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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

三木のり平&有島一郎 「ちゃっきり金太」

2018-10-12 10:49:20 | 日記
三度 「神保町シアター」の「伴淳三郎と三木のり平」より 「ちゃっきり金太」です。
かつて エノケンが主演した映画のリメイク。私 エノケン版も観たような気はするんですが、殆ど記憶にない。
今回観て知ったのは、「ちゃっきり」というのが「巾着切り」が縮んで「ちゃっきり」になったということ。つまり 泥棒が主人公の映画。有島一郎は、岡っ引きです。
その他 森川信 由利徹 南利明 八波むと志 藤村有弘などの喜劇人が大挙出演。ヒロインは扇千景。昭和33年の映画です。

舞台は、浅草。田舎者の侍が大手を振って歩くのが我慢出来ない金太。今日も 祭りの賑わいに紛れて薩摩藩士(由利徹)の財布を頂く。が、そこには密書が入っていた。
藩士に命を狙われる羽目になった金太。彼に想いを寄せる飲み屋の娘•おつう(扇)に密書を預ける。居酒屋の親父(森川)のアドバイスもあり、旅に出ることに。なんとか金太をお縄にして手柄を立てたい岡っ引きの倉吉(有島)も後を追う。もちろん 薩摩藩士も。
ここから 映画は いわゆるロードムービーに。
小田原の宿。ここで、金太たちを待ち受けていたのは、巡礼娘。
「武士に酒の相手をさせられて難儀しているので助けてくれ」
という。関わり合いになりたくない金太だが、倉吉は大の女好き。助けようとする。
が、自称•近藤勇(八波)の武士と娘は、実はグルで 騒ぎを起こしては、その隙に、宿の客の財布を盗んでいた。
からくりを知った金太。一芝居打って 盗人たちの鼻を明かす。
さ、盗人たちからも追われることになった金太。まだ、旅は続く。

72分の映画。終わり方も唐突ですが、名だたる喜劇人が、それぞれの芸を見せてくれたので、良しとしましょう。