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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

不況を突破するために今何をするべきか?

2010年05月18日 | 日記
今日は、ホテル日航大阪にて講演を務めました。

主催は、社団法人 西日本プラスチック製品工業協会。

西日本地区のプラスチック製品の製造業の方々で構成される社団法人の由緒ある公的団体で
いらっしゃいます。

講演テーマはズバリ、

◎不況を突破するために今何をするべきか?

今日は通常総会ということもあり、100名を超える方々にお話させて頂きました。


他社と大きく差をつけるために大事なのは、

★緊急性は低いが、重要性の高い仕事をどれだけこなせるか

ということです。


経営の現場でよく聞かれるのは、社長自身が日常業務に追われ、抜本的な改革の打ち手
が実行できないということです。

頭では「やらないといけない」とわかっていても、行動が伴わない…

ただこの壁をどこかで突破しないと、経営体質はいつまでたっても変わりませんよね。

そこで、今日は製造業の経営者として、他社より頭ひとつ抜け出し、不況突破体質へ
一気に会社を持っていくために必要な行動について、ポイントをお話させて頂きました。



講演後は場所を移動して、懇親会がありました。

その中で名刺交換させて頂いた、協会の役職を務めておられる会員企業の三代目経営者のお話は
大変興味深いものでした。

「この業界の経営者はみんな先行きに不安を覚えている。

 目先の景気もそうだけど、事業承継も含めて考えれば、プラスチック製品自体が後継者
 に引き継がせるべき価値のあるものなのかと心配する声が多い。

 これからの後継者は技術だけを学ぶのではなく、英語をきちんと話せるようになって、
 グローバルに事業展開できるスキルを身につける必要がある。

 もう国内の狭い世界の中で物事を考えていたらダメ。」


お話によれば、この会社もアジアに製造拠点を置かれ、英語と中国語の二ヶ国語に堪能な
息子さん(四代目)が統括しているとのこと。

大変素晴らしいですね。


四代目の時代には創業100年を迎えられるそうですが、さすが長寿命の会社は着眼点が
素晴らしいですね。


こういうスケールの大きいお話を耳にすると、景気は底を打ったとか、景気回復の兆しが
見えてきたとか、そういう近視眼的な見方で今日の激動期は乗り切れないと改めて認識させられ
ました。


長期的な大局観に基づくグローバルな視点で自社がどのような方向に向かうべきなのか、
私たち経営者は脳ミソに汗をかかないといけないですね。



西日本プラスチック製品工業協会の皆様、本日は誠にありがとうございました!





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