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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「エノケン映画祭」

2024-06-17 11:21:34 | 日記
神保町シアターで約1ヶ月間開催された
「エノケン映画祭」
昭和の喜劇王•榎本健一生誕120年を記念しての
上映でした。

私が観たのは3本。
昭和30年「初笑い底抜け旅日記」
昭和35年「落語天国紳士録」
昭和24年「エノケンのとび助冒険旅行」

「旅日記」は、エノケン演じる風来坊金太 黄門様演じる柳家金語楼が主人公。
身分を隠して、金太から庶民の様子を探る黄門様。
2人の運命がリンクして•••

「落語天国紳士録」は、
アンツル先生こと安藤鶴夫氏の名著「落語国紳士録」をベースにして
作られた映画。私も、この本読みました。
出演メンバーが凄い
エノケン 金語楼 古川緑波 有島一郎 清川虹子
益田喜頓 伴淳三郎 藤村有弘 由利徹 八波むと志
南利明 森川信 三木のり平 トニー谷 三遊亭小金馬
一龍斎貞鳳 江戸家猫八 桂文楽•••
何人お分かりになります?
落語に出てくる登場人物しか店子にしないエノケン演じる大家
と、店子たちが繰り広げる人情コメディ。
これだけのメンバーを90分の尺におさめた青柳信雄という監督も
大したもの。

「エノケンのとび助冒険旅行」
これ、子供の頃、テレビで見たんです。
道に迷った女の子連れのとび助を襲おうと
夜中、包丁を研ぐ老婆の恐ろしい姿。
印象に残っています。
ほかに、大男など、多くの試練に遭いながら
とび助と女の子が、無事、子の母親のもとに辿り着く
という作品でした。

普段、滅多に見られない往事の喜劇人の姿を満喫できました。