裁判で「執行猶予」ということばが出た場合、どんなふうに言語変換されていますか?
先日、裁判で、「執行猶予」の意味がきちんと伝わっていない被告人と出会いました。
裁判は時計に従って 段取りよく進むし、通訳人が勝手に説明するわけにはいきません。
失礼ながらあんまり熱心とは見受けられないの国選弁護人(本当にわずかですけど、おられるんですよね、もうちょっとやってほしいなあ と 思ってしまう弁護士さんが)にあたってしまうと…、
こんな大切なことの意味がきちんと理解できてなかっても スウウと終わってしまいます。
裁判の途中で、通訳人が「意味を説明して下さい」というべきなのでしょうか?
伝わっていないことが通訳人にはっきり分かった場合は依頼すべきとして、理解できたか、できていないか 判断できないときはどうしましょう、いや判断する間もない時 。 そんな時も通訳人の仕事としてきっちり位置付けておくのがいいでしょうか? 私は法律の専門家が、キチンと理解できているかどうかを確認しながら進めてくださればと思うのです。
弁護士が何回か接見に行けば伝わってるか伝わってないか分かりそうなものだし、「弁護はどうしようか」なんて 考えてくれたらいいのですけど。
どなたか、お教えください。
法務通訳翻訳という仕事 津田守 大阪大学出版会 このアイテムの詳細を見る |