先日の3連休に知人とジムニー(スズキ自動車の軽自動車)で福島、新潟方面の林道巡りに行きました。
【1日目】
まず東名高速、首都高、東北自動車道、日光道経由で川俣湖(栃木県日光市)を目指す。
ここまでは当然舗装道路なのであるが、川俣大橋を渡ると、川俣檜枝岐林道(長距離ダート)が待っている。
フラットダートとは言い難いやや荒れた路面ではあったが、ジムニーでは余裕です

燃料がだんだん少なくなってきたので、檜枝岐村で給油を実施。ここは海から離れているためガソリン代が高くなるが、村の補助が出ているため少し安かったです。
箱根新道みたいなスーパー林道を抜けて、南会津にある七ヶ岳林道に向かう。ここも比較的長距離ダートであり、路面が荒れて排水溝のような場所ができている。しかしジムニーなので余裕で通過。この林道に入った頃は太陽が沈む頃だったため、途中で真っ暗になった。そんな暗い山道でもヘッドライトで視界良好

途中で前方に鹿が現れたが、こちらを見てすぐに藪の中に入っていった。熊でなくてよかった。もっとも
タフでニートなジムニーの中なら問題ないかと。
こういうとき、昔(19世紀以前)の山越えは相当なものであったと思う。天下の険といわれる箱根は、国道1号線で抜けていく場合、入生田付近から箱根新道に入り、約15分程度で国道1号線の最高地点に到達し、函南町を経由してすぐに裾野までおりていくことができる。しかし江戸時代以前は箱根を越えるのに1日かかるため、小田原で宿泊して朝出発するのが通例だったそうだ。夜は真っ暗な険しい道に、加えて山賊や追いはぎが現れたものだ。
話がそれてしまったが、七ヶ岳林道を抜けて普通の舗装路に入れば快走そのもの。一気に会津若松を経由して、喜多方にある道の駅を目指す。1泊目は道の駅にて車中泊。
【2日目】
朝一で「日中線記念館」に向かう。ここはかつて存在した国鉄日中線の終点である熱塩駅を記念館にしたものである。記念館といっても専用の建物やゲートがあるわけでなく、当時の駅舎やホーム、客車等が残っているため、深夜でも入れる。
かつて線路があった側から撮影
展示されている旧型客車の車内
日中線記念館の見学の後、朝ラーメンのために「喜多方ラーメンばんない」に向かう。ハピネスチャージプリキュアの放送時間帯にも関わらず、ラーメン屋に行列ができていた
チャーシューたっぷりの拉麺
朝食後は、只見線本名駅付近から新潟県に抜ける本名室谷林道へ。ここは福島県有数の林道だそうで、走り甲斐がありそうだ。最初のうちはフラットダートで、ミニバンも結構走っていたが、途中から路面が荒れてきて、行き止まり(通行止め)になっていた。そのため新潟県側には抜けられずに途中で引き返した
フラットダートはセダンでも走れる快適な未舗装路
来た道を引き返して、磐越自動車道経由で阿賀野川方面へ向かう。ここは蒲原交通(廃線)で走っていた車両が展示されている施設があるので行ってみた。時間が過ぎていたので、残念ながら車内に入ることはできなかった。
2泊目はスーパー銭湯(健康ランド)にて宿泊。
【3日目】
新潟交通(廃線)の月潟駅跡に展示されている現役当時の車両を見るため、朝一で月潟駅跡に向かう。
日本車両の標準車体であるため、なんとなく昔の小田急っぽい
北陸自動車道の三条燕ICから関越自動車道の水上ICまで一気に駆け抜けて、群馬にある秋鹿大影林道に向かう。ここもある程度距離のある未舗装林道で、雨が降った後だったためか相当ガレていた。四駆車や軽トラなら入れるが、二駆車ではスタックする可能性があった。
無事にこの林道を抜けたら、関越自動車道と圏央道を経由して帰路についた。