goo blog サービス終了のお知らせ 

ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

好事魔多し ~ 信長も私たちも同じ失敗を繰り返す?

2012年08月27日 | 日記
「好事魔多し」という格言があります。

良いことが続く時にはとかくアクシデントが起きやすい。
だから、気をつけるようにという戒めですね。



ただなぜ「とかく」起きやすいのか?

それは、気が緩んで脇が甘くなるということがあると
思います。


歴史をひも解き、「本能寺の変」がなぜ起きたのか
を考えると、そのヒントが浮かび上がります。



なぜ信長は少人数の小姓のみを引き連れて本能寺に
泊まったのか?

乱世の収まっていないこの時代、主君が寝首を取られる
ことのないようにするのは、大名の最低限のリスク管理
だったはず。

しかし光秀の襲来時、肝心の信長の周囲には森蘭丸らの
近習しかいませんでした。



この背景に武田家を滅亡に追いやったことが挙げられて
います。

信長は、信玄や勝頼が率いる武田軍に対し、長年にわたり
脅威を感じていました。

そんな中、武田氏に内部崩壊の動きがあるのを見て、
信長が武田領に本格侵攻したのは、長篠の戦いの実に
7年後のこと。

本能寺の変のわずか1ヶ月半前。


信長は本能寺への道中、安土城から持参した天下の名物
茶器を並べ、公家衆や大商人に見せびらかすなど、およそ
戦場に赴く途中とは思えない様相だったそうです。


あの信長でさえ、武田軍のプレッシャーからの解放感の前
では、リスク感覚が吹き飛んでしまった可能性が高い。

そう分析する見解もあります。



▼勝って兜の尾を締めよ

という格言もあります。

ちょっとうまくいったからといっていい気になっていたら、すぐに
痛い目に遭う。

「危機の時代」の今、経営の舵取りがほんとに難しいですね。

でも古今東西、戦国時代も現代も同じ失敗が繰り返されています。

お互いしっかり肝に銘じたいですね。






最新の画像もっと見る