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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

勘定ほどほど銭たくさん ~ 大阪産業創造館セミナー

2006年05月20日 | 経営の話
昨日、大阪産業創造館にて決算書セミナーを実施した。
テーマは「貸借対照表」であった。

損益計算書は、いくら儲かって、いくら損したのかを示している。

従って、商人の頭の中をそのまま数字に落とし込む形になるので、社長にとって
とっつきやすいところはある。

ただ貸借対照表は、損益計算書と比較すると、とっつきにくい面がある。

社長の中には、損益計算書は読めても貸借対照表は読めないという方が多いのも
うなずける。


しかし、お金を残す経営を目指すうえでは、貸借対照表はすごく大切である。

寝ているお金をいかにたたき起こし、究極の資産「現金キャッシュ」を手元に
増やしていくか。

我々税理士が頭を痛める現象の一つに「勘定合って銭足らず」がある。

つまり、帳簿上は利益がたくさん出て、それ相応の税金がかかるのに、帳簿上の
利益に見合った現金キャッシュがない状況である。

中小企業にとって理想的なのは「勘定ほどほど銭たくさん」だと私は考えている。

ただこういう状況にするには、日本の税制構造上、無手勝流では不可能である。

生きた税法の知恵も求められる。


今日を皮切りに来月までに10本のセミナー講師を務める予定になっている。

新会社法施行により、従来の社長のお金の常識が崩壊した今、税理士の使命として
どんどん私の考えを世に情報発信していきたいと思いますので、よろしくお願い
します!

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