車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

ふらり村岡城下町 in 兵庫県香美町村岡 

2023年09月20日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

「江戸時代に城下町として栄えた姿を今も残す村岡。山名氏が陣屋を構えた「御殿山公園」や、川筋の武家屋敷などに今も面影を残す古い街並み。」と・・心惹かれるフレーズに抗しきれず😅、早朝からの町歩き。

冒頭に山名陣屋の案内を紹介しましたが、時間的にあまり余裕のない町歩きなので(余裕があっても)、山登り系は負担が重くてパス😅。主目的は旧但馬國に現存する明治期の郡役所2棟の一つを見る事。

明治27年(1894)に竣工した旧七美郡役所(旧美方郡役所)。木造2階建て、切妻、平入、桟瓦葺、外壁は下見板張り。縦長の上げ下げ窓、バージボードにギリシャ神殿風の玄関ポーチ柱、蛇腹などに当時の洋風建築の要素が取り入れられており、旧出石郡役所と共に兵庫県に残る明治期の貴重な郡役所の一つ。昭和62年(1987)に現在地に移築復元され、現在は「村岡民俗資料館まほろば」として利用されています。

二階展示コーナーには、兵庫県指定文化財文堂古墳出土の「金銅装頭椎太刀」をはじめとする41点、及び町内で採集された縄文土器などが展示されているそうですが、目的はこの美しい疑洋風建築の建物だけなので😅。

慶長6年(1601)、関ヶ原合戦の功によって美方郡六千七百石を拝領した山名豊国。寛永19年(1642)、三代目:矩豊の代に黒野村の尾白山西方に陣屋を移して村岡村と改め、これを中心として城下町を形成。以後、七美郡の政治・経済の中核として繁栄してきました。商店街のアーチには山名氏の「二つ引両紋」がくっきり。

町並みに今も残る風情のある佇まい

 藩公山名氏の総菩提寺、天台宗寺院「東林山:法雲寺」『釈迦牟尼如来』を本尊とする但馬七花寺霊場の一つ。

山門から正面に見える、白壁に「二つ引両紋」の土蔵は山名氏史料館「山名蔵」。山門前には「高松宮殿下行啓之跡」の碑が建立されています

わずか20分足らずの町歩き・・😐 町歩きというのもおこがましい短時間ですが、それなりに記憶に残る景色に出会えました。

訪問日:2014年11月16日

 


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2 コメント

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山名氏 (まっち)
2023-09-21 00:26:54
大名の興亡にはことさら興味を惹かれるので、ついつい山名ネタになってしまいます。
足利前期には一族で11か国の守護となり「六分の一殿」と称された山名も、応仁の乱以降急激に衰退。
でも6000石でも名を残せたのならはっぴぃ♪なんでしょうね?
tibinekoさま宅はテレビがないとのこと(我が家もありませんがNHKはオンデマンド契約しています)ですが、昨年放送の鎌倉殿の13人という大河で登場した鎌倉幕府重鎮13名のうち、維新まで大名として家名が継続したのは大江広元末裔の毛利ただ一人。
それに比べたらお公家さんのお宅、特に藤原摂関家の本流は天皇家に匹敵する長命ですねえ~
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浅く広く(^^;) (tibineko)
2023-09-21 02:20:16
六分の一殿で検索すると、すさまじい権力争いが繰り返された事が述べられており、読み進むだけで力を使い果たしました(笑)

それにしてもまっちさん、守備範囲が広いですね。
しかもとても深く様々な視点から歴史を紐解いてくれる。
尊敬します!!
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