静岡県にある国道いや酷道362号線とその旧道らしき道、智者山林道に行ってきました。
ダートや細い道が続く所はジムニー(スズキ)とパジェロミニ(三菱)の独壇場みたいなものですが、なかなかレンタカーでも存在しない車種であるため、自家用車で行きました。
自家用車の大きさを簡単に。
・全長×全幅×全高:5270mm×1890mm×1475mm
↓とりあえずトヨタ自動車の公式サイト
http://toyota.jp/century/002_p_010/concept/concept/
軽自動車の対極をいくような車
それでも行ってみたいので酷道、林道に行きました。
この車で行けるのかと思っている方もいっらしゃるとは思いますが、見切りが良いため狭隘路でもスムーズにハンドルをさばくことができ、地上最低高(ロードクリアランス)もあるため、ダートや洗い越しでも意外と進めます
【国道362号線】
新東名が事故で通行止めになっていたため、従来の東名で静岡方面に向かい、国道362号線を川根本町に向けて山を登っていく。最初のうちは2車線の快適な国道で、出そうと思えば100km/h(スピード違反ですが)出せる道路です。それくらい普通の国道です。静鉄ジャストラインなる路線バスも通っています。
しかし途中から車がすれ違えない程度の幅になり、急勾配、急カーブが連続します。静岡駅から26km地点ですでに山の上の方まで来た感じがします。行政上では静岡市葵区ですが、山奥そのものでした。静岡だけあって、開けている所は茶畑が見られます。それ以外は林の中を進みます。静岡市の中心と集落を結ぶ幹線道路のため、道幅の割には交通量が多く、しょちゅうすれ違います
山の上の方まで来ると、上り坂や下り坂が交互に続くものの、道路の状態は非常に良いです。この道をずっと行くと、大井川鉄道まで行きます。
【国道362号の旧道?脇道】
しかし、途中で草ぼーぼーの脇道、半ば廃道と化している道があり、通行止めの標識がないため、暗い森の方へ進みました。(ほとんどの車は高規格の橋とトンネルのある道を進む)
通れるかどうか判断できないため、車から降りて脇道(旧道?)を少し歩きました。といっても50m程度ですが。
舗装されているものの、中央は草ぼーぼー、両脇は細い枝のある木がたくさん生えていました
きちんと舗装され、白いガードレールはあるものの、昼間でも暗い森の中なので、歩いて通りたいとは思いません。また蚊みたいな虫がたくさん飛んでいて、結構邪魔です。(虫にとっては栄養を得るため、生きるためにしていることですが)
ちなみにこの半ば廃道と化した道は街灯が1つもありません

とにかく木の枝が車体に当たりつつ走行します。
なんと途中で砂利や土がアスファルトを覆って、ダートっぽくなって、極小規模な崖くずれがあったのか山側の白いガードレールが半分土に埋もれ、崖側のガードレールは歪んでいました。さらに路肩の一部が崩れていました

と言いつつ、森の中にも関わらず轍が存在しているということは、車が通行している証拠です
泥濘にはまらないように一気に通る
スタックしないように1速で一気に乗り越える
ここを越えると数分で国道362号の高規格な道に出ます。そこを数分進むと、大井川鉄道の千頭駅付近に出ます。
【智者山林道】
次は智者山神社方面へと向かいます。舗装された1車線の山道を登っていきます。先ほどの半ば廃道と化した道路と比べれば楽です。ここで現行の青いジムニーとすれ違いました。地元の人なのか、林道ドライブを楽しんている人かはわかりませんでした。数km進むとカーナビから先の道路が表示されていません。道路は存在しているが、カーナビには登録されていなかったです。途中で丁字路があり、そこをまっすぐ進む。ここはもうカンで行くしかない!
1台とも他の車とすれ違わない状態で、未舗装路が出てきて、視界が開けてきました。
カーナビにも一部道路が表示されていました。このあたりで霧が出始め幻想的な景色になりました。
霞を食べて生きていく仙人や鳳凰(伝説上の鳥、角川グループの意匠やトヨタ・センチュリーの意匠でも使われている)がいそうな雰囲気です。
未舗装の道が続きますが、フラットダートのため問題なく進めます。途中で他の林道と交差していましたが、ひたすらまっすぐ進めば国道362号線に戻ると思ったのでそのまま直進しました。

林道の途中にて
上の画像で「馬込」とありますが、カーナビを見ると「八草」という地名も出てきました。東京都なのか愛知県なのか。いや静岡県です
またフラットダートを進んでいくと、国道362号線に出て、新東名の静岡スマートICから入り、帰路につきました。