工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

いつの時代も・・・

2012年05月09日 | 日記
連休中 部屋の模様替えをしながら

タンスの引き出しを整理していて

懐かしいものを発見








1985年っと記された財布。










中には 旧紙幣が数枚。

聖徳太子の一万円札や

伊藤博文の千円札に岩倉具視の500円札。



懐かしい紙幣に 

子供の頃のこと(当時流行ったアイドルや歌など)などが

走馬灯のように?蘇ってきました。



これらのへそくり?!は たぶん・・兄のもの・・ですが

引き出しの中で 本に埋もれているのもかわいそうなので?!

今後は 私が管理することに





各言う私も・・実は 紙幣マニア?

血は争えないものです。








旅先でのコインや紙幣は しっかり記念にとってます。






ちょうど ユーロに変わる前に イタリアに工場研修に行く機会があり







その時 持ち帰った

金と銀でデザインされた 美しいイタリアコイン・リラ


おしゃれの国 イタリアは コインにまでこだわるんだと

ファッションや建造物・インテリアだけではない

イタリア人のおしゃれさに感動し

街路樹(レモンの木)や

野良?犬まで カッコよくみえたのをよく覚えてます






フランスの50フラン紙幣。










サンテグジュペリの“星の王子様”が描かれてます。




日本で 鉄腕アトムやドラえもんが紙幣に描かれるようなもの?



表面には サンテグジュペリの肖像画と一緒に

星の王子様の一番最初に出てくる 

“へびに丸呑みされたゾウ”が描かれてます。


フランス人のユーモアが盛り込まれた紙幣


イタリアのリラと同様

もう 市場に流通されることのない紙幣です・・。


「価値のない紙切れ」

そういう人もいますが



(日本の紙幣もそうですが)

その国の文化・お国柄が人目でわかる国の顔のようなもの。





旅先から持って帰るコインや紙幣は

その国に行ったっという証のような気がして

写真やパンフレットとは違う思い出がいっぱいつまっている気がします。



ユーロに統一され 

国の顔が見えなくなったような気がして・・残念。





インドネシアの紙幣は









描かれた絵が見えないほど 真っ黒に汚れ 

破れた部分を テープで補修してあります。

日本では この状態になるまで流通することはないでしょうが

持ち帰った紙幣の ほぼ半分は こんな風に汚れていました。


いろんな人の手に渡り

いろんな人の生活が

しっかり 紙幣に刻まれているような気がして

この傷み具合にも 愛着がわきます。









それと対照的に 日本のバブルを象徴する紙幣が出てきました。











真ん中に怪しげな男性の顔が・・にやり。









ジュリアナ東京のチケット。



学校を卒業して 福岡で会社に入社してすぐの頃

市場調査(リサーチ)の名目で

東京出張にいきました。

その時 先輩に連れて行ってもらったのが
 
当時 全盛期?だった“ジュリアナ東京”


田舎者の私は・・・

ワケも分からず その怪しげな雰囲気に ただ呆然・・。







こんな怪しげな紙幣(チケット)でも

いろんな思い出が蘇るから不思議ですね。






もう どれも10数年前の話・・。

あの頃・・あんなこと・・こんなこと・・



(叶えられる根拠も確信もなく・・

いろんなこと夢みてた・・なぁ









当時の時代背景だけでなく

その時の自分の想いや感情まで思い出し

今の自分を改めて見つめなおす いいきっかけになりました。





タンスの引き出しを たまたま開けたことから

人生の半分以上を振り返った一日。




今の紙幣も 後数十年後には

“今を振り返る”きっかけになるんでしょうね。

どんなこと・・おもうのかなぁ・・・


今の自分をしっかり覚えておこう・・・。






今の不安や悩みも


笑って 振り返れたら・・・・いいですね











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