うまくは言えないけど

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TON

2005年05月14日 | 本のはなし
TONという絵本を買いました。

イラストレーターの三浦太郎さんが描かれた絵本で、2004年ボローニャ国際絵本原画展で入選した作品です。あのブルーノ・ムナーリとの本づくりで知られるイタリアのコラーイニ社から出版されているものです。

「あの」と書きましたが、ブルーノ・ムナーリの事はほとんど知りませんでした。今、神戸のセレクト本屋さんのvivo,va bookstoreさんが3周年記念でコラーイニの絵本展をされています。それでほぼ初めて知りました。日本の絵本とはかなり感じが違って、大人の絵本といった感じです。内容はもちろん、紙や装丁、作りなどかなり凝っていて驚かされます。

TONはかなり男の子向けの内容です。TONは重さのトンです。ページをめくると20Kgから10000トンまでの重さのものが順番に描かれています。紙質もよく、ちょっと面白い作りになっていて、楽しい絵本になっています。以前からずっと欲しかったのですが、日本でなかなか手に入らなかったのと、結構高い(2700円)ので、二の足をふんでいましたが、今回思い切って買いました。

三浦さんは今年のボローニャ国際絵本原画展で「TOOLS」という、道具とそれを使う職業をテーマにした絵本で入選されました。この作品もまた、コラーイニから出版されると思うので楽しみです。