間が空いてしまいましたが、続きです。
伊勢で1泊した後、宇治山田から近鉄特急で京都に行きました。
まず、宇治山田駅ですが、1931年にできたクラシカルな建物で、近畿日本鉄道の公式ページによると国の登録有形文化財に登録されているようです。
また、構内にヤマハ製のストリートピアノ(グランドピアノ)が設置されており、解説によると1971年に製作されたようです。スマホでソナチネの楽譜を見ながら弾いてみましたが、弾きにくかったです。もちろんスマホ見ながらは初めてです。以前は暗譜していたのですが、もう忘れてしまいました(´・ω・`)
高架上にあるプラットホームに移って、かつて使われたバス乗り場があります。電車を降りてすぐに志摩方面へのバスへ乗り換えられるように、鉄道のホームのすぐ隣にバス乗り場あります。全国的に見て、珍しい構造です。現在はここから近鉄志摩線が延びて、列車も志摩方面に直通しています。
さて、今度は電車です。伊勢から京都へ直通する特急は行った後だったので、大和八木で乗り換えました。もともと直通列車に乗る予定ではなかったので、特に問題はないのですが。特急料金については、乗り換えても通しで計算されるので便利で、2つの列車に乗れて、比べるのもおもしろいです。
近鉄車については、全然詳しくないのですが、今回乗った2車は外見はほぼ同じでした。しかし、宇治山田~大和八木の車両は内装がやや昭和的、大和八木~京都の車両はリニューアルされて現代的な内装でした。特急車なのでどちらも回転リクライニングシートで、乗り心地は良いです。
今回乗った宇治山田から京都、地図で見てもわかりますが、景色の変化がおもしろいです。伊勢の平野(平坦区間)、鈴鹿の山間部(勾配区間)、奈良から京都の盆地(平坦区間)があります。伊勢中川から西は勾配区間に入りって山の中に入ると、ちょっと秘境のような風景ですが、対向列車と頻繁にすれ違うので、大都市近郊感があります。桔梗が丘(三重県名張市)は伊勢と同じ三重県内ですが、ベットタウンの様相で、実際に大阪のベットタウンのようです。このあたりから勾配を下っていき、大和朝倉あたりから平坦になります(たしか)。大和八木は、大阪線と橿原線が交差しているので、大阪線は高架ホームです。
大和八木で10分以上の乗り換えで、京都行の特急に乗ります。盆地なので終点までほぼ平坦で、変化が少ないように思えますが、田原本付近から京奈和自動車道の高い高架橋が出てきて、これは圧巻です。数年前に車で四国旅行からの帰りに利用したのを思い出しました。近鉄郡山の手前で関西本線をまたぎ、ジャンクションである大和西大寺に着きます。奈良の中心に行くには近鉄奈良線に乗り換える必要があります。奈良県内ですが、タイミングによっては阪神車も見られます。木津川台から新田辺はローカルな景色ですが、片町線が近くを並走しています。宇治川を渡ると、建物が密集してきて、京都の中心に近づいていることがわかります。竹田(通過)で京都市営地下鉄烏丸線と接続し、高架線を進むと終点京都です。