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Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

失ったもの、得たもの(母の日)

2010年05月09日 | Weblog
最近、喪失感で、悲しくなることがある。

長女の自立。
子猫がかえなくなったこと。
座右の銘をくれた友人の母上の訃報。
たまたま、寝る前にメールをチェックしたら
数年前に楽しく遊んでもらった先輩の訃報を知った。
なんだか、寂しい話ばかりだった・・・。

木曜日に、横浜のバラクラ・イングリッシュガーデンに
独りでいってきた。
ショップでは、Jannatの紅茶を扱っていた。
この一年、長女がよく飲んでいた銘柄。
その帰りに横浜駅のシァルによった。

派手なもの、キラキラ光るもの、
若いファッション、外国のきつい香りの香水。
スパンコールのカチューシャ・・・・。

これは、長女がいなくなって、我が家からなくなったもの。
駅前を見下ろすカウンターで、コーヒーを飲みながら
涙があふれでてきてしまった。
手がかかる子だったが、
私の戦友だった。
孤独な私の生活に、にぎやかさをくれた子供。
なれない海外でも、彼女がいたから、がんばったし
親切にしてもらえた。

やっと、堂々と自立したのだから
この一ヶ月、我慢していた。
先日、郵便物をおくるもの
手紙のひとつもかかなかった。
私が、そんなことをしないわけがないのに。

駅前の家族たちを見ながら
携帯から、彼女に長めのメールを送った。

私は、子供に弱みをみせる母親であった。
母親でも、強い人間ではないことを
みせつけてきた。

「変な形の靴下やらの洗濯ものが
なくなりました・・。
きついアメリカの香水もなくなりました。」

そして、涙を流す顔の絵文字・・・・。

****

その日、いろんな寂しい思いで
元気がでないのを
かくさず、「今日は、元気がないの」と
次女にいった。

すると、
「これ、母の日にかっておいたんだけど
元気がないから、今日、あげるね」といって
カモミールのフェイス・ウォーターのスプレーをくれた。
「ありがとう・・・・」



昨日、玄関のブザーがなって、
大きな大きなピンクの西洋アジサイが長女から
届いた。
メッセージカードは、彼女の字ではないとおもわれたが・・・・。
言葉は、彼女が考えたものだ、と確信した。
英語だったから。
私のことを、そんな風に評価してくれたんだ!
と思うと、とてもうれしかった。

娘たちは、結局、私の好みをちゃんと知っていて、
私が喜ぶものを、贈ってくれた。
私は、人に贈るのがすきだけれども、
大きなお花をもらったことは、あまりなくて・・・。

母の日に、大阪の母たちに花束を贈ったが
自分では、自分でかわないとないとおもっていた。
今年は、そんな「ひらきなおり」の元気もないや・・。
とおもっていた。

アジサイは、猫があけられないドアの元長女の部屋に
おいた。
猫にアジサイは、禁物だから、家にかざることは
できないとおもっていた。

ちょっとだけ、たい吉も記念撮影。

長女へのお礼メールに
「娘は、母の作品だといいますが
お母さんは、欲張りなので
息子も猫もお花も、丈夫でいてくれるように
まだ、がんばります」と書いた。