「デカローグ5＆6」

新国立劇場小劇場で上演中の
「デカローグ5＆6」です。

5は「ある殺人に関する物語」
衝動的にタクシー運転手を殺害してしまった
青年が主人公。
裁判で、彼の弁護を担当するのも新人弁護士。
が、絞首刑が言い渡される。
青年は、執行前、弁護士に、自分の心情を語り始める。

6は「ある愛に関する物語」
郵便局員の青年。
勤めが終わると、毎夜、ある女性の部屋を盗みみる。　
その女性は、毎晩のように、違う男性を部屋に招き入れる。
段々エスカレートした青年は、遂に、偽の通知書を送り
女性が、郵便局に来るように仕向ける。
更には、牛乳配達の仕事も掛け持ちし、部屋を訪れる。
ある日、女性に、全てを告白した青年。
女性は、彼を部屋に招き入れる。

おお、赤いドレスを着た煽情的な女性を演じたのは
元宝塚トップスターの仙名彩世さんではないですか。

2作とも、成人を迎える前後の青年が主人公。
彼らの心情の一端は、分かるような気がします。