共同房へ・・・拘束された者同士の仲間意識

 翌朝(十日)に、湾岸所内の単独房から共同房に移されました。房内でのみ手錠を外され身体を楽にすることが出来ました。私の房は三人部屋でした。同室の一人は二十代の半ばのイケメン青年、もう一人は四十代半ばの坊主頭の腹の据わった感じの壮年で、六十代半ばの私と丁度ほぼ二十歳間隔の開きがある面白い組み合わせでした。二人がどうしてここに入っているのかは二人の交わす会話の端々から大雑把に察しはついたのですが、その憶測はここでは省略させて頂きます。
 二人とも、ユーモアがあり率直でとても感じのいい人たちでした。同室になって不愉快なことはまったくありませんでした。私は房内で一番後輩だったにも拘わらず、こちらが恐縮するくらい「長幼の序」を持って接してくれて、房内の日課を教えてくれました。食時の世話をやいてくれたり、室内の掃除(床のカーペットの水洗いやトイレ掃除)も負担を軽くしてくれたり、同室の隣人
は優しい心配りをしてくれました。
 二人は、朝起きると布団をたたみ、上半身を裸になり、通路側の鉄格子の下に足首を引っ掛けて物凄い速さで上半身を起こす腹筋運動を始め、汗びっしょりになるまで続ける。これは持久戦に備えて体力を鍛えておく為だそうだ。二人とも筋肉質の良い身体をしていました。それが毎日の日課のようでした。
 私は丸坊主の精悍な面構えの四〇代の男を「親分」と呼んだ。若い二〇代の青年は六法全書を借り出しては取り調べ対策を勉強していたので「六法君」と綽名を付けた。二人は同じ部屋になって一週間ぐらいのようだが、実に仲が良く洒落た会話をしていた。
 そう言えば、私が部屋に入った時、親分は私に向かって「刺した?」と刃物で衝く真似をして笑った。私も笑った。二人はよく本を読み、時々「今何が食べたいか」の話題で盛り上がっていた。私は二人から「博士」と呼ばれた。朝に移動本棚から読みたい本を借りられるのだが、私が小川洋子の『博士が愛した数式』を借り出して読んでいたからである。二人は感心なことに日記を毎日書いていて、「親分」は日記を広げて「今日は入ってきた博士は何者だろう」と声を上げながら書く振りをして私を見て笑った。
 留置場の壁の中の空気は新鮮で温かく、心なごむものがありました。それは、「拘束された者」同士の一種の仲間意識もあるのかもしれません。後に小竹先生からお送り頂いた『留置場日記』(先生ご自身の留置場体験記)を読ませて頂くと、そこに拘留者同士の共通の感受性が働いていたことが書かれていて大変共感しました。小竹先生が「新しい経験があるわよ」と言われた意味の一つがこれかな、と思いました。
 留置場内で体験した面白いエピソードはまだいくつかありますが、その話はまた別な機会にしたいと思います。(次号につづく)
(次号:四.東京地検での取り調べ・・・・)

★★★────────────────────────────────
★★
★サクラ調査ネットワーク事務局よりお知らせ★(山田昌郎)

 原発から排出される放射性物質が環境に及ぼす影響を調べるため、桜の花を全国各地で長期継続的に観察調査する試みが今年で10回目を迎えました。
 今年は昨年より大幅に開花が早く、4月17日現在で、宮崎、福岡、愛媛、愛知、岐阜、富山、神奈川、東京、埼玉の17名の方々から調査結果が届いております。既に調査を終えられてこれから調査結果をお送りくださる方と、東北、北海道でこれから調査される方からの調査結果とを合わせまして、6月頃にはたんぽぽ舎ホームページ上で公開できればと考えております。★★★★★
※サクラ調査についてのご連絡・問い合わせ先
 専用メール sakura@tanpoposya.net 電話(たんぽぽ舎)03-3238-9035


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【編集部より】
 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
 「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字 以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容を お送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
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コメント (1)
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