工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

奈良・鹿の角きり

2011年10月14日 | 旅行
奈良に行ってきました。



奈良は 観光地の中でも一番すきな町です



なぜなら・・

鹿がいるから



あの広い春日公園を悠々と歩く鹿・鹿・鹿・・・


その風景を見ているだけで癒され

更に あのつぶらな瞳で

鹿せんべいをムシャムシャ食べる姿

可愛くて・・たまりません・・


近くに住んでいるなら

毎日でも 通いたい・・



その日は

思いがけず

その大好きな鹿の

“角きり”があっていると聞き



「それは ぜひっ行かねば!」と・・


本来 行く予定の場所をすっとばし・・

急遽 予定変更

“鹿の角きり”会場へ











春日大社の手前に その会場は作られていて


幕で囲まれた敷地内に

先ず

“雄”の鹿が三頭放たれました







見事な角・・・




そして





法被を着た“勢子”と呼ばれる人たちが

赤い旗をもって







鹿を追い込みます



そして







この十字に組んだ木に 縄をかけ 

角に当てることで


鹿の角に 縄をかけていきます







縄をかけられた鹿は

敷地内 埋め込まれた柱にくくられます




この間 残り二頭が突進してこないように





敷地内には このような幕が仕切られ

目隠しされます










勢子と鹿の引っ張り合い・・


一歩間違えば・・大怪我をしてしまう引っ張り合い

鹿も 勢子も 必死です




そして






とうとう 鹿は柱まで引っ張り込まれ






御用!?となり






勢子たちに抱え上げられ







角を切るゴザの上へ











先ずは 鹿の気を静めるために水を

鹿の口へ含ませ







角きりが始まります









手際よく切り取られた角








見事!!



その後







勢子たちが

 

「いっせいの・・せぇ~!!」


と 同時に手を離すと

鹿は 一目散に出口へ走っていきました



奈良の伝統行事“鹿の角きり”


神社・仏閣めぐりという歴史的一面とはちょっと違う

生活に根付いた 新たな一面を垣間見た気がして

また一段と 

奈良が 鹿が 好きになりました。


奈良には 何度でもいきたい・・です

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