この前の日曜日、東武で日光に行ってきました。行ったといっても、タイトルのとおりとんぼ返りで、滞在時間は1時間くらいだったと思います。
少し前に東武鉄道の株主優待券が500円くらいで手に入れたので、それを有効活用するためにも、ちょっとした旅気分を味わうためにも日光まで行きました。
往路は普通の電車(特別料金不要)で乗り換えつつ向かい、復路はスペーシアけごん号で一気に戻りました。
往路で乗った車両は、営団08系(急行南栗橋行)、東武20400型(普通東武宇都宮行)、東武6050系(普通東武日光行)で、見てのとおり東武線内で途中で2回乗り換えました。かつては浅草から6050系の快速が出ており、停車駅も少なく、セミクロスシートなので、特急でなくても速くて快適に行くことができました。
沿線は、春日部あたりまでは高層建築物や住宅密集地ですが、そこを過ぎると田園風景が広がり、広々とした関東平野を見渡せます。少し先の南栗橋車両管区では様々な車両を見ることができ、近くに東北新幹線が上を交差しています。私が乗ったときは、下りの「やまびこ」「つばさ」が走り過ぎていきました。
南栗橋までは10両編成の通勤電車でしたが、そこから新栃木までは4両編成となりローカル色が濃くなります。新古河、板倉東洋大前あたりは県境が入り組んでおり、新古河駅は駅名に反して埼玉県加須市にありますが、茨城県古河市はすぐそばです。少し先の板倉東洋大前駅は東武日光線で唯一、群馬県内(板倉町)にあります。1つ先の藤岡駅はもう栃木県栃木市です。
この辺りまで来ると、北関東の山々が近くにせまり、電車は勾配を上っていきます。国鉄日光線と並走(すぐそばではないが)する辺りまで来ると、山や森の中を進みます。途中の板荷(いたが)駅は駅改良により、乗降客数の割にプラットホームの幅が広くなっているのが特徴的です。
下今市で東武鬼怒川線と別れます。鬼怒川線をずっと行くと会津方面に行かれます。日光線は2つ先の東武日光が終点で、国鉄日光駅の少し奥(西側)にあります。
東武日光駅前の「お食事処あずま」で、ゆば御膳(1500円)を食べました。湯葉のさしみ、湯葉のかき揚げ、湯葉の味噌汁などが入った湯葉づくしのランチです。特別価格で1500円でした。
復路は特急スペーシアけごん号で帰りました。さすがに停車駅が少なく、乗換がないので楽でした。バブル期に造られた車両らしく、コート掛けやテーブルの縁が金色に処理されていました。30年ほど前に造られた車両とはいえ、現代の車両らしく、英語と中国語と韓国語の自動放送、WiFiを備えてありました。