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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

いま、相続・贈与はこう進めなさい! IN 甲府

2012年10月09日 | 日記
先日、甲府に遠征してきました。

日本生命・甲府支社主催の生前贈与対策のセミナー講師を
務めるためです。

50名ほどの方に参加頂きました。



▼美田を子孫に残すな

かの西郷隆盛の名言です。

生前贈与対策を練るには、単に節税や争族のことを考える
だけではいけません。


大切なのは、財産を渡した子供がこれから真に豊かな人生を
歩むことです。



子供や孫に金融資産をすぐに渡してしまうと、たちまちのうち
に消費してしまう恐れがあります。

人間だれしも手元にお金があると使いたくなるもの…



自分で汗水流して働いたお金で、自分へのご褒美のために
たまに贅沢をして浪費する。

これは必ずしも悪いことではありません。

自分へのご褒美を励みに仕事を頑張れるというのもあります。

また「良いホテルに泊まって、美味しい料理を食べよう!」

ということでお金を払うと、せいぜい6~7万円。

そうすると「6万円でこれだけのことができるのか!」
と感情がお金にひもつき、真の金銭感覚が身につくという面
もあります。



日経新聞の本社モニター調査によれば、

▼継ぐ人が相続財産についてどう感じるか?

の質問に対する回答として、

★自分や家族の将来を考えると、あればありがたい

★相続財産がないと苦しい

などと合わせると、7割近い人が相続財産に期待を寄せている
そうです。

しかし、親からの生前贈与で目先すぐに多額のお金を手にして
しまうと、金銭感覚が狂ってしまう恐れがあります。



だからといって、財産を子供に残すべきではないということ
ではありません。

デフレ不況の中で所得が伸び悩む中、現役世代にも老後不安が
増しています。

ですから、親世代が子供の将来を案じるがあまり、今まで築いて
きた資産を渡してあげたいという親心は当然でしょう。



そういうことも考えながら、「財産の渡し方」にはひと工夫が
必要なのです。

このお話は次回に続きます。
 

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