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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
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武士も、農民も食っていかねばいけない

2009-06-04 | まいにち

 私は今、二つの大きな職能団体らしきものに加入している。

(ほかにも日本アルコール関連ソーシャルワーカー協会などにも入ってはいるが、職能集団としてはまだまだちっぽけだ。)

 ひとつは日本社会福祉士会、もう一つは日本手話通訳士協会である。

  手話通訳士協会は、設立当初からなのでもう18年になる。一方社会福祉士会は50歳記念に受験した社会福祉士試験に受かってからなので、約10年。日本手話通訳士協会の年会費は7000円。日本社会福祉士会は支部会費を入れると14000円。どちらも毎月ニュースが送られてくるし、研修会も開催している。  

 職能団体(しょくのうだんたい)とは、法律医療などの専門的資格を持つ専門職従事者らが、自己の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織である。同時に、研究発表会、講演会、親睦会の開催や、会報、広報誌などの発行を通して、会員同士の交流などの役目も果たす機関でもある。日弁連などのように、加入が法律で義務付けられている団体もある。

           出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  ただし、その活動に基本的に違っているところがある。それは会員がその会を職能集団・専門職集団として認識しているかどうかということにもつながっていそうである。

  社会福祉士会は機会があるたびに社会福祉士の社会的活用を訴え、職域の確保に取り組んでいる。厚生労働省・文部省など国の機関や、地方公共団体へも要望やPRに努めてきた。

  一方、手話通訳士協会は、長くその役員を務めていたので反省なのだが、このあたりの感覚は私自身あまりなかった。《ほかの役員さんはどうか知らない》

  専門職としての待遇や利益を保持・改善するための活動がとても弱かったと反省している。自分たちの権利が守れないのに人の命は守れない…。

  公正証書遺言での手話通訳配置、医療機関での手話通訳者配置の点数化など、国サイドからの働き掛けはあったのだが、手話通訳当事者である協会からの働きかけはほとんどしてこなかった。ある人が言ったように「武士はくわねど爪楊枝」であったのかもしれない。

  この取り組みの違いが今、二つの専門職をめぐる大きな環境の違いとなってきているように思う。

  手話通訳者の頚肩腕障害はいまだに続発している。

  手話通訳士協会が創立20周年をきっかけに、専門職集団として、手話通訳士の社会的地位の向上に大きな働きをされるよう期待したい。

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今日の市民法律講座

2009-06-04 | まいにち
 先週は休んでしまったので、今日は広島駅からタクシーに乗り弁護士会館へ行きました。
 個人タクシーのほうがいいかなと思って乗ったですが、外れでした。
 愛想は悪いし(まあ、近いせいもあるでしょうが)タバコ臭いこと臭いこと  ドアにでも《運転士タバコ吸います》と貼ってほしいような感じでした。
 今日のテーマは 被疑者弁護の必要性 でした。


 話は変わるけど いくら考えても この前の草剛逮捕事件は行きすぎだと思います。前にも書きましたが、泥酔者の保護で済むことですし、尿検査の結果薬物反応が出たのならともかくアルコールだけでの自宅の捜索は一体何のためだったのでしょうか? 令状を発行した裁判官の常識を疑います。 禁酒国家でもないし、彼の泥酔が自宅で仕組まれ何か証拠が隠してあると思ったのでしょうか? もちろん狙いは別件ですよね…。こんなこと 許しとったらあかんでよ。
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