第3の支援者構想委員会 キャリアコンサルタントの未来を考える。

キャリアコンサルタントは、親でも上司でも先生でもない「第3の支援者」。これからのキャリアコンサルタントの未来を考えたい。

中年フリーターの真因とは?

2015年11月25日 | 日記
聞こえは良くないが現実です。

ただ、

そこには産業構造の大きな変化が真因だと考えます。

●ドッグイヤーからマウスイヤーへ、と言われるビジネススピードの加速化

●正社員職務の極端な高度化

●グローバル化の加速

●ICTの加速

●産業のサービス化

●メーカーのSPA(製造小売り業化)

等、社会学でいうモード1からモード2に入った極度の加速化産業構造。

中年でもついていけません。

就業者は皆が皆、優秀で主体性があり、ポテンシャルの高い高度なビジネスマンではないのです。

ちょっとしたきっかけで「正社員雇用」という線路に乗れなければ、フリーターという荒野から

抜け出られなくなるのが今の日本社会。

教育も追い付いていけないのです。

正社員を維持するために非正社員を多用しなければ立ち行かない社会。

非定型雇用の加速化は止まりません。

飛躍的な話ですが、

「荒野」なら、堂々とボヘミアン(自由奔放な生活を追究する人々)の道を生きていくのも

いいのではないでしょうか。

正社員雇用も、歩む先は「荒野」なのです。

で、あれば将来不安は同じなのであれば、心豊かに生活するほうがむしろ得というもの。

価値感の全く違う世界に踏み出す勇気とおおらかさがあれば、それもいいのではないでしょうか。

ただ、一つ。荒野を歩くのには必要なものがあります。

それは

「なにをするのか」

すべきことを見いだせない自由ほど、つまらないものはありません。

正社員雇用の支援だけが、これからのキャリアコンサルタントの支援ではないように思います。




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http://mainichi.jp/feature/news/20150804mog00m040007000c.html

日本の非正規雇用労働者の数は、1990年代前半のバブル崩壊後に経済が長期停滞した「失われた20年」の間に右肩上がりに増加し、その数は2015年1〜3月期平均で1979万人と、労働者全体の37.7%に達している。ここ数年は景気が比較的安定し採用環境も改善していることなどから、34歳までのいわゆる「若年フリーター」はピークの03年からは減少している。だが、90年代後半からの「就職氷河期」に直撃された世代を含む35歳以上の「中年フリーター」については増加に歯止めがかかっていない。年金・保険などセーフティーネットの強化や正社員への転換を後押しする制度作りなどに社会全体で取り組む姿勢が求められている。
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