横須賀軍港めぐり3

横須賀軍港めぐり3


映像をお借りします。
グレーの艦船は、写真にとると、まったく目立たない。
さすが・・。

クルーズのアナウンスは、こういった具合に
とても明るく、楽しい雰囲気だ。
船もいろんな種類があって、
研究するための船もある。

南極から帰った「しらせ」も横須賀港に寄港するのだそうだ。

艦船の名前が美しい。
日本の地名だったり、自然がおおいが、
美しい日本語なのだ。

いかつい外見とはうらはらに優雅な名前である。

映像や写真をみるだけでは、いろんな思想が交錯しそうだが、
戦争を知らない世代としては、とりあえず、見ること、感じることが大事だと思う。

軍艦 三笠

２年くらい前のこと。

息子がいきなり
「おかあさん、今日、三笠にのってきた」と唐突にいった。

なにをいっているのか？
わからなかった。

なんで、「三笠」なの？
何時代の軍艦だったっけ？

そんな軍事のにおいがするところにいってほしくなかった。

息子は、友達と自転車で走っているう横須賀にたどりつき
公園があったのでいってみたら、それが三笠公園で、
軍艦があったのだった。

そのときの私の驚きよう！

横須賀とか、軍艦三笠（日露戦争って、明治だったよね～。
すごい昔だ！）と私の生活の接点がなかった。


どういうわけか、息子が横須賀の学校に入学し
なれない横須賀通いがはじまり
横須賀について、調べたりきているうちに
この町が好きになってきた。

そして、友人から「坂の上の雲」をかり
テレビで、ドラマをみて「三笠」をみたい、
と思った。

三笠を見学して、こんなに充実して楽しいとは
われながら、びっくり。

私が知らないことを友人がわかりやすく説明してくれたり
地図をみて、理解したり・・・。

あの時代に思いをはせて、「がんばってくれたから
今の日本があるんだなあ・・。
もし、日清、日露でまけていたら、今の生活がなかったんだろうな。」と
おもったり。

横須賀の街にはいたるところに「三笠」「ＭＩＫＡＳＡ」の文字があり
日露戦争を引きずった街なのが、びっくりしたのだが
みんな、誇りにおもっているんだ。
街の人たちが大事に保存しているから、立派に残っているんだなあ。
と思った。

戦争は、絶対反対だし、とても肯定できるものではない。
しかし、時代の背景を知り、これからも戦争を避ける思考は
たとえ、たかが、主婦でも少しは、してみよう、と思った。

三笠公園

軍港クルーズの乗り場のそばに
お菓子のシャトレーゼの工場直売所がある。

とてもお安いのだ。


私は、鶏卵所の卵をつかったプリン（９０円しない）
友人は、同じく、美味しい卵のシュークリームをかって
「三笠公園で食べようね。」

音楽噴水は、Goodtimingで、「モルダウ」にあわせて
踊るように水を噴き上げていた。
二人で、お菓子を食べつつ語らう。

ああ、このプリン、美味しい～！！
またまた、くるたび、かってしまうことだろう。

三笠公園に行くまでも美しい石畳のとおりを通る。

途中、米軍基地がある。
少し、緊張した・・・・。

ジョージ・ワシントン

写真は借り物だが・・・。

でました！

米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」。

すごく大きい。
２万人の乗組員がいるという。
まるで、ひとつの町。
「はっきりいって、私たちが住んでいる○○町より
人口が多いよね～」

「原子力って、大きな声でいっていいのだろうか？？？」

など、いいながら、その大きさを見上げた。
密約問題など、新聞をにぎわせている昨今。
自分には、身近でないが、実物を身近でみちゃった。

軍港クルーズ

お天気もよく、甲板でみることにした。

日焼けだのどうのいっていられない。

進行方向にむかって、まっすぐが１２時といい
右手斜め前は「２時の方向をごらんください」といった具合。

女性のやわらかい声で、潜水艦だの、艦船だの、
アメリカ海軍の軍艦をみる。

海上自衛隊の人たちが訓練している小船もある。
機雷を撤去する練習をしているのだ。
私たちの船に手をふってくれる。
私たちも手を振る。
潜水服をきた人が海のもぐった。

本当にご苦労様と頭が下がる。

インド洋で、給油活動をしていた艦船もある。
実際に派遣されて、仕事している人たちは
さぞかし、大変だったことだろう。

そのことの是非はともかく、自衛隊の人たちの労働って
尊いものだなあ。と感じる。

軍港クルーズ

軍港クルーズは、静かなブームである。

この一年、ネットやら、週刊誌の見出しでなんかいもみた。

この切符売り場に何回もきているのに
当日券がなくて、いつも、「次回こそ」とおもっていた。

今回は、ちゃんと予約したので、安心。

黄色の可愛いバンでチケットが買える。

この前は、自衛隊の観艦式のときにきたら、やはりチケットがなかった。
チケット売り場の人が親切で、「新港あたりでみるとすいていていいですよ～」と
地図までくれて教えてくれたのだ。

「軍港」だの「軍艦」というものものしい名前なのに
チケット売り場はこんなに可愛い。

ここはヨコスカ～♪（海軍カレー）

京急の横須賀中央駅にむかう。

めざすは、海軍カレー本舗。
話題のアメリカのネイビーバーガーを食べるという
目的は、次回へ。

海軍カレーパンにはまっている私としては
ここは、ぜひとも、カレーをたべなくては！

中央駅から徒歩３分くらいで、つく。
一階は、横須賀、三浦、それと松山の
お土産がある。
松山は、「坂の上の雲」つながりで、
いたるところに、コラボしている。

私も友人も「坂の上の雲」友達で、
今、私は５巻を読んでいる。
彼女と、読書感想を語りあう仲だ。

この旅は、「坂の上の雲」の旅でもある。

カレーは、とても美味しかった。
１２００円のスペシャルビーフカレーを注文した。

コップに牛乳がはいっている。
「これ、カレーが辛いとき、薄めるのかな？」
おもいきって、お店の人にきいたら、そのまま飲んでも
カレーにかけてもいいとのこと。
辛いカレーではなくて
日本人には、食べやすい、「日本のカレー」そのもの。
しかし、家のより、ずっと美味しい～！！

牛乳は、あとで、軍港クルーズにのっている最中に気がついた。

そもそも、カレーが船で食べられるのは、
脚気予防に栄養のバランスがいい食事だからだそうだが、
牛乳って、ひょっとして、カルシウムそのものを摂取するのに
一番、効率がいいからじゃないだろうか？
なんのかざりっけもないグラスの牛乳は「ミルク」というより
「牛乳」と呼ぶにふさわしい。

三浦の牧場からの牛乳はおいしくて、
なんの違和感もなくいただいた。

私、牛乳きらいで、子供のとき、給食ではないていたのだった。

その私がお代わりしたいくらい、新鮮で、美味しい牛乳とカレー、
チャッツネとサラダ、そして、食後のコーヒー。

また、行こう～！！

ここはヨコスカ～♪

水曜日に、友人と「ここはヨコスカ～♪」ツアーと
銘打って、横須賀へ小さな旅にでかけた。

車だと、３０分で、ついてしまうが
私は、友人に横須賀線の車窓の風景をみてほしかったので
電車でいった。

田浦駅をすぎて、トンネルを抜けると、いきなり軍港の風景が
ひろがりびっくりする。

ＪＲ横須賀駅は、平らな駅である。
階段がないのだ。
ちがう地方にきたみたい。
たった１５分くらいしか乗っていないのに。
レトロな空気が漂う。

かもめのキャラクターがカレーをもっている前で記念撮影した。

駅前には、ヴェルニー公園がある。
明治の初めに、製鉄の技術を教えにくてくれた
フランス人のヴェルニーさん。

ヴェルニー会館は、無料である。
説明をよんだ友人が
「フランス語だ！」
彼女は、フランス在住の経験あり。
しかし、横須賀のヴェルニー公園が
どうして、カタガナなのか？
やっとわかったのだった。
二人で、子供みたいに
記念スタンプを押した。